Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

供給過剰

2006年12月30日 21時44分33秒 | Weblog
 我妻先生が生涯をささげた「資本主義と私法」のうち、資本主義の未来については、さしあたり、中国経済の近い将来が気になるところ。
 これについては、北京オリンピック後の景気後退は不可避と見ているが、既に始まっているのが、WTO加盟後の農作物の供給過剰である。中国の農村部の余剰労働力は、1億5千ないし2億といわれる。歴史の必然で、余剰労働力は、今度は工業・サービス業労働力となるはずである。実際、農民は離村し、都市部に向かっている。
 だが、問題は、多くの製商品が、既に供給過剰に陥っていることである。バーディーは、最近、中国での若者の就職難のニュースが報じられていることに相当注目している。
 世界恐慌の原因も、要するに、世界的な供給過剰にあった。さて、どうなることやら。
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適職探しは難しい

2006年12月30日 18時38分57秒 | Weblog
内閣府の「国民生活白書」(平静18年版)
適職探しに成功する人はそれほど増えていない
 
 新卒時の不景気から、「不本意就職」を余儀なくされた94年以降の世代は、「適職」を求めて転職を繰り返すが、それでも成功する人は少ない。適職探しを断念する人もいる。
 サルトルは、アメリカ資本主義を指して、
「ここには生活はない。宿命があるだけだ。」
と述べたが、日本でも、新卒時の景気の良し悪しは、一生ついてまわるようである。
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