この記事は、憲法改正で日本の自衛隊は今後、こんな多国籍軍として本格的に出陣する の続編です。
この記事ではまず中国の脅威も説明します。そして前回の記事で書いた多国籍軍をもっと具体的に書きます。
日本が将来戦争の惨禍に見舞われるとしたら、中国の先制攻撃で戦争が始まる場合です。その可能性が一番大きいのです。
それを避けて日本が平和であり続ける為には、アメリカとの軍事同盟をもっと強固にすることが一番有効なのです。
中国が日本へ攻め込んでも、アメリカ軍は動かないと中国側が判断すれば、中国が戦争を仕掛けてくる可能性があります。ですからこそアメリカとの軍事同盟を強化して中国が攻めて来ないようにしなければなりません。
安倍政権が集団自衛権を問題にしているのは、アメリカとの軍事同盟をもっと強固にし、日本を守ろうとているのです。
それを国連軍なら参加するという条件をつけて、国民に受けやすい言い方をしています。しかし本音はもっと危険な考えなのです。
アメリカとの軍事同盟をもっと強固するためには、国連が承認しなくてもアメリカが同盟国と共同で戦争をする場合には、日本が参戦すべきだという考えなのです。
ベトナム戦争で韓国兵がアメリカ兵と共に血を流して奮戦したのです。そのお蔭でアメリカと韓国の軍事同盟は非常に強固なのです。
ですからこそ北朝鮮は韓国へ攻め込んで来ません。アメリカ軍が間髪を入れずに前線へ出陣するから北朝鮮は手が出せないのです。
日本とアメリカは共に血を流して戦争をしたことがありません。日本人は戦いを極端に嫌がります。
日米安保条約で今まではアメリカ軍が一方的に戦争の抑止力になって日本を守って来たのです。しかしアメリカの世界のリーダーとしての指導力が低下しているのです。弱気になりつつあるアメリカ人は、一緒に血を流そうとしない日本人へ内心嫌気がさしています。
日本とアメリカの間に隙間が出来つつあるのです。
この隙間を埋め、強固な軍事同盟にしようとしているのが安倍政権の言う「集団自衛権」なのです。
昨日の読売新聞の一面に、集団自衛権の行使に関する政府の懇談会の座長代理をしている北岡伸一氏が日本の安全保障に関して実に明快な解説を書いています。
この解説では昔の日本が何故やすやすと戦争を始めたかという5つの条件を明示しています。
(1)昔の日本人は領土が拡大できれば日本の安全と繁栄が保障されると確信していた。
(2)攻め込む中国の軍隊は弱いので日本軍の損害が少ないと信じていた。
(3)国際社会は無力で日本が中国へ攻め込んでも有効な干渉が出来ないと判断していた。
(4)日本にはシビリアンコントロールが無かったので、日本軍には政治家の統制が効かなかった。軍の勝手な判断で戦線を拡大出来た。
(5)戦前の日本には言論の自由が無かった。軍が言論統制を強化し国民の戦意を扇動出来た。
以上の5つの条件は現在の日本にはあてはまらないので自衛隊の装備を強化したり、アメリカ軍との連携を強めても日本が先制攻撃をすることはありえないと解説しているのです。
そして以上の5つの条件を現在の中国に当てはめてみると言論統制の強い独裁国家の中国にはかなりあてはまると書いています。
ですからこそ日本を攻撃してくる可能性がある国として中国を指摘しています。
アメリカとの軍事同盟を強化するためには日本が共同で作戦に参加出来るように日本の法律を変える必要があるのです。その方向の努力をしているのが安倍政権です。
しかしアメリカとの軍事同盟強化には法整備だけでは達成できません。
日本人の一人一人がアメリカ兵と共に戦場で血を流す決心をしなければなりません。その覚悟の有無をアメリカ人は注意深く見ています。
例えば仮にアメリカ軍がイランへ攻め込んだとします。日本の自衛隊が間髪を入れずにイランの前線に出陣するでしょうか?日本人の一人一人がアメリカ兵と共に戦場で血を流す決心さえしていれば出陣が可能です。
集団自衛権とはそういう事なのです。
以上の考え方に対する反論はこの続編で書く予定です。
あなたは戦場で血を流す覚悟が出来るでしょうか。(続く)
それがそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
下に中国軍の航空母艦と、戦闘機と戦車隊の写真を示します。
後藤様
お久しぶりです。土浦港の田中です。昨年まではVICTORYに乗っておりましたが、現在は「さくら(YAMAHA24)」になりました。
4月に早期退職し、現在東京バプテスト神学校(夜間)に通っております。講師の教会のホームページに「75歳で神学校に入学して」という証しのビデオが公開されており、大きな励ましを受けました。後藤さんにもお知らせしたいと思いついた次第です。よろしければご覧ください。篠崎キリスト教会のホームページです。(http://shinozaki-baptist.jp/modules/video/movie.php?id=132)
それでは、どうぞお元気で。
土浦市 田中宣之
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土浦市の田中宣之様
久ぶりにお便りを頂きまして大変嬉しく思いました。
コメント有難う御座いました。
私のヨットを売ろうとした折りに、いろいろご相談乗って頂き有難う御座いました。ご厚情は忘れません。あれから早いもので、もう2年も経ってしまいましたね。