おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

霜降。10月23日(水)。初時雨。紅葉。イチョウ。霜降り。

2024-10-23 18:27:13 | 世間世界

                  隅田公園にて。ただし、11月下旬のころ。

10月下旬では、紅葉にはまだまだ早い時期。

                      

ところで、今日は、二十四節気のうちの「霜降」。
 
朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や山里では霜が降りはじめるころ。
 
露が霜に変わり、だんだんと冬が近づいてくる時期。
 
21日の東京地方。すっかり冷え切り、厚手のシャツを着込むことに。
 
たしかに朝晩は涼しさを感じるし、陽の沈むのも一段と早くなった印象。
 
5時過ぎでは暗くなり、自転車のライトを点けないと、あぶない。
 
それでも、向島百花園などではイチョウの木もモミジも、まだまだ色づかない。
 
昨日からはしばらく気温は、高め。でも、雨模様、と。寒暖差、晴れ、雨と変化が激しい今日この頃。 
 
自然の営みは、暦の上の「二十四節気」の季節感・自然観とはずいぶんずれてきているようです。
 
暦の上で「霜降」とは、

朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や山里では霜が降りはじめるころ。だんだんと冬が近づいてくる。北国では初雪の便りも。

ということになります。

我が家でも、少しずつ冬支度。冬物の服装の準備。

「七十二侯」では、

初侯 10月23日〜10月27日頃

霜始降 しもはじめてふる

霜がはじめて降りる頃。

次侯 10月28日〜11月1日頃

霎時施 こさめときどきふる

通り雨のように雨が降りはじめる頃。降ったかと思えば、すぐに青空が顔を出す。

※「時雨」のことのようです。

「初時雨」は、人々や動物たちが冬支度をはじめる合図だといわれている。

※「初時雨」というと、芭蕉の句を思い浮かべる。

旅人と 我名よばれん 初しぐれ  (『笈の小文』)

初時雨 猿も小蓑を 欲しげなり  (『猿蓑』)

末侯 11月2日〜11月6日頃

楓蔦黄 もみじつたきばむ

もみじや蔦が色づいてくる頃。葉が赤色に変わることを「紅葉」と呼び、銀杏のように黄色に変わることは「黄葉」と呼びます。また、秋の山が紅葉することを「山粧う(よそおう)」という。

ここで、俳句、和歌をいくつか紹介。
 
柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺 正岡子規
 
奥山に もみぢ踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき 猿丸太夫(『小倉百人一首』)
 
                          

ただしこの歌は、『古今和歌集』では作者は「よみ人しらず」となっている菅原道真の撰と伝わる『新撰万葉集』にも「奥山丹 黄葉踏別 鳴鹿之 音聆時曾 秋者金敷」の表記で採られているが、これも作者名はない。(「Wikipedia」より)

裏を見せ 表を見せて 散る紅葉(もみじ) 良寛が臨終の際に、弟子の貞心尼(ていしんに)に言い残した句。

(「向島百花園」にて。ただし、11月下旬。)

※七十二侯については、「暦生活」HPより。

毎年感じることですが、日本の四季は最近では「二季」に。夏から冬、冬から夏という具合。

ところで、「霜降(しもふり)肉」といえば、牛肉で脂肪が筋肉の間に細かく網の目のように入っている肉のこと。豚肉や馬肉にも用いられる。筋肉(筋繊維)の間に入った脂肪は「サシ」と呼ばれており、それが細かいほど上質とされる。

たまには高級な霜降り牛を食してみたいものです。

写真は神戸牛の霜降り。

(「Wikipedia」より)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする