安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

グレッグ・ルギエロ IT'S ABOUT TIME

2018-11-28 20:11:11 | ギター

長野駅前のスターバックスに入ったら、キャンドルケーキという新作のケーキがあって、店員さんが『このキャンドルケーキは、売っているお店とそうでないお店があって、限定品です。』と説明してくれたので、限定品という言葉に釣られて注文しました。珈琲と一緒に美味しくいただきましたが、形、味ともに本物のキャンドルのように温かくなるような商品でした。ギターの温かな響きを聴きます。

GREG RUGGIERO (グレッグ・ルギエロ)
IT'S ABOUT TIME (SWING ALLEY 2016年録音)

   

最近ライブで耳にするジャズギター奏者は、金属的な高音を響かせることが多く、それだけで気が滅入ってしまうことがあります。グレッグ・ルギエロも、パット・メセニーやカート・ローゼンウィンケルらから影響を受けていて、本来コンテンポラリーな演奏をするミュージシャンのようですが、ルギエロの3作目に当たるこの新作は伝統を感じさせるもので、店頭で耳にして即購入しました。

メンバーは、Greg Ruggiero (g)、 Murray Wall(b)、 Steve Little (ds)で、ギタートリオによる演奏です。ルギエロは、スペイン出身のギタリストですが、2004年以来ニューヨークに在住し、現在、MezzrowやDizzy's Club Coca-Cola など有名クラブに出演しています。

曲目は、スタンダードです。「Gone With The Wind」、「April in Paris」、「I'll See You In My Dreams」、「Polka Dots and Moonbeams」、「Where or When」、「If Dreams Come True」、「Things Ain't What They Used To Be」、「Liza」、「Don't Blame Me」、「Tangerine」の10曲。エドガー・サンプソン作の「If Dreams Come True」やジョージ・ガーシュイン作の「Liza」は、最近はあまり演奏されないかもしれません。

グレッグ・ルギエロ(g)のこのギタートリオは、レギュラーでジャズクラブへも出演をしているためか、息があったスイングする演奏を繰り広げています。スタイル的にはバーニー・ケッセルのプレイを思い浮かべますが、明るい音色で響きにはフレッシュなところも聴かれます。はじめの「Gone With The Wind」から、ワクワクするような演奏が行われ、同じくスインギーな「I'll See You In My Dreams」や「Liza」、バラードで繊細な「Polka Dots and Moonbeams」など快演が続きます。ベース、ドラムスもソロ、サポートともに心地よい。

【グレッグ・ルギエロ・ホームページ】

gregruggiero.com 

【スターバックス珈琲のキャンドルケーキなど】

クリスマスブレンドとキャンドルケーキ。気分は、早くもクリスマスです。

キャンドルケーキのアップ。

店内

外観

街路樹もかなり葉っぱを落としています。宝石店の店頭には、クリスマスツリーが見えます。スタバと同じ通り沿いにあるお店です。