現下の好景気?は、いわゆる「3つ(設備・雇用・債務)の過剰」の克服の末にやってきたという説があるが、本当だろうか。
まず、債務の過剰については、大企業を中心に(皮肉にも)中小企業を念頭においていたはずの民事再生手続の適用や、さらに大胆な債権放棄などによって克服されたように思える。
それでは、設備・雇用の過剰についてはどうか?
バーディーは、金融業務から数年間遠ざかっているので、ちと分からないが、まず、設備については依然として過剰感があるのではないかと思われる。他方、雇用については、労働分配率の低下(正社員比率の低下等)によってこれまた皮肉にも克服されたかのようである。
だが、直感的には、「銀行⇒ゼネコン」との間で、過剰融資・無駄な設備投資等といった悪循環が一巡して、ようやく小康状態にたどり着いただけなのかもしれない。気のせいならばよいのだが。
まず、債務の過剰については、大企業を中心に(皮肉にも)中小企業を念頭においていたはずの民事再生手続の適用や、さらに大胆な債権放棄などによって克服されたように思える。
それでは、設備・雇用の過剰についてはどうか?
バーディーは、金融業務から数年間遠ざかっているので、ちと分からないが、まず、設備については依然として過剰感があるのではないかと思われる。他方、雇用については、労働分配率の低下(正社員比率の低下等)によってこれまた皮肉にも克服されたかのようである。
だが、直感的には、「銀行⇒ゼネコン」との間で、過剰融資・無駄な設備投資等といった悪循環が一巡して、ようやく小康状態にたどり着いただけなのかもしれない。気のせいならばよいのだが。