後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

江戸時代の遺産に感謝しながら散歩して来ました

2011年09月09日 | 写真

徳川家康が江戸幕府を作ってすぐに玉川上水を掘りました。多摩川の上流の羽村の堰から綺麗な水を取り入れ、延々40kmほどの掘りを作ったのです。それはほぼ直線で江戸の四谷の堰まで続いていました。

明治になり、他の水源を用いた水道が完備され、玉川上水は不要になりました。

しかし現在は上水に少量の水を流して緑地帯にしています。玉川上水に沿ってクヌギやケヤキがびっしりと茂り、その下には気持ちの良い遊歩道が延々と続いています。羽村の堰からJR中央線の三鷹駅まで30kmほども遊歩道があるのです。それは長い、長い緑の公園のようです。

私がよく歩くのは小平運動公園から上下へ向かって数キロです。広い無料駐車場があるのでゆっくり歩けます。今日も3kmほど歩いて来ました。木陰の気持ち良い道です。これこそ江戸時代の貴重な遺産として、いつも感謝しながら散歩をしています。

緑豊かな写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。

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ブログは落書きと同じで下らないと言う人も居ますが・・・下らないブログと下るブログの違い

2011年09月09日 | 日記・エッセイ・コラム

いきなり雑な言い方で恐縮ですが、子育て日記や食べ物のことばかり書いてあるブログには下らないものが多いようだと言う人がいます。

書くことによって、書いている人の喜びと慰めになっているからそれだけで良いのですと言う人も居ます。

しかしその一方、子育て日記や毎日、何を食べたという記録には全く興味が無いと言う人もいます。

世の中は様々で、人々もさまざまです。それで良いのです。

私自身は下らないブログと下るブログを混ぜこぜにして書いているつもりです。

つまらないブログとは一般にあまりにも個人的な興味で狭い視野で書いたもののようです。

社会性が無いのです。日本全体や国際社会を念頭に置いていなのです。歴史的な視点が皆無なのです。人類がえいえいとして築いてきた文化や宗教に一顧だにしないのです。

一つの例を示します。昨日、埼玉県の聖天寺というお寺を見物して来ました。

とても綺麗な建物が山の斜面に配置してあり、庭も綺麗でしたとだけ書いたら単なる見物記になってしまいます。

しかしそのお寺の裏には日本が朝鮮を領土としていた36年間に亡くなった韓民族(白衣民族)の無縁仏の慰霊塔があったと報告すると、それは単なる見物記ではなくなります。

この短い文章には社会性があります。歴史が書かれています。宗教の一部が書かれています。白衣民族という美しい言葉が彼等の白い伝統的な衣装を思い出させます。

草取りをしていた住職様が、「山の上にある無縁仏の慰霊塔を是非見ていって下さい。本堂までの石段が急ですが、ゆっくり登って下さい」、と言ってニッコリしていました。

下に写真を示します。くどい説明はこれでお終いです。

それはそれとして、

今日もご縁があってこの文章をお読み頂いた皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人

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