Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

ゼネコン的(2)

2013年12月19日 08時25分15秒 | Weblog
事務職員に業務させ世界旅行した弁護士、業務停止1年6月
 いろいろな弁護士懲戒事件の中でも、この事件は極めてインパクトが強かった。
 合計1100件以上の債務整理・破産事件の大半を事務員に丸投げし、その間、世界旅行に出かけていたという80歳代の弁護士は、懲戒の直後に弁護士登録を抹消している。
 これだけ楽して稼いだのだから、金の心配はないのだろうが、悪名は永久に残ることとなる。
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ゼネコン的

2013年12月18日 08時35分57秒 | Weblog
 近くに法律事務所がたくさんあるせいで、昼飯時などによその事務所の運営方法に関する話が耳に入ってくる。
 この間聞いたのは、ある共同事務所の話。そこは、ボスを筆頭に10名近い弁護士(いずれもパートナー弁護士)が所属しているが、大口顧客を持っているのはボスだけという事務所である。ボスは病気がちなこともあって十分働けないらしく、多くの仕事をほかの弁護士に丸投げでやらせている。問題は、その場合に収益をどう分配するかである。
 その事務所では、丸投げ事件でもボスが3割の収益を「上納金」として取る仕組みになっているそうだ。なぜなら、「これは俺のお客さんだから」。
 少し状況は違うが、ゼネコンが下請けからマージンを「抜く」やり方に似ているようにみえ、違和感を覚えた。サラリーマンとは異なり、仕事を自分一人の裁量で出来るというのが自由業の一つのメリットだと思うのだが、そのメリットを放棄して、事件を他人に丸投げして、それでも収益を得ようというのは、ちょっと理解できないのである。
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請求権と形成権

2013年12月17日 08時00分04秒 | Weblog
 賃料増額訴訟で、相手方代理人から「先生は給付請求はされておられませんよね?」と言われて驚いたことがある。
 請求の趣旨は、「・・・賃料は平成・・年・月・日以降月額・万円であることを確認する」という風に確認訴訟の体裁をとるが、当然、増額の意思表示が到達した時点以降の差額賃料も請求するという訴訟である。
 賃料増額請求権が「請求」という文言を使いながらも「形成権」であることは実務上確立しており、相手方代理人はそれを知らなかったことになる。我妻先生の「民法案内・総則」にもあるとおり、請求権であるとすれば、増額の判決が確定した時点以降の差額賃料を請求できるというのが原則となるが、形成権なので、一方的意思表示によって増額の効果が発生するのである。
 
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ノーマーシー

2013年12月16日 07時47分00秒 | Weblog
北朝鮮「鉄つい下す」=張氏処刑、韓国の対応非難
 諸説紛々としているが、表現から推測すると、張氏は一種のクーデターを仕掛けようとして抹殺されたようである。
 「無慈悲」というのは言葉だけではなかった。
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読み比べ

2013年12月15日 07時52分21秒 | Weblog
はじめての構造主義(橋爪大三郎)と寝ながら学べる構造主義(内田樹)
 前者がレヴィ・ストロースを中心に論じたものであるのに対し、後者はひととおり主要な人物に触れて説明しているという違いがあるが、私は前者に軍配を上げる。
 最大の理由は、前者には、「構造主義とは一体何なのか?」と言う素人的な問いに対する一応の答えがあるのに対し、後者はそうではないからだ。また、これは内田さんの特徴なのだが、いろいろと比喩を使うためにかえって本題から脱線してしまうという問題点が指摘される。比喩を使う瞬間に、(例えば)ソシュールが本当に言いたかったことを別の物事に変換してしまい、意味内容が微妙にずれてしまうことに対する警戒心が希薄である。
 後者は、「構造主義を語る内田樹さんという人間」という題名の本だと思った方がいいのかもしれない。
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金銭感覚(2)

2013年12月14日 08時57分47秒 | Weblog
500円じゃなく”500ウォン”を出す
 金銭感覚が10分の1くらいなのだろうか。
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金銭感覚

2013年12月13日 07時34分52秒 | Weblog
 弁護士による横領事件が多発している背景には、弁護士報酬の算定基準の問題があるように思う。
 旧日弁連の基準では、弁護士報酬は「経済的利益の額」(大抵の場合は訴えの額)によって定められており、今でもこれを踏襲している事務所が多い。これだと、例えば不動産がからむ事件などでは、どんなに争点が少なく単純な事件でも弁護士費用は高額なものとなる。
 そんな、「難しくないけれど多額の報酬が手に入る事件」を多くやっていると、金銭感覚が普通の人からかけ離れたものになるのではないかと思う。そういう感覚を持った人が、数千万円ないし億単位の横領をしてしまうのではないか。
 話は変わるけれど、多額の報酬に見合わない仕事をしていると思う相手方代理人をときどき目にする。最近、訴額が数億円の訴訟を起こした相手方代理人の訴状を見て驚いた。争点に関連する主要な裁判例や学者な論文を全く読んでいないと思われる書きぶりだったからである。これで1000万円を超える着手金というのはいかがなものか。
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横領

2013年12月12日 07時42分15秒 | Weblog
兵庫の弁護士が預かり金横領 顧客の苦情13件、計数千万円か
 もはや珍しいことではなくなった弁護士の横領事件。
 だが、私はこの事件ではちょっと意外な感を受けた。それは、この弁護士が35歳と比較的若かったからである。
 大半のケースでは、横領事件を起こすのは比較的高齢の弁護士である。おそらく、かつてバラ色であった時代を経験し、その金銭感覚のままで現在を生きているためにそうなるのではないかと思う。バブル時に組んだローンを抱えているケースもあるようだ。
 比較的若手の弁護士による横領の場合、資金使途としては、「ギャンブル」などというのがある。いずれにせよ悪質であることに変わりはない。
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77%

2013年12月11日 08時42分29秒 | Weblog
 昨日、スポーツクラブで面白い話を聞いた。
 インストラクターによると、筋肉の77%は水なので、コリをほぐそうと思えば、もんだりするよりも、まずはゆすってみるのがいいとのこと。
 確かに、軽くなるような気がする。
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地盤沈下

2013年12月10日 07時44分45秒 | Weblog
大学の笑えない惨状~法学部凋落、私立の半数は定員割れ…学生の質の低下も拍車か
 かつて、法学部は「つぶしがきく」ということで文系学部の中では一番人気があった。ただ、「つぶしがきく」という言葉の具体的な意味は、今でもはっきりしない。
 それが、今や法学部の地盤沈下は目を覆うばかり。原因は、ロースクール制度にある。
 就職が厳しい状況下で、わざわざ借金して大学院に進んだとしても、合格しても就職がないおそれは十分あるし、合格できなかったら企業では一生正社員になれない・・・そんな険しい道に敢えて進んでいく人間はわずかだろう。
 もちろん、艱難辛苦に耐えて法曹の道を目指す人物は、こんなネガティヴな情報に惑わされないだろうし、ロースクール制度がなくとも法曹になっているだろう。
 
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