安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

チャンピアン・フルトン「BIRDSONG」とBECK'S COFFEE SHOPの宇治抹茶ラテの話題

2021-03-17 20:05:50 | ヴォーカル(A~D)

長野駅新幹線改札の前にあるBECK'S COFFEE SHOPに、春シーズンになったためか、宇治抹茶ラテがあったので、ワッフルとともにいただきました。お茶の味がほんのりとして、クリームも甘すぎず、美味しい飲み物でした。甘すぎないヴォーカル主体のアルバムを。

CHANPIAN FULTON (チャンピアン・フルトン)
BIRD SONG (Champian Records 2019年録音)

   

チャンピアン・フルトン(vo,p)は、1985年生まれのピアニスト、シンガーで、ニューヨークを中心に活動を行っています。このアルバムは、チャーリー・パーカー生誕100年を記念して昨年出されたものです。コロナ禍の中、パーカーへのトリビュート作を、よく発表してくれたと感心しました。

メンバーは、チャンピアン・フルトン(p, vo)、スコット・ハミルトン(ts)、Hide Tanaka(b)、Fukushi Tainaka(ds)、ゲストとしてチャンピアンの父のステファン・フルトン(フリューゲルホーン)。スコット・ハミルトンが参加して、ソロやオブリガートを行っていて、歌の他に聴きものになっています。ベースとドラムスは、米国で活躍している日本人ミュージシャンです。

曲は次のとおり。

1  Just Friends (John Klenner)
2  Yardbird Suite (Charlie Parker)
3  This Is Always  (Harry Warren)
4  Star Eyes (Gene DePaul)
5  Quasimodo (Charlie Parker)
6  All God’s Chillun Got Rhythm  (Bronislaw Kaper)
7  Dearly Beloved (Jerome Kern)
8  Out of Nowhere (Johnny Green)
9  If I Should Lose You (Ralph Rainger)
10  My Old Flame (Arthur Johnston)
11  Bluebird (Charlie Parker) 
チャーリー・パーカー(as)の作曲したものが3曲、あとは他の作曲者の曲ですが、いづれもパーカーが演奏したもの。2, 5, 6,11は、歌無しの器楽(インスト)ナンバーです。 

チャンピアン・フルトン(p, vo)の小粋でちょっとグルーヴィーな歌と、ハード気味によくスイングしたピアノの両方を楽しめる好企画盤。フルトンが細やかに神経を行き届かせて歌っている「Just Friends」や「My Old Flame」が歌入りではよく、器楽ナンバーでは、ピアノトリオでやった「Quasimodo」や「All God's Chilun Got Rhythm」がベース・ソロも入りご機嫌な出来です。スコット・ハミルトン(ts)は、「If I Should Lose You」などで哀愁味をだしていて、さすがです。

【チャンピアン・フルトン・ホームページ】

Jazz Pianist & Vocalist Champian Fulton

活動の様子がよくわかる詳細なホームページで、最新の情報が載っています。

【長野駅のBECK'S COFFEE SHOP】

長野県立美術館が、この4月10日にニューオープンするようです。垂れ幕がかかっていました。

お店の外観

店内は空いていました。平日の午後3時過ぎです。

北陸新幹線や在来線の出発案内が店内にあります。

このポスターに惹かれた入りました。

宇治抹茶ラテとワッフル。

これも結構よいものでした。