Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

請求の仕方

2013年10月21日 07時54分23秒 | Weblog
 いわゆる「大手渉外」と呼ばれる法律事務所のフィーの請求の仕方について、考えさせられる出来事があった。
 うちの元顧客が、日本有数の某大手渉外事務所に訴訟事件を委任したのだが、一審では全面敗訴だったので、請求額を絞って控訴することとした。ところが、これに対して、某事務所は、「全部控訴でなければ受任しない」などとゴネて、フィーを吊り上げてきた。控訴期限が迫っていたこともあり、その顧客は、結局某事務所の言いなりになったのである。ちなみに、控訴審でも全部敗訴であった。
 国内案件については、事件数が飽和状態であるためか、各大手事務所は「取れるところから最大限搾り取る」戦略に出ているようだ。だが、傍から見ていると、余りにもえげつない気がする。
 
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東側

2013年10月20日 09時21分16秒 | Weblog
米海軍の台風進路予想図
 これを見ると、24日ころ、東日本が台風の「東側」、つまり、最も風の強い領域に入ってしまうことになる。そうなると、おそらく、外に出ていられない状態になるだろう。私は大学時代に風速50メートルの台風を経験したことがあるが、トラックが横転する程度の猛烈な風である。
 そのころまでに勢力が衰えていること、あるいは、進路がそれることを祈るのみである。
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ちょっと違う?

2013年10月19日 08時47分48秒 | Weblog
アルバイトによる悪ふざけで営業停止となったそば屋が破産
 アルバイトの悪ふざけだけが原因で破産に至ったかのように報道されているが、「おや」っと思える記述がある。

「2012年9月に当時代表の創業者が逝去し、「永山店」のみの営業となっていたところへ、・・・」

 そう、この会社は創業者(おそらくワンマンでやり手)の死去に伴い業務縮小を図っており、このまま後継者が見つからなければ店をたたむつもりだったのかもしれない。そうであるとすれば、アルバイトの行為は、「引き金」程度の原因にとどまるという見方もできる。
 いずれにしても、気の毒な話である。
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皮相上滑りの開化

2013年10月18日 08時41分31秒 | Weblog
東海大学法科大学院 学生募集停止について
 ロースクール制度は、発想としては間違っていないが、取り入れ方に問題があったというのが大方の意見のようである。(問題おおありの)従来の法学部制度、司法修習制度(これはドイツから取り入れたようだが)に、アメリカ式のロースクール制度を接ぎ木するという、夏目漱石であれば絶対に「皮相上滑りの開化」と評した制度である点に大きな問題があったと思う。
 まず、法学部のカリキュラムとの関係が問題である。法学部では、いわゆる「マスプロ講義」が主流だと思うが、こんなのはビデオでも視聴できる。いっそのこと、法学部を廃止し、大学を2年制にするとよい。ロースクールを4年課程として、1年目に「マスプロ」方式でいいから基礎科目を習得するのである。
 また、あちこちで指摘されていることだが、「起案」(答案練習)を敵視する姿勢を改めることである。答案添削をいやがる教官が多いそうだが、司法研修所の講義が「起案」が中心なのは、これが実務家養成のために必須だからである。
 こう考えてくると、現状では、学生の定員を減らして、丁寧な教育を行うしかないように思う。
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キャッシュバック

2013年10月17日 07時57分19秒 | Weblog
「アパ1人勝ち」儲けのカラクリ -ビジネスホテルウォーズ【2】- プレジデントオンライン
 「ホテルを選ぶのは出張する本人ですが、そのお金を払うのは会社です。そこが切り込みどころだった。10%の現金キャッシュバックによって、経費で1万円使えば、本人に1000円が入る。このキャッシュバックを確定申告で出したという話も、奥さんに渡したという話も聞いたことがない」

 確かに、キャッシュバックは、ホテル側にとっては「売上値引き」などという名目で計上できるだろうが、利用者の方では、わざわざ税務申告用に計上するという話はきかない。私などは、どういう勘定科目にあたるのかさえ知らない。
 
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苦しまない

2013年10月16日 08時25分56秒 | Weblog
安楽死専門クリニック 昨年開業後患者が殺到・処置は無料(オランダ)
 「オランダでは、年を取って生きるのが嫌になった高齢者にも認めようという動きもある。“終末期”や“耐えがたい苦痛”という条件も外れてきています」

 年を取って生きるのが嫌になったから楽に死なせるというのは、もう「安楽死」の定義にあてはまらない。生きること自体が”耐えがたい苦痛”だというのであれば理解できるが。
 
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若者向け?

2013年10月15日 07時52分11秒 | Weblog
私の個人主義(夏目漱石)
 高校時代以来の再読。漱石の主張は平易に見えるため、高校の教科書などに採用されることが多いけれど、どれだけの高校生が理解しているだろうか。
 根幹となる主張は、「自己本位」の生き方・考え方を実践するというもの。ただ、「自己本位」が「権力」や「財力」と結びついて、他人の上に影響力を及ぼす方向に進んではならない。
 解説者は、これを「個人主義」というよりは「個性主義」であると指摘するが、むしろ「自由主義」といった方が正確だし、「幸福追求権」を日本風に言い換えたものと言えばスッキリする。
 再読して気づいたのは、「権力」による「他の威圧」などについて、分かりやすい例が挙げられていること。例えば、釣り好きの兄が、読書家の弟を無理やり釣り堀に連れて行き、かえって弟の反抗心を刺激したというくだりなど。日常的な事象から物事を考える姿勢が表れている。
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死んでない

2013年10月14日 07時45分50秒 | Weblog
 「真っ白な灰になった」という「あしたのジョー」のラストシーンで、私はてっきり丈は死んだのだと思っていた。
 ところが、「新潮45」(10月号)の「あしたのジョーは生きている」によると、作者のちばてつや氏が、丈は生きていると断言していた。監察医から見ても、微笑みやひじで体を支える姿勢は、死んでいたらできないそうである。
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要領のいい人

2013年10月13日 07時48分11秒 | Weblog
「国費留学した官僚の退職は許せん!」と憤るあなたへ
 今でこそ少なくなったが、数年前までは、国費留学(厳密には人事院の長期在外研修)から帰国後すぐに外資系金融機関などへ転職する若手官僚が多かった。私の業界でも、国費留学中にロースクールで資格を取り、帰国後退職して渉外事務所に入った人がいる。
 もっとも、「日本の国民から集めた税金で留学したのに、日本のために恩返しするのではなく、外国企業のために奉仕するなんてとんでもない」というわけで、「国家公務員の留学費用の償還に関する法律」が制定・施行され、こんな「若手官僚」は激減したらしい。
 上のような「若手官僚」は、ある意味では「要領のいい人」とみることもできるだろうが、反面、とんでもない過ちを犯していると思う。
 まず、他人からは、「こいつは、国ですら自分の目的を達するための手段としか考えていない人間だ」とみられ、信用を失う。また、若いうちから「他人の金で良い思いをする」ことを覚えてしまうと、汗水たらして働くことがバカらしくなり、資金力のあるスポンサーを求めてさまよい歩く人生を送りかねない。そのうちに、人間にとっていちばん大事な「独立不羈の精神」を失ってしまうのである。
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理想と現実

2013年10月12日 08時01分19秒 | Weblog
佐藤頭取が行員に謝罪=暴力団融資問題で―みずほ銀
 行員の多くは、(少なくとも入行当初は)社会にとって有益な仕事を行うことを理想に掲げて働いてきたはず。だが、こんな「わが社」の現実を知ると、理想も空しく思えてくるだろう。
 週刊誌情報では、融資先が反社会的勢力だと知った後も、融資金の返済を要求するのは「面倒」「ことを荒立てる」という理由で放置してきたそうである。
 さすがにこの種の業務を若手にやらせるのはまずいが、それなりの経験を積んだ行員が複数で対応すればできないことではない。ただ、その原動力となるはずの「理想」が、「放置」を指示した上層部には失われていたということなのかもしれない。
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