福岡地検職員が庁舎で自殺か
18日午前9時ごろ、福岡市中央区舞鶴2丁目の福岡地検や福岡高検が入る検察庁舎(7階建て)から同地検の男性職員(40)が転落し、搬送先の病院で間もなく死亡した。中央署によると7階トイレの窓が開いており、男性職員はそこから飛び降りたらしい。家族に「仕事が忙しい」と悩みを漏らしていたといい、同署は自殺の可能性が高いとみている。
一般人がこういうニュースを聞いて思うのは、「なんで自殺する前に仕事を辞めないんだろう」ということである。だが、これは事態を誤解していると思う。
要するに、過労自殺する人間は、正常な判断能力を失っているのである。例えば、健全な人間なら、「自殺したりノイローゼになるくらいなら、仕事なんか辞めちまおう」と考えるのだが、うつ病ないしそれに近い精神状態だったら、「どうせ生きていてもずっとこんな生活だろう。転職も難しいご時世だし・・・」と考えてしまうのであろう。
本件でも、自殺した事務官が仕事の悩みを家族に打ち明けた時点で、うつ病のSOSが出ていたかもしれない。そう考えると、やりきれない思いがする。
18日午前9時ごろ、福岡市中央区舞鶴2丁目の福岡地検や福岡高検が入る検察庁舎(7階建て)から同地検の男性職員(40)が転落し、搬送先の病院で間もなく死亡した。中央署によると7階トイレの窓が開いており、男性職員はそこから飛び降りたらしい。家族に「仕事が忙しい」と悩みを漏らしていたといい、同署は自殺の可能性が高いとみている。
一般人がこういうニュースを聞いて思うのは、「なんで自殺する前に仕事を辞めないんだろう」ということである。だが、これは事態を誤解していると思う。
要するに、過労自殺する人間は、正常な判断能力を失っているのである。例えば、健全な人間なら、「自殺したりノイローゼになるくらいなら、仕事なんか辞めちまおう」と考えるのだが、うつ病ないしそれに近い精神状態だったら、「どうせ生きていてもずっとこんな生活だろう。転職も難しいご時世だし・・・」と考えてしまうのであろう。
本件でも、自殺した事務官が仕事の悩みを家族に打ち明けた時点で、うつ病のSOSが出ていたかもしれない。そう考えると、やりきれない思いがする。