後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

久しぶりに山の小屋へ行ってきました

2011年09月29日 | 旅行記

今日は空が抜けるような晴天です。山の小屋が朝から呼んでいます。家内と一緒にブラリと行ってきました。

先週降った大雨が上流の山林に豊かに貯えられているので庭の小川の水量が何時もの何倍もあります。流れる水音が背後の雑木林に木霊して美しい音を響かせていました。

清流のそばのテーブルで家内と昼食を楽しみました。静かにしていると小川の中を岩魚が敏捷に泳いでいます。

もう蝉の声もありません。新鮮な空気と水音だけです。人間界から隔絶されたような森の奥です。小屋の写真はこの記事の前の記事にありますので、ここでは庭の小川の写真だけを示します。上から二番の写真は橋に木の枝が掛かって堰となり「沈下橋」になってしまった様子です。

041

028 036 039


別荘を持つことの厳しさと覚悟すべきこと・・・湿気とカビと虫対策

2011年09月29日 | 日記・エッセイ・コラム

046

別荘を持つことを憧れる人々も多いようです。 憧れているのは良いのですが、持ってみると現実の厳しさに辟易する人も多いようです。別荘地のある市町村の役所との関係も面倒なものです。私は上の写真にあるような ”山作業用の小屋” を1973年から所有していて毎年24回位通っています。上の写真の小屋は別荘ではありません。近所には「別荘」と「一般住宅」と「小屋」が散在しています。この三者の違いは地方自治体の規則で、役場が一方的に決めています。不動産税の金額が違います。

簡単に言えば「別荘」は豪華なもの、「一般住宅」はいわゆる別荘地ではない「宅地」に建てた住宅風の別荘です。小屋は山作業や農作業をするための道具置きや、宿泊に使うものです。電気・ガス・水道がついて居ません。しかし電気だけは電動工具のために必要なので引いて良いようです。上の写真の小屋を見に来た役場の人が、「これは山仕事用の小屋という種類になります」と言って山を降りて行きました。当時は周りは鬱蒼とした山林で、電気もありませんでした。成程、山林の中を散策する他、何もすることのない所です。それは現在でも同じですが。

しかし近所の丘に登ると甲斐駒や八ヶ岳の雄大な風景が広がっているので豪華な別荘や別荘風住宅が沢山建つようになりました。30年も通っていると別荘の持ち主とも親しくなり、色々な話や愚痴を聞いてきました。

まず第一に泊まりに行く場合は自宅から布団や衣類を車に積んで持って行く必要があります。湿気を含んだ空気が別荘の中にしみ込んで、布団はシットリと湿っています。カビも生えます。別荘に布団を置いておくと着いたら早速、布団乾燥機で乾燥し、カビを叩いて落とす作業があります。

カビの匂いはみじめな匂いです。布団だけでなく壁から床まで掃除をしてカビを落とします。不動産屋さんは購入の時、「ここは高原で湿気の少ないところです」と強調します。しかしどんな高原でも梅雨の時期と夏の間の湿気は高いものです。夏は気温も上がるのでカビが繁殖します。虫が住みつきます。家の中にカマドウマや得体の知れない虫がいっぱい住み着いています。

別荘番の人を雇って置かない限り、カビと湿気と虫との戦争を避けることが出来ません。

賢い奥様族はこの事態をあらかじめ、よく聞いて、知っています。ですから別荘へは絶対に行かず、素敵なホテルに泊まります。それでもロマンチストの夫が別荘を買うと言えば反対はしません。しかし自分は一緒に別荘に行きません。行けばカビの匂いの中で眠る羽目になります。この苦労は「別荘」でも「一般住宅」でも「山作業の小屋」でも全く同じです。

小屋へ遊びに来てくれる別荘の持ち主が、延々とカビの話をします。夏の間来なかったら、新品の畳の上に6cm位のカビが生えていたとも話していました。夏の間は電気代を気にしないで除湿機と冷房装置を連続運転して帰る人もいます。

下の写真は時々、家内と一緒に泊る「小屋」の様子です。電気だけはあります。別荘を購入することをお考えの方々のご参考になれば嬉しく思います。(終り)

011 008


何度見ても感激する田中一村の絵画世界

2011年09月29日 | 日記・エッセイ・コラム

田中一村画伯の絵画は何度みても圧倒されます。

田中一村の絵を前にして私は言葉が出ません。そこでこのブログでは何度も繰り返しご紹介しています。そして感動的なHPをご紹介いたします。是非、ご覧下さい。ここに掲載した絵画の出典は、http://www.ne.jp/asahi/yoshida/gaia/tanaka/frm.htm です。このHPを書いている方の文章もぜひお読みください。そしてこの方のHP:http://www.ne.jp/asahi/yoshida/gaia/index.htm の数々の随筆も是非全てをお読みください。感動すると存じます。

註:田中一村、1908年ー1977年、69歳で没。以下の出典はWikipedeaより。

1955年の西日本へのスケッチ旅行が転機となり、奄美への移住を決意する。1958年、奄美大島に渡り大島紬の染色工で生計を立て絵を描き始める。だが、奄美に渡った後も中央画壇には認められぬまま、無名に近い存在で個展も実現しなかった。

没後に南日本新聞NHKの「日曜美術館」の紹介でその独特の画風が注目を集め、数年前から全国巡回展が開催され、一躍脚光を浴びる。鹿児島県は奄美大島北部・笠利町(現・奄美市)の旧空港跡地にある「奄美パーク」の一角に「田中一村記念美術館」を2001年オープンした(館長宮崎緑)。生誕100年にあたる2008年には、奈良県高市郡明日香村奈良県立万葉文化館[1](館長中西進)で「生誕100年記念特別展 田中一村展―原初へのまなざし―」が開催された。

Tnk021_2 Tnk061_2

Tnk081


自分のブログへ不愉快なコメントが来ないようにする秘訣

2011年09月29日 | 日記・エッセイ・コラム

94f2e3c41 

(この挿絵の出典:ことめのHP: http://www.ac.auone-net.jp/~kotome/

ブログを書いていると不愉快なコメントを連続的に貰ってショックを受けたり、人間が嫌になりブログを止めてしまう人々が居るといいます。現実に私もネット生活が嫌になり止めてしまった人を知っています。

ところが、私は4年間のブログ体験の中で不愉快なコメントを貰った経験はほんの少数で、圧倒的多数のコメントは好意的で、愉快なものばかりです。元気が出ます。勇気づけられます。人間が好きになります。

手術入院の時などは手術の怖さが和らぎました。結果的に言えば、「ブログ生活は愉快で楽しい」と言えます。そうでなければ飽きやすい私が、毎日ブログを書きながら4年間も続かなかったと思います。

この自分のブログへの不愉快なコメントを避けるために、私は初めから心がけていることがあります。

秘訣といえるかも知れません。その幾つかを書いてみます。

(1)まず内容が一番重要です。読んでくれる人の心が安らぎ、明るい気分になり、元気になるような内容の文章や写真を掲載します。人生を暗く感じさせるような内容のものは一切出さないようにします。

(2)色々な外国や宗教の体験的な話を書いて、人間に共通な善い性格を説明します。共通でない悪い考え方は書かなくとも想像して頂けます。国籍や宗教の違いによる対抗心も自然に消えるような書き方をします。

(3)ブログでは敬語や丁寧語を使います。読んでくれる人々を尊敬しているのです。ですから自然に敬語が出てきます。

しかしコメントを下さる方が丁寧な言葉を使はなくても気にしないようにしています。それはその方の言語能力の問題であり、自分の問題ではないのです。

(4)ブログ世界やその他のネット社会ではお互いに容姿が見えません。人間の悪い側面も見えません。従って、私は全ての人は人格者と仮定してお付き合いをします。全ての男性は美男子であり、全ての女性は素晴らしい美人と想定してお付き合いをします。

当然、敬語や丁寧語が自然に出て参ります。実社会ではないので、そうのように仮定してお付き合いをしても自分に害はありません。

(5)掲載する文章や写真の「内容そのもの」を重視するあまり、美しい文章や上手な写真にするところまで手が届きません。下手な文章です。拙い写真です。

そこで他のブログを書いている方々へ御願いして写真や絵画をお借りして、転載させて頂いています。そうするとこのブログも華やかに飾ることが出来ます。

今日の挿絵の白鳥の飛んでいるイラストも虹河琴女(にじかわ ことめ)さんから2年前にお許しを得て、使わせて頂いています。

(6)以上のように心がけて居ても、たまには実に不愉快千万なコメントが来ることがあります。その対策としてコメントは自動公開にしないで必ず自分の承認の後に公開する方法を取ります。その上、ここが重要なポイントですが、不愉快なコメントは即刻削除して忘れることにします。

世の中には色々な人が居るものです。と軽く受けて、引きずらないことが肝要です。不愉快なコメントに対しては即刻、断固とした処置を取ります。連続するようなら法律的措置をとる決心をしています。

このような心がけを私は2人の別々のアメリカ人から学びました。この二人は私に報酬を払って日本国内の技術動向の調査を依頼してきたのです。メールだけの指示で私は誠心誠意働きました。充分な調査報告書を数回ずつ送ったのです。実に気持ちの良かった仕事でした。

2人とはメールの交換だけで仕事をしました。断片的な報告を送ると、私を褒め、勇気づける内容のメールを即刻寄こします。多彩な内容のメールでした。こちらも本気になって徹底的に調べ上げメールで報告しました。

アメリカ人は容姿、国籍、宗教の違う人間をメールだけで本気で働かせることが出来るのです。一歩進んだネット社会を見る思いでした。その内容はこのブログで別の記事としてご紹介しました。ウオルフ博士とマリア・ソコラッテー先生とのことです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と、楽しいネット生活をお祈り申し上げます。

 藤山杜人