徳川家康が江戸幕府を作ってすぐに玉川上水を掘りました。多摩川の上流の羽村の堰から綺麗な水を取り入れ、延々40kmほどの掘りを作ったのです。それはほぼ直線で江戸の四谷の堰まで続いていました。
明治になり、他の水源を用いた水道が完備され、玉川上水は不要になりました。
しかし現在は上水に少量の水を流して緑地帯にしています。玉川上水に沿ってクヌギやケヤキがびっしりと茂り、その下には気持ちの良い遊歩道が延々と続いています。羽村の堰からJR中央線の三鷹駅まで30kmほども遊歩道があるのです。それは長い、長い緑の公園のようです。
私がよく歩くのは小平運動公園から上下へ向かって数キロです。広い無料駐車場があるのでゆっくり歩けます。今日も3kmほど歩いて来ました。木陰の気持ち良い道です。これこそ江戸時代の貴重な遺産として、いつも感謝しながら散歩をしています。
緑豊かな写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。