安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

今野 敏著「任侠書房」、「任侠学園」、「任侠病院」(中公文庫)を読みました。

2021-11-28 19:30:00 | 読書

この週末は、札幌で、ジャズ喫茶、ジャズクラブ回りなどをしていましたが、長野札幌間の電車内などで、北海道出身の作家、今野敏さんの文庫本を読みました。肩の凝らないエンタメ系の小説で、一部は、札幌へ行く前から読んでいたものです。

(著者の今野さんの紹介)

    

【任侠書房】

   

【任侠学園】

   

【任侠病院】

   

(感 想)

今野さんは、初期にはジャズ関連の小説を書いていて、僕も最初は、「怪物が街にやってくる」を読みました。主には警察小説を書いていて、書店にいくと半端ではなく多数の文庫本が並んでいる人気作家です。

その著者の新機軸である任侠シリーズが面白そうだったので、購入しました。ヤクザの親分とその子分が繰り広げる悲喜こもごもの物語ですが、倒産寸前の会社・団体を立て直すことをストーリーの軸に人間関係を描いています。

ヤクザの世界や立て直す対象の属している業界の様子がよく取材してあります。都合のよいストーリー展開も出てきますが、筆致のテンポもよいエンタメ系小説です。映画化されたようなので、DVDを見てみたい。

(参 考)