後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

ジャンアンツが敗け込むと朝日新聞の拡張員が家に来ます・・・そして読売は止めなさいと勧誘します

2011年09月25日 | 日記・エッセイ・コラム

門のインターホンで、「読売新聞です!」と誰かが叫んでいます。ジャイアンツファンで読売の販売店のおじさんと意気投合している家内がすぐに出て行きます。するとそこには朝日新聞の拡張をしているおじいさんが居たそうです。

「読売の販売店から米やビール券貰ってる?朝日へ変えてくれれば米とビール上げるよ」と言います。家内がすかさず返事しています。

「私はジャイアンツファンなので朝日は取りません」

「夏だけ替えて朝日新聞の甲子園の高校野球大会を見れば良いと思うよ」

なにせ家が狭いので玄関でのやりとりが良く聞こえるのです。彼がまずい事を言って家内を怒らせてはこちらまでトバッチリをこうむります。

「私は4代にわたるジャイアンツファンですから読売です。朝日は昔、プロ野球の八百長問題で間違った記事を散々書いたから嫌いです」というタンカが出ないかとヒヤヒヤしていました。ところが今日は機嫌が良かったらしく、礼儀正しく、

「私は高校野球はあまり好きではありません。とにかく読売を朝日に変えることはありませんから、どうぞお引き取り下さい」と言います。

「それにしても帰りの電車賃くらいこの爺に稼がせくれよ」「ごめんなさいね」と

家内は取り合わずニッコリ送りだした様子です。

そして驚嘆したことにはそれから暫くして読売の販売店のおじさんがピンポンとやって来ました。朝日が変な勧誘をしているという通報があったようです。

家内は先程の朝日販売店のおじいさんの事を話して、最近のジャイアンツの負けを嘆き合って彼は帰って行きました。これで一件落着です。

しかし、それにしても次元の低い話ではありませんか?

朝日新聞の内容と読売の内容をいろいろな分野の紙面の記事の優劣を話し合いません。販売店から出す景品と野球の事だけで勧誘しているのです。

私は新聞の政治面、国際関係面、文化・科学面、社会面、三面記事、連載小説、連載漫画などを広く見ています。精読はしていませんが見ています。

公平に言えば朝日の方はどの面の記事も上質です。記事の出来栄えから言えば朝日に軍杯を上げています。しかし朝日はきらいです。共産党に肩入れし過ぎます。革新派へ靡いています。保守的な政治家の努力を評価しません。その一流の臭さが厭なのです。

詰まらない駄文を書いてしまいました。失礼します。


秋の旅へのお誘い(9)まったくバカバカしい観光スポットのご紹介

2011年09月25日 | 旅行記

観光スポットをいろいろ考えてお客を呼び込むのが流行しています。中には何故それが観光スポットになるのか全く理解に苦しむところもあります。

理解出来ない理由は自分が魅力あると思う対象と、多くの人々の好みと異なるだけの事です。要するに「好み」の問題なので仕方が無い問題ですね。

9月12日に行った団体旅行では、「関門海峡横断歩道」という観光スポットが売り物の一つになっていました。それを見た家内が興奮して行きたいと言います。

海底に作った歩道専用の通路をひたすら歩くだけのイベントです。私には全然興味がありません。勘弁してもらってバスに乗ったまま向こう岸で待っていることにして旅に出ました。

門司側の海底歩道へ下りるエレべーターの前にバスが着き、皆が降ります。家内が熱心に一緒に歩こうとクドクド言います。長さは800mだけの平坦な道と言うのです。それなら歩けると思い、付き合うことにしました。エレベーターで数十m下りるとホールがあり歩道が延びています。そこをただ歩くだけです。周りを見ると奥さん達が喜々として歩いています。ご主人達はしかめっ面をしながら黙々とついて行きます。

換気の為に地上の暑い空気を取り込んでいるので、中はすごく蒸し暑いのです。

聞くと学校の休みの日は小学生が沢山遊びに来るそうです。エレベーターに乗ったりトンネルを走ったりするのが面白いらしいのです。

半分を過ぎた頃、不可解にも家内がランニングを始めました。走って福岡県と山口県の県境を渡った記録を作りかったのかも知れません。そしてとても面白そうにしています。壁を指して「ガラスになっていてフグが泳いでるのが見えた!」などとふざけています。

おおっぴらに使ってはいけない「女子供は・・・」という言葉がありますが、それを思い出しながら我慢して歩き通しました。

しかし建設した役所の名誉のために付け加えると、この歩道は近隣の住民の生活道路として重要な役割を果たしています。自転車や小型バイクが乗れるように細長いエレベーターが設置してあり、近所の老人が自転車と共に乗りこんで来ました。トンネル内はバイクも自転車も押して歩く規測になっているそうです。毎日ウオーキングやランニングをしている人も多いとのことです。

関門海峡には、従来の鉄道トンネル、新幹線トンネル、国道トンネル、その下の歩道専用トンネル、高速道路トンネルと5本の交通路があります。

その歩道トンネルが一大観光スポットなのですから世の中は不思議ですね。でも本気で興味を持つ方も多いと思いますので以下にその写真を示します。

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病院に出たり入ったり・・・悠々と活動をする漆山治さんの病気と付き合い方

2011年09月25日 | 日記・エッセイ・コラム

数日来、ひどい風邪をひき、胃腸にヴィルスが棲みついて下痢と腹痛に七転八倒しました。昨日のブログでこの苦しい病気のことを報告しました。
絶食を2日間続け、今朝やっとコーヒーを一杯飲めるくらい回復してきました。
その昨日の文章へ対して、漆山治さんから次のようなコメントを頂きました。
・・・・・私も来週から10日ほど入院します。血管の老化がひどく、あちこちにバイパス手術をやって頑張っています。お大事にしてください。・・・・・
この方は
BYOOLという社会人ネットワークシステムの中で知り合った方です。私のこのブログ記事へ何度も寸評を送って下さいます。BYOOLの日記欄へのコメントなので皆様はご覧できません。いつもユーモアがあり、しかも鋭いコメントです。

この漆山さんはいろいろな重い病気をお持ちのようで、大病院の外科病棟をあたかもご自分の別荘のようによく行っています。手術は痛くて辛い筈ですが、気軽な様子です。鼻歌でも聞こえて来るような調子です。ユーモア溢れるコメントをくれます。
人生を達観しているのです。病気が怖くないのです。
病気との付き合を学びました。真似をしている心算です。

ネットの上でお付き合いを続けていると、次第にご経歴などが分かりました。1933年生まれの慶應の一貫学校教育を受けて育った折り目正しい方です。慶應大学卒業後は三共製薬という大会社に勤めました。定年後に文筆家へ華麗な転身をはたし、数冊の本を出版し、各地の講演会で講師として活躍されています。3冊の本は、「コメ作り社会のヒト作り革命」(日本経済新聞出版社)、「コメ作り社会とビジネス社会」(日本経済新聞出版社)、「活性酸素はこうして防ぐ」(小学館)のなどなどです。検索すると入手方があります。

この漆山さんにもう一つ感動している事があります。普通、本を出版している偉い人はブログやツイッターなどのネット世界を無視している人が多いものです。しかし漆山さんはその方面も精力的に書きこんでいます。

経済的な意見発表がおおいのですが、現代世界の文明として非常に優れた内容です。今後、世界の先進国には高度成長は無い。そのような耐乏型の文化へと変貌して行くという予測は我々日本人も受け入れなければいけない警告と思います。

漆山治さんのホームページ(http://urushiyama.jp/u/ )にもそのようなご意見が掲載されています。

他にも政治、経済、社会に関する広範な話題を取り上げ漆山さん独自の視点から考察した時評が沢山掲載されています。

このようなご立派な方へも病気は遠慮なく襲って来るのです。その病気と仲良くしながら病気を超越する精神の強さに感動です。

下に彼の著書のほんの一部の写真をしめします。

それはそれとして、今日も皆様のご健康をお祈り申し上げます。藤山杜人

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