福島原発事故の収拾は長期化する事が明白になって来ました。
マスコミでは連日そのニュースが流れています。今までの自民党主導の中で進めらてきた原子力発電政策を推進していた政治家、経済産業省、東京電力などの責任追及をしたりするのは後に回しましょう。原発事故の戦犯探しをする週刊誌もあります。しかしそういう事は今してはいけません。
今、日本には、そんな事よりも早急にしなければいけない事が山積しています。それは大津波で家族や家財、田畑、漁船を根こそぎ さらわれてしまった人々への救援です。犠牲になった人々の鎮魂と祈りです。
大津波から1ケ月たって、直接大津波に襲われなかかった人は何となく、少しずつ、少しずつ、記憶が弱くなっていきます。それは人間だから仕方の無い事かも知れません。しかし被災地の復興はこれからです。避難所では、冷たいオニギリを夕食にしている人々がまだまだ沢山います。
時々、下の様な写真を見て、被災地の窮状へ想いを馳せ、心を寄せて、復興への支援をしましょう。何も出来ない人は涙を流し、同情の気持ちを送りましょう。犠牲になった人々の鎮魂の祈りをしましょう。それをしながら以前の生活、特に経済的な活動をしましょう。経済を活性化しましょう。そんな願いで下の写真をお送りします。(出典は東日本被災状況写真集からです)
今回の東日本大震災の被害は地震と大津波による被害だけではありません。福島原発の撒き散らす放射能で避難生活をしている人々もいます。
半径20km以内の人々は退去指示が出て、皆が急に移住したのです。後にはペットや家畜が放置され、田畑は荒れ放題です。
下の写真はある人が半径10km以内の乳牛農家を訪問して撮った写真です。誰も餌や水を与える人が居なくなったので乳牛は静かに生を終えて行きます。悲惨です。この写真の出典は、http://rocketnews24.com/?p=87005です。
このような悲惨な写真を朝から敢えて転載したのは理由があるからです。それは半径10km以内でも餌や水を与えに短時間通う事は決して危険でないのです。十分な防護服を着て、密閉した車で往復して、餌を与える時だけ車から降りて短時間で作業を終えて、帰ってくれば良いのです。線量計を持った東京電力の社員が付き添えばよいのです。東京電力福島支店の社員へ対して代行してもらっても良いのです。放射能を闇雲に恐れないで対応する事も重要ではないでしょうか?そんな思いがしたのでこの写真を掲載いたします。
今日は東日本の避難所に居る全ての人々が少しでも前向きな気持ちになるようにお祈り致します。全国の人々が被災地の人々へ心を寄せ、支援するようにとお祈りいたします。大和民族よ強くあれと祈ります。藤山杜人