ローマ歌劇場2018年日本公演 『椿姫』ジェルモン役変更のお知らせ
「この9月のローマ歌劇場『椿姫』公演の配役に変更が生じました。ジェルモン役で出演予定だったベテランのレオ・ヌッチは、今回の公演を"日本のファンへのさよなら公演"にしたいと意欲を見せておりました。ところが自身の体調の変化と気力の衰えから、しばらく逡巡の期間があったようですが、このたび正式に出演を断念したいとの連絡が入りました。主催者としては残念としか言いようがありませんが、76歳を迎えたヌッチ氏の心情に思いをいたすと、ヌッチ氏の決断を尊重せざるを得ません。ヌッチ本人から観客の皆様へのメッセージを託されましたので、下記を併せてお読みいただければ幸いです。
ヌッチに代わりまして、ジェルモン役にはアンブロージョ・マエストリが出演いたします。マエストリはリッカルド・ムーティがミラノ・スカラ座の音楽監督だった時代、ヴェルディ歌手としての経歴の基礎を築き世界に羽ばたいたバリトンで、日本では2013年ミラノ・スカラ座日本公演の『ファルスタッフ』でタイトル・ロールを歌っています。」
だいたい「何かが起こる」東京文化会館でのオペラ公演だが、「椿姫」の場合、ジェルモンでレオ・ヌッチの代役を務める
アンブロージョ・マエストリが素晴らしい。
ホール全体に鳴り響く大音量とたっぷりすぎる情感で、「プロヴァンスの海と大地を」などは、聴いていると涙が出そうになる。
一昨年の東京春音楽祭「神々の黄昏」でのアイン・アンガーを思い出した。
「この9月のローマ歌劇場『椿姫』公演の配役に変更が生じました。ジェルモン役で出演予定だったベテランのレオ・ヌッチは、今回の公演を"日本のファンへのさよなら公演"にしたいと意欲を見せておりました。ところが自身の体調の変化と気力の衰えから、しばらく逡巡の期間があったようですが、このたび正式に出演を断念したいとの連絡が入りました。主催者としては残念としか言いようがありませんが、76歳を迎えたヌッチ氏の心情に思いをいたすと、ヌッチ氏の決断を尊重せざるを得ません。ヌッチ本人から観客の皆様へのメッセージを託されましたので、下記を併せてお読みいただければ幸いです。
ヌッチに代わりまして、ジェルモン役にはアンブロージョ・マエストリが出演いたします。マエストリはリッカルド・ムーティがミラノ・スカラ座の音楽監督だった時代、ヴェルディ歌手としての経歴の基礎を築き世界に羽ばたいたバリトンで、日本では2013年ミラノ・スカラ座日本公演の『ファルスタッフ』でタイトル・ロールを歌っています。」
だいたい「何かが起こる」東京文化会館でのオペラ公演だが、「椿姫」の場合、ジェルモンでレオ・ヌッチの代役を務める
アンブロージョ・マエストリが素晴らしい。
ホール全体に鳴り響く大音量とたっぷりすぎる情感で、「プロヴァンスの海と大地を」などは、聴いていると涙が出そうになる。
一昨年の東京春音楽祭「神々の黄昏」でのアイン・アンガーを思い出した。