Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

パラダイム?祖型?

2009年12月06日 09時03分39秒 | Weblog
 バーディーは学生時代、政治思想史の類の講義によく出ていた。だが、佐々木毅先生の政治学史は、就職活動と重なり、ろくに講義に出られず、そのことを後悔している。
 ほとんど講義に出ないまま試験に臨んだわけだが、自分なりにそこそこできたつもりの答案が「良」の評価でがっくりきた。問題は、
「政治学思想史における古典古代の意義を論じなさい」
という極めて奥の深いものだった。
 これに対する解答を正確に述べるのは不可能に近く、あえて言うと、「パラダイム」又は「祖型」という概念によって説明するのがしっくりくる。実際、欧米のインテリ層にとって、ギリシャ・ローマ時代は、史上初めて民主政が生まれた時代というだけでなく、多くの面で思考の枠組みを形成している。
 たとえば、アメリカ大統領府(キャピトル・ヒル)はローマの「カンピドリオの丘」にちなんだものであり、こんなところにまでギリシャ・ローマの影響がみられるのだ。
コメント
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