安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

オスカー・ピーターソン SOMETHING WARM

2018-06-13 20:00:42 | ピアノ・トリオ

梅雨に入り気温が高く蒸し暑い日々が続いています。長野市の自宅の小さな庭には、この時期紫陽花が咲いて、それを眺めていると一時いくらか清々しい気分になります。紫陽花にもいくつか種類があるようで、花の形は全く異なるのがあるのも面白いところです。奥さんと庭の話をしていて、そういえばWさんからいただいた雪割草が3月に咲いて、写メにとったというので、その写メも掲載します。華やかなアルバムを。

OSCAR PETERSON (オスカー・ピーターソン)
SOMETHING WARM (VERVE 1961年録音)

   

ピアニストのオスカー・ピータ―ソン(1925~2007年)のアルバムは、それこそたくさんありますが、シカゴのジャズクラブ「ロンドンハウス」で収録されたなかから6曲が収録されているこのレコードは、トリオの最高の演奏が聴けるので、昔からの愛聴盤です。演奏はもちろん素晴らしいのですが、取り上げられた曲目も嬉しいものです。

メンバーは、オスカー・ピーターソン(p)、レイ・ブラウン(b)、エド・シグペン(ds)。この3人によるトリオは、1958年から1965年まで続き、ピーターソンのキャリアの絶頂期を形成したといっていいものです。ベース、ドラムスに人を得たからこそ、ピーターソンのテクニックも存分に発揮されているものでしょう。

曲目は、スタンダードが、「There is No Greater Love」、「I Remember Clifford」(クリフォードの想い出)、「Autumn Leaves」(枯葉)、「I Love You」、ピーターソンの自作「Blues for Big Scotia」、ハル・ムーニー作「Swamp Fire」の6曲。まずは「I Remember Clifford」と「Autumn Leaves」を演奏しているのが目にとまります。

オスカー・ピーターソン・トリオの快心の演奏を楽しめます。彼の テーマ曲ともいえる「Blues For Big Scotia」、猛烈なスピードでグルーヴ感を出している「Swamp Fire」、ヴァ―チュオーゾぶりを見せる「I Love You」とレコードのB面まで面白いのも特筆もの。「I Remember Clifford」では、ピーターソンのピアノにレイ・ブラウンのベースが寄り添って、繊細で美しいメロディを奏でていく冒頭の部分に感激し、テンポアップしたソロ、そして元のテンポに戻るという構成もよくて、同曲の代表的な演奏の一つに挙げたくなります。「Autumn Leaves」もあって、どなたにも親しみやすいのも特長。

【6月の紫陽花と3月の雪割草】

角度を変えて写しました。

こちらは別の種類

これから開花する感じです。

(以下は3月に咲いた雪割草です。スマホなのでボケていますが、大事な記録として残しました)

雪割草1

雪割草2