後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「カトリック初心者」さんからのいろいろな質問に答える(追記)

2013年02月05日 | 日記・エッセイ・コラム

この追記では、「「カトリック初心者」さんからのいろいろな質問に答える」で書き残した項目を加ええて説明したいと思っています。

だれでもカトリックの教義を習い始めるといろいろな疑問に遭遇します。前の記事では以下の4つの疑問について私の個人的な感想を書きました。

①「主の平和」は、どう解釈したらいいですか。
②小さい頃、祖母からご先祖様を供養し敬うよう言われましたが、
 キリスト教では先祖については、どのような教えですか。
③因果応報、自業自得、のような教えはありますか。
④なぜ離婚や同性愛を認めないのですか。

これらに加えてもう一つの疑問は、聖書に書いてある奇跡を信じられるか否かという問題です。

イエス様は盲目の男の眼を一瞬にして見えるようにしました。イエス様は足の悪い人を元気に歩きださせました。死んだばかりの人を蘇られさせました。イエス様はカナの婚姻の宴席で水瓶の中の水を美味しい上質なブドウ酒に変えました。

このような奇跡をキリスト教信者は信じているのでしょうか?

もし私が聞かれたら私の答え簡単です。科学的には信じていませんが時々信じていますと答えます。人間の心は四六時中、科学的にものを考えているわけではありません。

感情が動いて信じたくなる時があります。そのような奇跡が起きていれば楽しいなあ、とか幸せだなあ、という思いが起きることがあります。その次の瞬間、数秒の間だけ奇跡が起きたに違いないと確信するのです。この数秒間の想いが有るか無いかが重要なのです。

この様な心の動きが自然に起きるようになったのは洗礼を受けて随分たってからです。

この境地になると全ては簡単です。

弘法大師は全国をまわりながら、あちこちで杖を突いて温泉を湧きださせたという話があります。私は数秒の間だけそれを信じることが出来ます。

弘法大師が温泉を見つけたということを科学的に証明することは不可能です。

そんなことは荒唐無稽と笑い飛ばす人がいます。ヒョットしたら本当かもしれないと感じる人もいます。その違いがあると思います。

その優劣は絶対にありません。しかし違いが重要だと感じる人は宗教が分かる人です。

どちらでも良いのです。

奇跡を信じるか、信じないかという問題の答えになっていれば嬉しく思います。

皆様からコメントを頂ければ嬉しく思います。(終わり)


美しい花々を追い求めて(3)桜花を探して旅に出る

2013年02月05日 | 写真

桜の名所は全国に散在しています。孤立した一本だけの名木もあちこちにあります。

桜はその生えている場所の周囲の景観で随分と違った美しさになります。そこで桜の名所や名木を求めて旅をすることになります。

遠方では吉野山の桜から始まって、大和、郡山城跡の桜、奈良公園の桜、京都の哲学の道の桜、東京の上野山の桜、墨田川堤の桜、小金井公園の桜、高遠城跡の桜、福島の花見山の桜、山形城跡の桜。置賜さくら街道の桜、などは家内と一緒に訪ねた桜の名所です。

それに加えて孤立した名木の大和、本郷の又兵衛桜、山梨の山高の神代桜、三春の滝桜、などを訪ねる旅もしました。

周囲の景観が桜花の美を一段と引き立てていて、どの旅も印象深い旅でした。

今日はその旅で撮った高遠城跡の桜と福島の花見山の桜の写真をそれぞれ3枚ずつお送りいたします。

そして吉野山の山桜の写真を3枚お送りします。

下の9枚の桜花の写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。

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上の3枚が高遠城跡に咲く桜花です。2010年4月に撮りました。

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上の3枚が福島市、花見山に咲く桜花です。2010年4月に撮りました。

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上の3枚の写真が吉野山の山桜です。2009年4月に撮りました。

詳しくは、吉野山ー櫻の美しさの極致 をクリックすると記事が出て来ます。


原子力安全規制委員会の安全基準(案)を高く評価する(2)新基準から見たそれぞれの原発の安全性

2013年02月05日 | 日記・エッセイ・コラム

この2回連載記事の第一回、「原子力安全規制委員会の安全基準(案)を高く評価する(1)要求されている改造工事の内容」 では厳しい新基準の内容をご紹介いたしました。

さて新安全基準の案が出来たのですから、現存している50基の日本の原発のそれぞれごとの安全性や危険性が比較出来ることになります。

この比較検討は読売新聞の科学部の高田真之氏と前村 尚氏が詳細な取材にもとずいて発表しています。発表は2月1日の読売新聞の3面に詳しく掲載されています。

結論から書けば、今年の7月にすぐに再稼働の審査に入れそうな原発は四国の伊方原発3号機となっています。

そして2番手の原発は活断層の問題が無い九州電力の玄海原発(佐賀県)と川内原発(鹿児島県)と考えられています。

一方、それとは対照的に廃炉もせまられかねない原発が13基もあります。この13基は1975年以前に国の設置許可を得たものです。したがって重要な電力ケーブルの被覆材に可燃性の素材が使われています。これが新安全基準に従い、燃えにくいケーブルに変える必要があるのです。

今後、運転期間を40年に制限する規定も安全基準に加えられるため、改修をするよりも廃炉にした方がお金がかからない可能性もあるのです。

さてその他の原発の現状はどのようになっているのでしょうか?

読売新聞の3面には「各原発の対策の現状」と題した一覧表が掲載されています。その部分を写真に撮ったのが下の表です。不鮮明ですが読めれば幸いです。

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この表の一番上には原発が再稼働する前に越えるべき大きなハードルの項目が4つ書いてあります。

4つとは、(1)フィルター付ベントの新設、(2)免震性を高める改造、(3)防潮堤の完成、(4)活断層の有無、の4項目です。

この表を見ると各原発が再稼働の審査に入れるのはおおよそ2015年以降になりそうです。

今回の新しい原発の安全基準を厳密に適用すれば今後2年以内に再稼働出来る原発は3基か4基だけになってしまいそうです。

この表が掲載してある3面の左には社説欄があり、「安全と再稼働の両立を目指せ」と題する社説が掲載されています。

新しい安全基準案はあまりにも厳しいので適用にあたっては柔軟に考えて猶予期間をとるのが望ましいと書いてあります。読売新聞は一貫して再稼働を急ぐべしという主張でした。その延長のような内容の社説です。

さて今後、安倍政権はこの新安全基準案はどのように処理するのでしょうか?

厳しすぎるから骨抜きにしなければ半数以上の原発の再稼働は困難をきわめます。国民は注意深く見守るべきではないでしょうか?

そして使用済み核燃料の処理方法も忘れずに確立すべき重大な問題です。

それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)