この季節の花咲く八ヶ岳といったら、最初に思い浮かべるのはツクモグサやウルップソウが咲く横岳の稜線であろう。花咲く岩場の向こうに赤岳や硫黄岳、反対方向には蓼科山が聳え立つ横岳のお花畑は確かに素晴らしい。しかし、今回訪れるのは山梨県側にあるお花畑である。横岳ほどの華やかさは無く、まだ花の時期には早いのだが、7月中旬から8月になるとタカネナデシコやハクサンイチゲ、ミヤマダイコンソウ、そしてシコタンハコベなどの花が咲き誇る。そしてマニアックではあるがリシリカニツリやヒゲハリスゲなどの珍しいイネ科やカヤツリグサ科の植物も生育している。今回の一番の目的はムシトリスミレの個体数を見に行くことと、昨年8月に訪れた際に発見したチシマゼキショウないしはヒメイワショウブと思わしき植物の確認である。花が咲いてくれていれば良いのだが、行ってみないと分からない。
展望台から見る富士山。今日は良く見えるが、暑くなりそうである。まずは編笠山を目指す。
ミヤマモジズリの葉。花穂がまだ伸びてきたばかりである。
ミヤマフタバランはまだ蕾
たぶんこれはカラフトミヤマシダ。日当たりの良い場所だと小さいようである。
背が高く、たぶんヤマスズメノヒエ
編笠山山頂。きついハシゴと急登の登りで体力消耗。
山頂からの眺望は抜群である。甲府盆地と富士山。
南アルプスの眺望
山頂に咲いていたタカネバラ
トガスグリと思われる。富士山にしか無いと思っていたがここにも生育していた。
青年小屋に下りる。これから目指すギボシの双耳峰と右に権現岳。
キバナノコマノツメとヤマスズメノヒエ
咲き始めのムカゴトラノオ
たぶんミヤマゼンコ
圧巻のスギカズラ群生
スギカズラ。あまり見かけないシダである。
アスヒカズラが少しだけあった。
初めて見るこの白いスミレ
ウスバスミレ。八ヶ岳にあるとは聞いていたがこの季節にお目にかかれるとは思ってもいなかった。
青年小屋で大休憩し、昼食をとる。暑かったので水をだいぶ使ってしまい、水場に行って1リットルほど水を汲んでから出発である。
小屋の脇に咲いていたミヤマクロユリ。たぶん植えたものであろう。
ギボシが迫る。
ヒメシャジンはまだ花芽が見えていない。
咲いたばかりのハクサンチドリ。昔に比べるとだいぶ少なくなったと思う。
シコタンソウも咲き始めたばかり。
ミヤマオダマキ。ちらほらと咲いている。
ミヤマシオガマもまだ咲き始め。
目的の花のひとつ、ムシトリスミレはほぼ満開。
個体数もそれなりにあるのを確認した。岩の隙間に生えていることが多いが、ここではガレた石のところに生えている。
たぶんミヤマアシボソスゲ。まだ若くて小さい。
イワスゲもまだ成長しておらず小さい。
良い位置に生えていたヒゲハリスゲ
別の個体。雄しべと雌しべが見えており、結実前の花の時期に見られたのは幸運だった。
期待していたのはクモマスズメノヒエだったのだが、これは小型ではあるが花穂が垂れ下がっておらずタカネスズメノヒエと思われる。
そしてこれがいちばん見たかった花。
これはチシマゼキショウである。
昨年見つけた時は結実しており、チシマゼキショウかヒメイワショウブのいずれかだと思っていたが、これで確定できた。
暑くて遠かった八ヶ岳の花園だが、苦労するに十分な花に出会うことが出来た。
チシマゼキショウの花は少し遅いのではないかと心配していたのだが、ちょうど見頃の良い時期に訪問することが出来た。疲れが吹き飛んで満足して下山となった。
展望台から見る富士山。今日は良く見えるが、暑くなりそうである。まずは編笠山を目指す。
ミヤマモジズリの葉。花穂がまだ伸びてきたばかりである。
ミヤマフタバランはまだ蕾
たぶんこれはカラフトミヤマシダ。日当たりの良い場所だと小さいようである。
背が高く、たぶんヤマスズメノヒエ
編笠山山頂。きついハシゴと急登の登りで体力消耗。
山頂からの眺望は抜群である。甲府盆地と富士山。
南アルプスの眺望
山頂に咲いていたタカネバラ
トガスグリと思われる。富士山にしか無いと思っていたがここにも生育していた。
青年小屋に下りる。これから目指すギボシの双耳峰と右に権現岳。
キバナノコマノツメとヤマスズメノヒエ
咲き始めのムカゴトラノオ
たぶんミヤマゼンコ
圧巻のスギカズラ群生
スギカズラ。あまり見かけないシダである。
アスヒカズラが少しだけあった。
初めて見るこの白いスミレ
ウスバスミレ。八ヶ岳にあるとは聞いていたがこの季節にお目にかかれるとは思ってもいなかった。
青年小屋で大休憩し、昼食をとる。暑かったので水をだいぶ使ってしまい、水場に行って1リットルほど水を汲んでから出発である。
小屋の脇に咲いていたミヤマクロユリ。たぶん植えたものであろう。
ギボシが迫る。
ヒメシャジンはまだ花芽が見えていない。
咲いたばかりのハクサンチドリ。昔に比べるとだいぶ少なくなったと思う。
シコタンソウも咲き始めたばかり。
ミヤマオダマキ。ちらほらと咲いている。
ミヤマシオガマもまだ咲き始め。
目的の花のひとつ、ムシトリスミレはほぼ満開。
個体数もそれなりにあるのを確認した。岩の隙間に生えていることが多いが、ここではガレた石のところに生えている。
たぶんミヤマアシボソスゲ。まだ若くて小さい。
イワスゲもまだ成長しておらず小さい。
良い位置に生えていたヒゲハリスゲ
別の個体。雄しべと雌しべが見えており、結実前の花の時期に見られたのは幸運だった。
期待していたのはクモマスズメノヒエだったのだが、これは小型ではあるが花穂が垂れ下がっておらずタカネスズメノヒエと思われる。
そしてこれがいちばん見たかった花。
これはチシマゼキショウである。
昨年見つけた時は結実しており、チシマゼキショウかヒメイワショウブのいずれかだと思っていたが、これで確定できた。
暑くて遠かった八ヶ岳の花園だが、苦労するに十分な花に出会うことが出来た。
チシマゼキショウの花は少し遅いのではないかと心配していたのだが、ちょうど見頃の良い時期に訪問することが出来た。疲れが吹き飛んで満足して下山となった。
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