糖質制限

２０歳若く見える人の食べ方 老けない、太らない、疲れないオーガスト流フードヒーリング
　著者は、５０歳なのに３０代にしか見えないというのが売り物で、その健康法には説得力がある。
　要点は、徹底した糖質制限。特に、夕食には糖質の少ないものがいいという。小腹が減ったときは、チョコではなくココナツフレークにする。
　さっそく、ココナツフレークだけでも真似てみることにした。

身柄の所在

　刑事弁護をやっていると、取り調べ担当の警察署に被疑者・被告人の身柄がないことがときどきある。共犯事件などで犯人を分散して留置しているケースもあれば、警察署が建て替え中で留置場が使えないなどのケースもある。
　片山祐輔容疑者の場合、取り調べの担当は麹町警察だが、どうやら身柄は警視庁本庁にあるようで、警視庁の気合の程度が分かる。

自白剤

　ある覚せい剤の事件で、強制採尿に先立って点滴を実施した事案をある弁護士に話したら、「それが適法なら、自白剤だって許されることになるね」という指摘があった。
　自白剤という言葉がすぐに出るというのはすごいことだが、スパイ映画などでは見かけることがある。
　

証拠

片山容疑者「真犯人は別にいる」と供述　ＰＣ遠隔操作
　報道された限りでは、片山氏を犯人とするための証拠は情況証拠しかなく、それもちょっと心もとないものである。
　細切れに再逮捕を繰り返して捜査のための時間を稼ぐのだろうが、物証が既になくなっている可能性もある。

敗訴的和解

「白い恋人」と「面白い恋人」、和解が成立
　原告側の実質的敗訴に近い和解内容である。
　よしもと側には、生産・販売主体や商品を誤認混同させる目的はないようだったので、この結論は見えていたが・・・。

伝統軽視

レスリング除外:関係者に衝撃「本当に痛い」　２０年五輪
　こういう記事を見ると、「ＪＯＣは仕事してるの？」という声が出てきそうだ。
　それにしても、特定の国が特定の競技のためにロビー活動をするというのも、変な話ではある。

名作の改変

山田洋次『東京家族』にガックリ（上）――致命的な演出力の弱さ
　ようやく時間ができたので、評判の「東京家族」を観た。だが、感想は「ガッカリ」である。藤崎康さんのように、「演出力の弱さ」を指摘する人もいるが、私は、「ストーリーの弱さ」が致命的だと思う。
　特にひどいのは、原作では、次男は戦死しており、その妻（原節子）は、これからも独り身を貫くのかどうかで揺れているところだったのが改変され、次男（妻夫木聡）は死んでおらず、その婚約者（蒼井優）と幸せな生活を送ることが示され、「家族の絆」が強調されているところ。しかも、次男と婚約者とは、震災でボランティア活動を行っていた際に知り合ったという、取ってつけたような設定である。
　原作の原節子は、「自分の生活」に没頭する実の子供たちと対比される、これから「自分の生活」をどうしていくのかという課題を抱えている人物という役どころだったのだが、それが「東京家族」では台なしにされている。孤独であるが故に義理の両親に優しく接する原節子の神々しさが、ここには微塵もない。
　

新人を鍛える

中野美奈子　フジ時代は「地獄の日々」告白に局関係者が激怒
　フジテレビのようなやり方で新人を鍛えるところはたくさんある。このやり方が「イジメ」というのは違うと思う。
　古巣の悪口をいいながら、当時の自分の至らなさに気づいていない人は、傍から見るとかわいそうである。

迷言

Google Earth発言の原口氏、Facebookでコメント「Google Earthで艦船が見えると断言はしていない」
　今までのところ、今年一番の迷言であることは間違いない。
　後付けで弁明しているが、ユーチューブで見ても、「グーグルアースかなんかで見ればわかりますよ」と断言しており、言い逃れできない状況にある。
　

身分保障

（ニュースＱ３）盗撮、その後５カ月も裁判官のままなんて
　そういえば、強制わいせつで有罪となった元裁判官の場合、「再任しない」という措置で終わり、罷免はまぬかれていた。今回は、迷惑防止条例違反という、強制わいせつより軽い罪なので、前例とのバランスが一応問題となるだろう。
　ところで、弁護士業界が大変になる一方で、ロースクール生や修習生の中では裁判官や検察官を志望する人が増えているらしい。明日の生活も分からない弁護士より、手厚い身分保障を受けている公務員の方がいいという発想は、それなりに理解できる。生活できなかったら終わりだから。