標高の高い原野に生育する 落葉小高木である。葉や花はズミ(コリンゴ)に似ているが、エゾノコリンゴは幼葉が両縁から内側に巻き込むように出るのに対して、ズミは中央で折れ曲がるか、あるいは和服を纏うように折れ畳んで出る。また、成葉ではズミに欠刻状の葉が混じるのに対してエゾノコリンゴはない。葉質はズミよりもやや厚くて革質で、やや光沢がある。花は白色で5弁であるが、ピンク色が混じるものもある。果実は径 8 ~ 10㎜、赤熟する。花期は 5 ~ 6 月。山梨県では八ケ岳や奥秩父、南アルプスに散在しており、清里の美ヶ森は観察するのに適地である。
2018年山梨県カテゴリー:準絶滅危惧(NT) 2005年山梨県カテゴリー:準絶滅危惧(NT) 2017年環境省カテゴリー:なし
エゾノコリンゴ 2022年5月 清里美ヶ森で撮影
満開のエゾノコリンゴ
エゾノコリンゴの花。花が満開の頃にはまだ葉は十分には展開していない。
幼葉は葉の両側からくるりと巻いて出て来る。良く似たズミは和服の襟のように両側を折れ畳んで出る。
ピンク色が混じることがあり、花が開くとともに色は薄くなる。
薄ピンク色の花
木の幹はうろこ状にひび割れる。
果実は赤みを帯びる。 2022年6月に撮影。
➡山梨県の絶滅危惧のバラ科植物一覧
⇒山梨県2018年版レッドリストの植物
2018年山梨県カテゴリー:準絶滅危惧(NT) 2005年山梨県カテゴリー:準絶滅危惧(NT) 2017年環境省カテゴリー:なし
エゾノコリンゴ 2022年5月 清里美ヶ森で撮影
満開のエゾノコリンゴ
エゾノコリンゴの花。花が満開の頃にはまだ葉は十分には展開していない。
幼葉は葉の両側からくるりと巻いて出て来る。良く似たズミは和服の襟のように両側を折れ畳んで出る。
ピンク色が混じることがあり、花が開くとともに色は薄くなる。
薄ピンク色の花
木の幹はうろこ状にひび割れる。
果実は赤みを帯びる。 2022年6月に撮影。
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