カルガモ。
正面が「小合溜」。
水元大橋。
アジサイも見頃。
もう少し北の方へ進むと、「メタセコイアの森」。
メタセコイヤが約1,800本が生い茂る都内最大級の森。高さ約20mのメタセコイヤの巨木の森は、秋には森全体がオレンジ色に染まります。
(「東京都公園協会」HPより)
中央広場へ。
シロツメクサ。
親子連れが首飾りや花冠などに作り、楽しんでいます。
せせらぎ広場。
さて戻ることに。
「思案坂」碑。
ここ水元の地は「小鮎」の名で歴史に登場し、後に小合と称されました。
戦国末期荒廃していた小合に居を定めたのは、上州新田郡細谷郷を出身とする細谷一族です。
正平13年(1358)多摩川矢口の渡しで足利基氏に討たれた新田義興の武将であった細谷氏は戦線を離れてこの坂まで辿り着きました。満々たる流れの利根川の本流に行く手をはばまれ「行くもならず、戻るも能わず」とこの坂で思案にくれたと伝えられています。傍らの不動堂は天正15年(1587)細谷大覚坊らが施主となって建立しました。
思案坂は江戸時代には小合溜井となり、現在では水元公園に姿を変えた古利根川と共に水元の歴史を今も見守っています。
菖蒲の咲く頃の葛飾は美しい。田園は青葉に霞んで、雲雀が鳴く。堤の桜も花見のころは人が出盛ったが、それも過ぎると、水に柳の眺めのよい季節になる。沼地の多い土地柄で、田の畦にも菖蒲が咲いた。
『葛飾の女』より 芝木好子
銀座の老舗「森むら」を舞台に、少女が一人前の女になるまでを、旧家の誇りに生きる人々を絡めて描く「築地川」。師である日本画家・滝川清澄への思慕を絶つため、葛飾に嫁していった女弟子の懊悩を、水郷の景物を背景に美しく描く「葛飾の女」。胸奥に火を抱く、繊細で華奢な女たちの、ひたむきな生をうたいあげた、下町の感性を受け継ぐ女三代記の名作2編。
(この項、「」HPより)