火力発電はもっとも安全で安価な発電方法です。しかし大量の炭酸ガスを放出する事だけが大きな欠点です。
そこで発電所の煙突から炭酸ガスが放出されないようにする技術が研究されています。「二酸化炭素回収・貯留技術(CCS技術)」と呼ばれる方法です。以下に図面と簡単な説明文をご紹介致します。
出典は、http://www.jpower.co.jp/bs/karyoku/sekitan/sekitan_q03.htmlです。
燃料が燃えるときCO2が出ることは避けられません。そこで発生するCO2そのものを回収し封じ込める「二酸化炭素回収・貯留技術(CCS※4)」の開発が進められています。
CCSは発電時に発生したCO2を回収し地中へ閉じ込める方法で、国内外の機関が研究を進めています。将来、世界のCO2排出量の約100年分に相当する2兆t-CO2を世界全体で貯留できる可能性があるといわれています。
CCS法を開発している会社もあります。日本CCS調査株式会社です。
(http://www.japanccs.com/whats/whats.html)をご覧下さい。
CCSとはCarbon dioxide Capture and Storageの略であり、二酸化炭素(CO2)の回収・貯留を意味します。人類は、豊かな生活を築くために、数千万年以上にわたって地中深くに溜まっていた化石燃料を取り出して利用してきました。化石燃料を利用する際にはこれを燃やし、そのときにCO2が発生します。その結果大気中のCO2が増加し地球温暖化を招いています。CCSは、工場や発電所で発生するCO2を捕えて、地中貯留に適した場所まで運び、貯留する技術であり、早期大規模削減を可能にする重要な温暖化対策と期待されています。
今回の大災害が起きてすぐの頃、東京都の知事の石原慎太郎氏がこの大きな天災は天罰だと言いました。日本人があまりにも驕っていたから天誅が下ったという意味でした。その感じ方には賛成出来ます。
しかし大津波で家族を失った直後の人々にとって誤解しやすい発言でないでしょうか?タイミングを考えて発言すべきだと感じたのは私だけだったでしょうか?
家族を失っただけでなく田畑や漁船などを津波に襲われ、生活のすべも無くなり、目の前が真っ暗になっている被災者へ「天罰がくだった」という言葉だけが伝わったとしたら、それは心穏やかではありません。
正しい事なら何時言っても良いというものではありません。心に大きな傷を負った人間が落ちついてから言っても良い事だったと残念に思います。
東日本の漁師や農民は真面目に毎日えいえいと働いていたのです。家族を愛し、少しずつ貯金をして車を買ったり、質素な家を作ってきたのです。決して驕り高ぶるような人々ではないのです。そのような人々が不運にも天災に襲われたのです。その不運、不幸に同情し、心を寄せるのが人間らしい態度です。そして全ての亡くなった人々の鎮魂を強く、強く祈るべきと思います。特に人生の途中だった人々や、亡くなった子供たちはさぞ残念だったことでしょう。心からの鎮魂の祈りを捧げます。
不幸な天災や事故がこれ以上起きないように神様に祈るのは正しい行為です。
神様へ亡くなった人への慈しみを願い、祈るのは正しい事です。被災者の健康と立ち上がる勇気を祈るのは正しい事です。神様を恨んではいけません。神は人間を大切に思い、愛しているのです。
今日は亡くなった全ての人々の鎮魂をお祈りいたします。そして被害者が一刻も早く将来の生活について前向きの気持ちになれますように神様へ強くお祈り申し上げます。福島原発の事故の故に故郷を離れた人々の為にも強くお祈り申し上げます。藤山杜人