(上の写真は、南アルプス主峰の連山です。左から、農鳥岳、間の岳、北岳です。)
今年の冬は12月に北杜市に雪が降り、1月にも降りました。私の山林へ登る細い山道に根雪が凍って車が上げられません。車に冬用のタイヤがついていないのです。
12月2日に中央高速の笹子トンネルで天井板が落下しました。
12月末には夫婦で強烈なノロウイリスに襲われ、山林の中の小屋へ行けませんでした。
それやこれやで、山小屋へはご無沙汰が続きました。
昨日は気温が高くなり春のような天気でした。今日は西高東低の冬型に戻り、太平洋側は晴天です。
山小屋が懐かしくなり家内と一緒に朝、8時前に家を出ました。
笹子トンネルは、一車線の対面交通ながら通れました。やがて小屋への道の下に到着しました。
恐る恐る車を山林へ登る細い山道へ入れました。幸い雪が溶けていて車が小屋まで上がれました。
小屋で薪ストーブを焚き、昼ごはんを食べてから丘の上の牧草地を散歩しながら甲斐駒岳、八ヶ岳や地蔵岳の写真を撮りました。
木内正夫さんの山荘も訪れました。お元気でした。
下は今日、撮った山の小屋の周りの写真です。天気が良く鮮明に見えました。
甲府盆地の盆地の東側の勝沼、一宮、御坂、境川などからは、上の写真のように、高さ3000メートル級の南アルプス主峰連山が雄大に広がっているのが見えました。
甲府盆地からよく見える近くの山並みは鳳凰三山の薬師岳、観音岳、地蔵岳です。この写真は韮崎市の山際から撮ったもので左が観音岳、右が地蔵岳で薬師岳は入っていません。
小屋の前の丘にある牧草地から撮った今日の甲斐駒岳です。
上は小屋の前の丘にある牧草地から撮った今日の八ヶ岳です。家内が牧草地を走ろうとしています。
甲府盆地の南半分からよく見える八ヶ岳も山梨県が誇りにしている山です。複雑な形をした火山で長い裾を引いています。麓には清里、甲斐大泉、小淵沢などの避暑地がひろがり、欧米の宣教師が開いたハイカラな避暑地です。
上は今日の山林の中の小屋の風景です。暖かい陽さしが部屋に射しこんでいました。
上は薪ストーブで昼食のためにお茶を沸かしているようすです。今日も薪がよく燃えました。
窓の外を見ると溶け残った雪がうっすりと庭を覆っていました。小川は相変わらず美しい水音をたてていました。陽射しは明るいのですが山の空気は気温が低く寒かったです。
2時、帰路に着こうと車をバックさせたところ、小屋の陰でアイスバーンになっている個所にタイヤが乗ってしまいました。ゴザを敷いたりジャッキで上げたりしましたがスリップしてどうしても脱出できません。1時間ほど二人で悪戦苦闘した挙句、川砂を敷くことを思いつき一輪車で運んで来てタイヤの下に入れまいた。なんと1回で出てしまいました。油断し過ぎでした。下がその作業中の写真です。
それにしても肉体労働と山の空気で久しぶりに爽快な気分になりました。
雪をいただいた山を見ながらすがすがしい気分で帰ってきました。(終わり)