11月3日(土)に八ヶ岳連峰の硫黄岳にAさんと登りました。予報によると、週末の天候は穏やかでよさそうだったのですが、硫黄岳山頂は、ガスで周囲は全く見えませんでした。また、山頂近くの上りの登山道は右から吹き付ける風が猛烈で、慎重に歩きました。
今回嬉しかったのは、「夏沢峠」(なつざわとうげ)に初めて行ったことです。NHKローカルの夏山の天気に、必ず登場する地名で、しかもロマンチックな語感がして、中学生の頃からか記憶に刻み込まれていました。全歩行時間は、約4時間40分でした。
【行 程】
(往路)桜平駐車場 7:08 ~ 登山口 7:11 ~ 夏沢鉱泉 7:33-43 ~ オーレン小屋 8:21-35 ~ 夏沢峠 9:00-13 ~ 硫黄岳山頂 10:06-14
(復路)山頂 10:15 ~ 赤岩の頭 10:32-37 ~ オーレン小屋 11:15-12:07(昼食休憩)~ 夏沢鉱泉 12:42-47 ~ 登山口 13:11 ~ 駐車場 13:16
(温 泉)
縄文の湯
【桜平駐車場~登山口~夏沢鉱泉】
桜平駐車場。最も奥の駐車場にAさんの車を止めることができました。手前には広い駐車場があります。
登山口。
最初はダンプも通れる広い道を行きます。治山工事が盛んに行われています。
沢に沿って道は続いています。短冊状になった岩の上に鮮烈な水が流れていました。
沢が荒れているので、治山堰堤が欠かせません。
東岳国有林の表示がありました。
広い道は、夏沢鉱泉近くまで続いています。
左右を見ると、さすがに八ヶ岳で、苔が見られます。
夏沢鉱泉に到着。
車でのアプローチが奥まで来ているので、短時間で標高2,060mの夏沢鉱泉に着きました。
登山ポストに登山計画書を投函。
【夏沢鉱泉~オーレン小屋】
しばし休憩後、オーレン小屋を目指します。
夏沢鉱泉からは登山道といっていい道になりますが、歩きやすい。
右下に木造の建物が見えたので、何かと思ったら、オーレン小屋の水力発電所でした。水量が豊富なので、作られたものでしょうが、これも山の恵みです。
左手に沢を見ながら進みます。
標識やリボンがあって、ルートはわかりやすいです。
面白い形の木のアーチがあったので撮影。出迎えてくれるようです。
霜柱。朝晩は、すっかり冷え込んでいるようです。
やや平らな地点に出ました。
オーレン小屋の建っている広場に出てきます。
オーレン小屋。
Aさんが、オーレン強清水という湧き水があって、その水が美味しいと聞いてきたので、二人で探しました。テント場にも、行ってみたのですが、見当たらず小屋の方に尋ねたら玄関正面すぐのところでした。既に閉じていて、使っていないようです。
かつてのオーレン強清水。今は使っていないようです。すぐ前の沢の水が飲めるようです。
【オーレン小屋~夏沢峠】
休憩後、夏沢峠を目指します。
緩斜面ですが、登山道に石が目立ち、八ヶ岳の登山道らしくなってきます。
間違えやすいところには、リボンがつけてあり、整備されています。
岩もありますが、大きな段差がないので、脚への負担は軽くて済みます。
平らになってきました。
一気に開けました。
夏沢峠。いかにも山岳に来たという名前に、響きもよく、標識を実際に目にして感激。
夏場だけの営業のヒュッテ夏沢。
風力発電設備。こちらに進むと、根石岳から天狗岳です。
遠望。群馬県境の山が見えます。最も奧は、荒船山でしょうか。
硫黄岳方面。
(2)へ続きます。(2)では、硫黄岳上り、山頂の様子、赤岩の頭からオーレン小屋までの下りについて記します。