安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

モダン・ジャズ・カルテットとローリンド・アルメイダ「COLLABORATION」とHighwayWalker2011年11月号の話題

2021-11-03 19:30:00 | ヴァイブ、オルガン他

高速道路のSAなどで無料で配布されている冊子「HighwayWalker」11月号に、『芸術の秋を満喫 アートな城下町・松本を歩く」や『深まる秋の紅葉狩り』という記事があり、面白そうだったので持ち帰りました。音楽も芸術の秋に相応しいものを。

THE MODERN JAZZ QUARTET (モダン・ジャズ・カルテット)
LAURINDO ALMEIDA (ローリンド・アルメイダ)
COLLABORATION (ATLANTIC 1964年録音)

   

モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)にローリンド・アルメイダ(g, 1917~1995年)が加わって1964年に録音されたアルバム。前年の1963年のMJQのヨーロッパツァーに、アルメイダは同行していて、その成果か本作ではMJQに溶け込んだ一体感のある演奏をしています。

メンバーは、ミルト・ジャクソン(vib)、ジョン・ルイス(p)、パーシー・ヒース(b)、コニー・ケイ(ds)の4人からなるMJQにローリンド・アルメイダ(g)。アルメイダはブラジル出身で、1947年に渡米し、スタン・ケントン楽団に参加、スタン・ゲッツ(ts)とのボサノヴァ・アルバムなど多数の作品を残しています。アルメイダは、クラシックも演奏し、バッハの曲も録音しています。

曲目は次のとおり。

1  Silver (John Lewis)
2  Triste (John Lewis)
3  Valeria (John Lewis)
4  Fugue in A minor (J. S. Bach) 〈バッハのフーガ・イ短調 BWV947〉
5  One Note Samba (Antonio Carlos Jobim)
6  Foi A Saudade (Djalma Ferreira)〈想い出の誓い〉
7  Concierto de Aranjuez (Joaquín Rodrigo) 〈アランフェス協奏曲〉
前半の4曲はジョン・ルイス作の3曲とバッハの曲で、クラシック寄りです。5~6は、ボサノヴァナンバー、7は、ホアキン・ロドリーゴ作の名曲でマイルス・デイヴィスの演奏でも知られています。レコードで聴いています。

ローリンド・アルメイダ(g)をフューチャーし、ボサノヴァを演奏するなどモダン・ジャズ・カルテットにとっては異色といってもよいアルバムですが、傑作だと思います。とりわけ、「One Note Samba」におけるアルメイダによるノンビートの前奏からリズムが入っていくあたりは素晴らしく、続く「Foi A Saudade」は、作者の代表作「Recado Bossa Nova」を連想させリズミカルです。バッハの「フーガ・イ短調(BWV947)」では、アルメイダ(g)やジョン・ルイス(p)ら5人が一体となって緊密な演奏を繰り広げています。

(モダン・ジャズ・カルテットの演奏を続けて聴きました。)

   

「The Only Recorded Performance of Paul Desmond with The Modern Jazz Quartet」(Finess 1971年録音)
ポール・デズモンド(as)が参加したライブアルバム。「Greensleeves」や「Here's That Rainy Day」でのデズモンドの演奏が素晴らしく、猛烈にスイングする「Bags' New Groove」はMJQの魅力が横溢。

   

MJQの初期の名作「Concorde」(Prestige 1955年録音)も聴きました。「Softly, As In A Mornig Sunrise」(朝日のように爽やかに)や「Concorde」が収録されています。

安曇野宅で楽しんでいるところです。

【HighwayWaler 11月号】

   

表紙。女優の新川優愛さんが表紙を飾っています。

   

日帰りドライブコースとして、長野県松本市が特集されていました。『まずは、国宝松本城に直行し、天守から市街を眺めてみよう。』とあります。

   

松本市にはパルコがあります。そこで、松本市美術館がプロデュースした展示会が開かれているようです。下段では、蕎麦店の「野麦」が紹介されています。

   

上段は、松本市内のブックカフェ「栞日」、中段に「松本民芸家具・中央民芸ショールーム」の紹介がありました。ブックカフェ栞日に行ってみたいと思いました。

   

季節のおすすめスポットとして、「深まる秋の紅葉狩り」が特集されています。まずは、長野県大町市の「高瀬渓谷」です。この特集は役に立ちそうです。

   

新潟県妙高市の「不動滝」、新潟県燕市の「国上山」、長野県上高井郡高山村の「松川渓谷」などが紹介されています。

   

信越地方の高速道路SA・PAのマストバイおみやげ、特産フルーツ編に、「シャインマスカットきらら」(上信越道東部湯の丸SA上り)、「味ロッジの果実たっぷりケーキ」(長野道姨捨SA上り)が挙げられていました。