おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

JR外房線「大網」~「茂原」。その5。掩体壕(えんたいごう)。新茂原駅。茂原海軍航空基地跡。(「房総東往還」を歩く。第3日。)

2023-11-20 21:10:41 | 房総東往還

静かな落ち着いた家並みが続きます。

      

土蔵。

来た道を振り返る。

                                  右は、宗延寺。

「新茂原駅」に向かう途中に「掩体壕」が残っているので、探してみます。

竹藪の向こう?

付近を歩き回り、見つけることができました。

農家の一角に。

            

森の中に隠れるようにあります。

住宅の裏手。

掩体壕(えんたいごう)は、防御設備である掩体の1種で、軍用機などの装備・物資や人員を、敵の攻撃から守るためにコンクリートなどで造った横穴状の施設。欧米ではHAS(Hardened Aircraft Shelter)と呼ばれる

                                       (「Wikipedia」より)

・・・

掩体壕について

掩体壕の写真

太平洋戦争開戦直前の昭和16(1941)年9月に、木崎・谷本・町保・新小轡・本小轡等の約150戸の民家や東郷国民学校(現東郷小学校)及び寺社等が強制移転を命じられ、茂原海軍航空基地の建設が始まりました。

司令部跡は現萩原小学校、兵舎跡は現茂原中学校、滑走路跡は三井化学(株)東側の約1,000mの道路で、基地の東端は東郷保育所前を通る通称海軍道路と呼ばれている辺りです。基地の北側には誘導路が巡らされ、戦闘機を敵襲から守るための格納施設である掩体壕が造られました。

この写真の掩体壕(3号掩体壕)は土砂を壕の形に盛って転圧して筵(むしろ)や板を並べ、その上に鉄網等を張ってセメントを流して造られており、総面積365平方メートル、壕の中の面積286平方メートル、高さは最大6m70cmあります。築城は、主に横須賀鎮守府から派遣されてきた海軍設営隊が行っておりましたが、長生中学校や茂原農学校(現長生高校・茂原樟陽高校)の生徒、近隣住民等も動員されたことが確認されております。

戦争の記憶が薄れていく中、当時の様子を物語る貴重な戦争遺跡です。

(この項、「」HPより)

茂原市内には数多く「掩体壕」が残されています。

※中央が「茂原海軍航空基地跡」。

(「近代史跡・戦跡紀行~慰霊巡拝
 戦跡紀行ネット ‐日本の近代と慰霊の地を巡る‐URL: https://senseki-kikou.net/」HPより)

このうち、一ヶ所しか見て回ることが出来ませんでしたが。

「房総往還」の最終地・館山でも掩体壕を見ました。・・・

「ブロワ珈琲焙煎所」の前の住宅地に、

掩体壕(えんたいごう)」。

         誘導路跡。

■ 館山海軍航空隊掩体壕(えんたいごう)ってなあに?
 館山海軍航空隊は、海軍5番目の航空隊(昭和20(1945)年の終戦の時には、54の海軍航空隊があった)として、昭和5(1930)年にできました。
 そのあと、現在の館山市沼から香にかけての地区には、さきほど見学した射撃場跡や、飛行機の部品や弾薬、食料、燃料などを保管するための倉庫や、この「掩体壕」などさまざまな建物がつくられました。
 昭和14(1939)年の記録によると、館山海軍航空隊には、97式艦上攻撃機を中心に124機の飛行機がありました。この時の、館山海軍航空隊の役割は、中国で行われていた戦争に飛行機を送ることでした。
しかし昭和16(1941)年に、日本とアメリカが戦争をはじめると、館山海軍航空隊は、東京、東京湾、太平洋岸を守るための基地として使われました。戦争が終ったあとに、日本軍からアメリカ軍に渡された記録によると、終戦の時には、零戦、紫電など41機の飛行機しか残っていませんでした。
この「掩体壕」は、アメリカ軍の飛行機に爆弾を落とされても飛行機を守ることができるよう、全体が分厚いコンクリートで固められています。館山海軍航空隊と洲ノ埼海軍航空隊の周辺には40以上の掩体壕がつくられましたが、現在残っているのは、この宮城のものと、香(こうやつ)に残っている大型の掩体壕の2つだけです。

(この項、「」HPより)

「97式艦上攻撃機」(「」より)

・・・

「新茂原駅」。

駅前。現在はこぢんまりとしている。

「房総東往還」に戻ります。

左手に「阿久川遊水池」。

     沢井製薬 関東工場。

この建物の南側一帯に「茂原海軍航空基地」がありました。現在は、「三井化学」の広大な工場等になっています。

この先、歩く道筋の両側はかつての基地の跡になります。

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