安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジャン=ポール・ベルモンド傑作選から「大盗賊」を観ました。(3月7日 長野市松竹相生座)

2021-03-09 19:30:56 | 映画・DVD・テレビ

フランスの映画俳優ジャン=ポール・ベルモンド(1933年4月9日生まれ)は、ジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」とか「気狂いピエロ」といったヌーベル・ヴァーグ時代の作品に出演していて、名前も知られていると思います。

しかし、本来のアクションものは、日本ではビデオ化やテレビ放映がほとんどされず、知られないままになっていたところ、今回、配給プロデューサーの江戸木純さんとキングレコードによって、傑作選として8本が公開されました。まずは、「大盗賊」を観てきました。   

   

チラシの表紙。スタントマンを使わずに危険なアクションも演じたことで知られています。

   

裏面には、今回公開される8本の映画の紹介があります。長野相生座では、3月8日以降4月にかけて公開されます。  

(「大盗賊」の内容)

フィリップ・ド・ブロカ監督との初コンビ作品。18世紀のパリで、民衆を苦しめる役人や貴族を襲って貧しい人々に金品を分け与えた実在の義賊カルトゥーシュの活躍と恋を描いた作品。一言でいうと冒険活劇で1961年公開。

(感 想)

馬に乗っているシーンや平原での乱闘など、生々しいアクションシーンが多く、ワクワクさせられました。当時のパリの街並みなども、リマスターされた大型画面で再現されていて、きれいに観ることができます。

ベルモンドの身軽さや共演陣の達者な演技が見ものですが、加えて、ヒロインを演じた女優クラウディア・カルディナーレの華やかで可憐なところも、大きな魅力になっています。

この映画の主人公は、現代日本の「ルパン三世」のモデルのようなヒーローといえましょうか。8本は順次公開されるので、気になる作品を観に行きたい。
   

大盗賊の解説から。

(傑作選のパンフレットを購入しました)

   

表紙

   

江戸木 純さんの「今、なぜベルモンドなのか」という記事。

   

ベルモンドの挨拶。

映画評論家の町山智浩さんの論考。

   

共演女優や映画監督、映画音楽作曲者の紹介などもあります。

【ジャン・ポール・ベルモンド傑作選 ホームページ】

『ジャン=ポール・ベルモンド傑作選』公式サイト (belmondoisback.com)

予告編を観ることができます。