平成21年12月31日 天候晴れ
竜ヶ岳は正月のダイヤモンド富士が有名で、普通ならば年始に登るのだろうが、大混雑必至なので、1日早くこの年最後の日の出を見に行った。
月が沈んだ直後の本栖湖越の南アルプス.山のように見えていたのは雲だった.月が昇っていたのだが,三脚を立てる場所を探しているうちに沈んでしまった.
本栖湖畔の駐車場を5時に出発、同じようにダイヤモンド富士を見に登って行く人が数人いた。45分ほどで本栖湖越しに南アルプスが見える休憩所に到着。ちょうど月が沈んでゆくところだったが、写真で見ると山は見えておらず、シルエットで見えているのは雲だった。
山頂への登り斜面で三脚を構える.竜ヶ岳らしく,笹原と木を入れた構図にしたのだが・・・
露出を切り詰めて暗くしないとダイヤにならない.そうすると,木と笹原が真っ暗になってしまう.
竜ヶ岳山頂でのダイヤモンド富士は7時半過ぎ(日の出から約1時間遅れて富士山頂に太陽が来る)なので、楽勝で間に合う時間だが、今回は山頂ではなく太陽がちょうど富士山の真ん中あたりに来る山頂への急斜面の途中から狙うことにした。できれば竜ヶ岳らしく、笹原と木の枝を入れて撮りたい。振り返って場所を確認しながら、2~3ヶ所良さそうな場所を見つけて三脚を構える。ちょうど私の横に山歴20年を越えるベテランの登山家、富士市でラーメン元気を経営されている野崎さんという方がいて、山や写真談義をしながら日の出を待つ。野崎さんは休みの日はほぼ毎週のようにどこかの山に登っておられ、今年の休みで登らなかった日は2~3回しかなかったという山が大好きな方だ。日本百名山も北海道と九州の屋久島を除いてほぼ登っている。
御坂の山塊に日が射し始める.
今年最後の竜ヶ岳ダイヤモンド富士
竜ヶ岳ダイヤモンド富士 フレアの発生を防ぐために太陽をど真ん中に持ってくる.これをトリーミングすれば作品になる.
斜めのこういう構図のほうが落ち着くが,フレアが出るのは止むを得ず.
話をしながら待つこと1時間、7時47分、ようやく富士山頂に太陽が昇り、ダイヤモンド富士の時間となった。4年前に初めてこの山の山頂でダイヤモンド富士を見た時は本当に感動したが、その後富士見山、雨ヶ岳、毛無山をはじめとして何度もダイヤモンド富士を見てきたためか、あまり感動しなくなってしまった。また、この日は雪が無く、気温も高めでやや霞のかかる空気だったため、キラキラに輝く厳冬のダイヤとはならなかったこともある。撮ったには撮ったが、抱いていたイメージとはだいぶ違う写真になってしまった。今まででいちばん良かったのは雪を踏み、凍える一夜を過ごして見た2月の毛無山からのダイヤではないだろうか。雪原を照らして昇る朝日は本当に綺麗だった。しかし、レンズが結露して氷の膜が張り、写真としての出来はいまいちだった。日程と天候が合えば、今年こそリベンジに行きたいと思っている。その時は野崎さんもご一緒してくれるというので、頼もしい人と知り合いになれた。ちなみに毛無山標柱点(山梨百名山と環境省の標柱が立つピーク)あたりでダイヤモンド富士になるのは2月20日ごろである。たっぷりの雪と雲海上のダイヤモンドになれば最高なのだが、なかなかそういう情景にはめぐり会えない。
竜ヶ岳山頂.薄雪が積もり,少しだけ樹氷ができていた.今年は雪が少ない.
山頂からの富士山.すっきりと見えているわけではなく,少し霞がかかっている.そのためダイヤの輝きがいまひとつとなってしまっている.
野崎さんと山頂を踏み、裏側の本栖湖湖畔に直下りするルートを通って下山した。来年はどんな景色を見ることができるのか、楽しみである。
竜ヶ岳は正月のダイヤモンド富士が有名で、普通ならば年始に登るのだろうが、大混雑必至なので、1日早くこの年最後の日の出を見に行った。
月が沈んだ直後の本栖湖越の南アルプス.山のように見えていたのは雲だった.月が昇っていたのだが,三脚を立てる場所を探しているうちに沈んでしまった.
本栖湖畔の駐車場を5時に出発、同じようにダイヤモンド富士を見に登って行く人が数人いた。45分ほどで本栖湖越しに南アルプスが見える休憩所に到着。ちょうど月が沈んでゆくところだったが、写真で見ると山は見えておらず、シルエットで見えているのは雲だった。
山頂への登り斜面で三脚を構える.竜ヶ岳らしく,笹原と木を入れた構図にしたのだが・・・
露出を切り詰めて暗くしないとダイヤにならない.そうすると,木と笹原が真っ暗になってしまう.
竜ヶ岳山頂でのダイヤモンド富士は7時半過ぎ(日の出から約1時間遅れて富士山頂に太陽が来る)なので、楽勝で間に合う時間だが、今回は山頂ではなく太陽がちょうど富士山の真ん中あたりに来る山頂への急斜面の途中から狙うことにした。できれば竜ヶ岳らしく、笹原と木の枝を入れて撮りたい。振り返って場所を確認しながら、2~3ヶ所良さそうな場所を見つけて三脚を構える。ちょうど私の横に山歴20年を越えるベテランの登山家、富士市でラーメン元気を経営されている野崎さんという方がいて、山や写真談義をしながら日の出を待つ。野崎さんは休みの日はほぼ毎週のようにどこかの山に登っておられ、今年の休みで登らなかった日は2~3回しかなかったという山が大好きな方だ。日本百名山も北海道と九州の屋久島を除いてほぼ登っている。
御坂の山塊に日が射し始める.
今年最後の竜ヶ岳ダイヤモンド富士
竜ヶ岳ダイヤモンド富士 フレアの発生を防ぐために太陽をど真ん中に持ってくる.これをトリーミングすれば作品になる.
斜めのこういう構図のほうが落ち着くが,フレアが出るのは止むを得ず.
話をしながら待つこと1時間、7時47分、ようやく富士山頂に太陽が昇り、ダイヤモンド富士の時間となった。4年前に初めてこの山の山頂でダイヤモンド富士を見た時は本当に感動したが、その後富士見山、雨ヶ岳、毛無山をはじめとして何度もダイヤモンド富士を見てきたためか、あまり感動しなくなってしまった。また、この日は雪が無く、気温も高めでやや霞のかかる空気だったため、キラキラに輝く厳冬のダイヤとはならなかったこともある。撮ったには撮ったが、抱いていたイメージとはだいぶ違う写真になってしまった。今まででいちばん良かったのは雪を踏み、凍える一夜を過ごして見た2月の毛無山からのダイヤではないだろうか。雪原を照らして昇る朝日は本当に綺麗だった。しかし、レンズが結露して氷の膜が張り、写真としての出来はいまいちだった。日程と天候が合えば、今年こそリベンジに行きたいと思っている。その時は野崎さんもご一緒してくれるというので、頼もしい人と知り合いになれた。ちなみに毛無山標柱点(山梨百名山と環境省の標柱が立つピーク)あたりでダイヤモンド富士になるのは2月20日ごろである。たっぷりの雪と雲海上のダイヤモンドになれば最高なのだが、なかなかそういう情景にはめぐり会えない。
竜ヶ岳山頂.薄雪が積もり,少しだけ樹氷ができていた.今年は雪が少ない.
山頂からの富士山.すっきりと見えているわけではなく,少し霞がかかっている.そのためダイヤの輝きがいまひとつとなってしまっている.
野崎さんと山頂を踏み、裏側の本栖湖湖畔に直下りするルートを通って下山した。来年はどんな景色を見ることができるのか、楽しみである。
>フレアの発生を防ぐために太陽をど真ん中に
>持ってくる.これをトリーミングすれば作品
>になる.
これは参考になります。また教えて下さいね。
さあ、元日のレポが楽しみで~す♪
年末には釈迦ヶ岳にも登ったのですが良い写真は撮れなかったので記事は書きません。その後2山登った記事、これから書きます。お楽しみに。