どういう理由か分かりませんが私は樹木を眺めるのが若い時から好きです。それは趣味のようなもので美しい森や林を眺めていると幸せな感じが味わえるのです。独立した樹木も美しいものです。特に大木には魅了されます。
そのような趣味をもって日本のあちこちを旅します。すると直観的に面白いことを思いつきます。
ああ、伊豆半島は南の太平洋から流れついたとか、北海道はシベリアの半島が流れて来たのだと思います。それはそれぞれの地方の森や林の樹林の種類を見ると思いつくのです。
北海道も伊豆半島も樹木の種類が本州と明らかに違うのです。それは素人にも判然と分かったのです。
北海道はヨーロッパの樹木に似ているし、伊豆半島の林は亜熱帯の樹林です。
長年、心の中で確信してきていましたが根拠が無いので他人へはあまり言いませんでした。
ところが昨日、ジオパークという公園はどんな公園でしょうか?・・・それを知ると日本の地質の形成の歴史が分かるという記事を書くために伊豆ジオパークを調べていたら伊豆半島は流れついた南の島だったと明記してあるのです。
すなはち伊豆半島は2000万年前は現在より数百キロメートルも南にあった火山島群だったのです。それがフィリッピン・プレートに乗って北へながれ本州に流れ着いたのです。それが60万年前のことでした。
長年の疑問が氷解しました。
ついでに言えば真鶴半島の先端も南から流れ着いたようです。
それで俄然ジオパークというものに興味が湧いてきました。
それを調べると日本の美しい風景がどのようにして出来てきたかが判然と分かるのです。そこでこれから各地のジオパークを調べて日本の美しい風景がどのようにして出来てきたか探る旅に出たいとおもいます。
その手始めに今日は伊豆半島の美しい風景写真を下に示します。
それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
写真は上から順位に、吉佐美・田牛(きさみ・とうじ)の海岸の竜宮窟、堂ヶ島天窓洞、そして伊東市のそばにある大室山です。このような美しい景観がどのようにして出来たかは伊豆ジオパークのホームページに明快に書いてあります。
・
・
====参考資料:日本のジオパーク=========
世界ジオパーク
洞爺湖有珠山、糸魚川、山陰海岸、島原半島、室戸
日本のジオパーク
アポイ岳、南アルプス、恐竜渓谷ふくい勝山、隠岐、阿蘇、天草御所浦、白滝、伊豆大島、霧島、男鹿半島・大潟、磐梯山、茨城県北、下仁田、秩父、白山手取川、八峰白神、ゆざわ、銚子、箱根、伊豆半島
「伊豆半島の形成の歴史」
静岡県の東部に位置する伊豆半島ジオパーク。その成り立ちは、本州の他の地域と大きく異なります。
3つのプレートがひしめき合う本州で、唯一フィリピン海プレートの上に位置する伊豆半島は、約2000万年前には、数百kmも南の海底火山群でした。フィリピン海プレートの上にできた火山島は、プレートとともに北に移動。やがて本州に衝突し、現在のような半島の形になりました。約60万年前のできごとです。
その後もプレートによる地殻変動、火山活動が続いた伊豆。二重三重の地質学的特異性は、美しい景観や温泉、深い海など、独特の自然環境を生み出しました。豊かな自然に惹きつけられた人々は、そこに住み、文化と歴史を育みました。伊豆半島のテーマは「南から来た火山の贈りもの」。