Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

当たり外れ

2013年02月08日 08時11分02秒 | Weblog
地裁が「違法捜査」批判、覚醒剤使用に無罪判決
 違法収集証拠の事案は、裁判官の価値観ですべてが決まるといってもいい。
 それだけに、裁判官しだいで結論が変わるという「当たり外れ」がある。この事件も裁判官によっては、「令状主義の精神を没却するほどの重大な違法性は認められない」と判断する可能性もある。
 
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和解の余地

2013年02月07日 08時06分10秒 | Weblog
 控訴審では、勝敗が明らかな事件であっても、弁論を終結させたうえで和解の勧試を行うことが多い。
 だが、和解の余地がない場合、例えば、勝ち筋の事件で、裁判所から和解を勧告されることが依頼者との関係で望ましくない場合(不安感を与えたり、トラブルのもととなりそうな場合)や、和解が成立しそうもなく、時間の無駄と思われる場合には、はじめから和解に応じない姿勢を示すことがある。
 具体的には、(他の弁護士がやっているのを見て学んだのであるが)、準備書面に「直ちに弁論終結の上判決を賜りたい」という趣旨の文句を入れるのである。
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子供と孫

2013年02月06日 08時10分54秒 | Weblog
 「東京物語」のワンシーン。 
周吉・・・「ウーム よう昔から 子供より孫がかわいい言うけえどー お前ァ どうじゃった?」
微笑みながら、
とみ・・・「お父さんは?」
と言うとみ。
周吉・・・「やっぱり子供のほうがええのう」
とみ・・・「そうですなァ」
微笑むとみ。
周吉・・・「でも 子供も大きうなると変るもんじゃのう 志げも子供の時分はもっと優しい子だったじゃにゃァか」
とみ・・・「そうでしたなァ」
周吉・・・「おなごの子ァ嫁にやったらおしまいじゃ」
とみ・・・「幸一も変りやんしたよ あの子ももっと優しい子でしたがのう」
周吉・・・「なかなか親の思うようにァいかんもんじゃ……」
二人、笑う。

 身につまされるようなシーンだ。周吉ととみは、子供から厄介者扱いされても、子供は「かわいい」という。自分の生活だけで精いっぱいな子供たちを見て、実は頼もしく思っているのではないだろうか。巣立ったひな鳥をみる親鳥の心境である。
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親の欲

2013年02月05日 08時24分04秒 | Weblog
 東京物語の続き。
 作中で、平山周吉(笠智衆)の発言にぎょっとした瞬間があった。茂木先生がうまく解説している。
何を言って、何を言わないか(「クオリア日記」)
「観客はショックを受ける。にこにこと笑っている老父の中に、まさか息子のことを「場末の小まい町医者」と呼ぶような一面が隠れているとは思いもしない。暖かな水の中に、一瞬冷たい刃物が光る。人間というものの深みを描いた、小津安二郎監督の真骨頂である。」

 そう、周吉は長男を実は批判的な目で見ているのである。「たかが町医者ごときが、親をないがしろにしやがって」などと、アメリカ映画では心中を吐露するところだろうが、小津映画では、(酒の席以外では)何も語らず、にこにこしているだけなのである。
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名作の後味

2013年02月04日 06時41分54秒 | Weblog
 山田洋次監督の「東京家族」の評判がいいので、観に行こうと思っていたら、つい転寝をして時間が過ぎてしまった。
 その代わり、小津安二郎監督の「東京物語」をDVDで鑑賞する。NHKが休日に放映しているのを何度か観たはずだが、殆ど記憶に残っていない。
 観てみると、これが日本映画最高傑作であることを実感する。個々のセリフのみならず、一挙手一投足が研ぎ澄まされており、一瞬も目が離せない。
 テーマは、名作によくあるもので、人間同士(本作では親と子)のディスコミュニケーション、つまり孤独であると思う。よく、名作と呼ばれる映画を観た後は、切ない気持になるが、この映画もそうで、後味は決してよくない。
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恫喝訴訟

2013年02月03日 09時47分32秒 | Weblog
野村総研、社員によるワイセツ被害女性を“逆に”訴えた恫喝訴訟で実質上の全面敗訴
「裁判所では裁判官が多忙であるために判決を書くのを嫌がることが多く、被害者にも和解を求めてくるケースが多いため、それを利用して和解の成立を狙い、親告罪が成立しないようにする効果もあるのだ。」

 いわゆる「恫喝訴訟」は、かつて「スーパーフリー」が多用した手法と言われるが、裁判の実情を悪用するあたりは、実に鋭い。
 私も、従業員が社長の不正経理を告発したところ、名誉棄損で訴えてきたという事案を担当したことがある。これは、和解狙いではなく、経済的な苦境にある元従業員に対し弁護士費用の負担を強いるという狙いがあるようだ。
 どっちにしろ無駄な訴訟である。
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正論

2013年02月02日 09時30分53秒 | Weblog
AKB峯岸みなみ丸坊主騒動 フィフィ「なんか引くわ…」
 確かに、ファッションで丸刈りにしている人、病気の治療でそうなっている人、単に禿げた人、拘置所や刑務所などで否応なく丸刈りにされた人、僧職の人などに対し、かなり失礼な言動だった。
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他人の金

2013年02月01日 07時57分42秒 | Weblog
驚きの「年収5億円」 世界を股にかける「凄腕」ファンドマネジャーの実像とは?
 損失を出したことに対する怨恨による犯行のようだが、手口の杜撰さが指摘されている。
 「年収5億円」を羨ましく思う人も多いが、所詮は他人のカネの一部であり、要するにあぶく銭である。トイプードルに大間のマグロを食べさせるところなどは、哀れに思う。
 ともあれ、合掌。
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