Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

他力

2015年12月20日 08時37分36秒 | Weblog
安宅(あたか)
 歌舞伎「勧進帳」の元ネタである能「安宅」では、弁慶が主君である義経を打擲して危機を逃れるが、この弁慶の行為について義経は、「いまの機転さらに凡慮よりなす業にあらず、ただ天の御加護とこそ思へ」と「八幡大菩薩」の「御託宣」であると指摘する。
 ここが非常に興味深いところで、義経は、人間の行為を神の恩寵に帰するわけであり、ここに「他力」の思想を読み取ることが出来る。 
 こうした思想は、現代の日本ではすっかり失われてしまった。これを、共同体崩壊の原因とみるか結果とみるかは議論の分かれるところだろう。
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年の瀬

2015年12月19日 08時10分22秒 | Weblog
 毎年のことだが、仕事に追われているうちに年末になり、息をつく暇もなく年が明けて仕事がはじまるというパターンが続いている。強いていえば、年末は和解の機運が高まり、終結を迎える事件が若干多い。
 大震災があってからというもの、大きな事件・事故・災害がないだけでも「平和な」年であったという認識になりがちだが、冷静に振り返ってみると、今年は世界中でテロ事件が多発している。
 来年は伊勢志摩サミットがあるし、数年後にはオリンピックが控える中で、テロ対策が本格的に課題となりそうである。
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政治的圧力

2015年12月18日 07時49分02秒 | Weblog
<産経前支局長>「無罪は予想できなかった」会見で本音
 「判決言い渡しに先立ち、裁判長が韓国外務省から提出されたという「日韓関係改善の流れを鑑み、日本側の意向に配慮してほしい」という異例の要請文を読み上げた際も、新しい証拠が提出された場合は裁判冒頭で読み上げられるため、予想は変わらなかった。 」

 自国の外務省から「無罪にせよ」という要請(圧力)があったことを法廷で認めたのには驚く。日本であれば、「司法の独立」を脅かすものとして憲法違反という指摘を受けかねない。
 
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満ち欠け

2015年12月17日 08時11分36秒 | Weblog
米FRB、9年半ぶり利上げ決定 実質的なゼロ金利解除
 「イエレン議長はFOMC終了後の記者会見で、「FRBが掲げてきた、雇用と物価上昇率の二つの条件が満たされたと判断した」と話した。」

 景気変動は月の満ち欠けのようなもので、加熱しすぎればその反動も大きいのは歴史が証明している。アメリカ経済は、このところ過熱気味の状態にあった、
 今回の決定は、やや遅かった感もあるが、政治的な思惑に左右されない妥当な措置だと思う。
 
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記事の読み方

2015年12月16日 07時47分56秒 | Weblog
高額療養費見直し検討 70歳以上の負担増へ 政府
 「年収が現役世代並み以上の70歳以上の人が外来受診する場合、医療費はいくらかかっても月約4万4千円払えばよい。このため財務省は、70歳以上の高齢者の上限額を70歳未満の現役世代並みの水準に引き上げる高額療養費制度の見直しを検討。」

 記事の見出しだけ読むと、何だか高齢者を冷遇するような制度の「改悪」のようだが、ポイントは、「年収に応じた負担の適正化」にあり、特に問題のない措置である。
 こうした見出しの付け方には意図を感じてしまう。
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ブラック

2015年12月15日 08時24分36秒 | Weblog
ブラック企業大賞
 政府の重点政策課題の一つに、「若者の過労死・過労自殺の防止」が挙げられている。ただ、やや遅きに失した感はある。
 近年の傾向としては、「若年層の酷使」(ブラックバイトなど)が指摘されている。「体力」があって「従順」な若者を利用して利潤を確保しようという企業の思惑が見える。
 しかも、ときには「指導」という名のパワハラがなされることがあり、若者のうつ病発症⇒自殺が急増しているのである。
 
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テイクアウト

2015年12月14日 07時55分03秒 | Weblog
店で食べると10%持ち帰れば8%?…残る課題
 「牛丼やハンバーガーを店で食べると10%だが、テイクアウトで持ち帰れば8%になるのか。コンビニエンスストアで弁当を買うと8%だが、店内の飲食スペース(イートイン)で食べれば外食として10%が適用されるのか。そばやピザの出前はどちらなのか。これらにルールを設けなければならない。」

 テイクアウトに軽減税率を適用する手法は、ドイツやイギリスでも採用されているそうだが、どう考えても合理的ではない。
 反対の最大の根拠としては、「ゴミが増える」という点である。環境に優しくないのだから、2%分の環境税を課すというのはどうだろうか。そうすれば、軽減税率の意味もなくなってしまうが。
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時間つぶし

2015年12月13日 08時40分00秒 | Weblog
王将社長射殺、九州の組関係者浮上 吸い殻とDNA一致
 「「餃子(ギョーザ)の王将」を全国展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行(おおひがしたかゆき)さん(当時72)が2013年12月、京都市山科区の本社前で射殺された事件で、京都府警が現場で採取したたばこの吸い殻に付着していた唾液(だえき)のDNA型が、九州の暴力団関係者のものと一致したことが捜査関係者への取材でわかった。吸い殻は犯人が待ち伏せていたとみられる付近に落ちていたといい、府警は重要参考人とみて慎重に捜査する方針。」

 待ち伏せの時間つぶしにたばこを吸い、無造作にそれを現場付近に捨てるというのは、用心深い犯人ならちょっと考えにくい。
 そういえば、小説「宴のあと」には、泥棒が庭に残したチューインガムの挿話が出てくるが、現在ならDNA型鑑定の対象になるだろう。  たばこを吸ったりガムをかんだりする「時間つぶし」の行為が、決定的な物証を残すことにつながるのかもしれない。

 
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バナナがなくなる日

2015年12月12日 08時03分10秒 | Weblog
バナナが消える!? 強力な細菌の登場で危機的状況に
 「ダン・コッペルは2008年のニューヨークタイムズ紙で、除々に広まり迫り来るパナマ病に人間は敗北を認め、そして愛しいバナナに別れを告げる準備をしなければならないかもしれない、と述べた。「もしかすると、バナナの現状をありのままに受け入れる必要があるのかもしれません。この熱帯の果物は、遠くないうちに、私たちの手の届かないところに行ってしまうのかもしれません」。」

 バナナに病気が蔓延しており、対処法は見つかっていない。遺伝子的な多様性がなく、病気に弱いということなのだ。だから、近いうちに絶滅するのではないかと指摘されている。
 毎日バナナを食べている私としては死活問題だし、バナナマンや吉本ばなな氏にとっても大変な問題だと思う。
 
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後ろ盾

2015年12月11日 08時43分21秒 | Weblog
大沢樹生 光GENJI脱退理由明かす 事務所の後ろ盾かっこ悪い
 「グループを脱退した理由については「志が俳優に向き」、同時に「ジャニーズ事務所、光GENJIという後ろ盾があった。それはかっこ悪い。ちゃんと外を知っておかないとまずいと思った」などと語った。」

 事務所の力といえば、お笑いの世界でも、事務所の力がモノを言うようで、特定の事務所の芸人が幅をきかせているのは周知のとおり。
 サラリーマンの世界も似たようなもので、個人の実力よりもその人が属している組織によって評価がなされることは多い。こうした組織ないし後ろ盾と自分を同一化してしまう人が出てくると、ほとんど宗教じみた様相を呈するようになる。
 こういう人を目覚めさせるのは至難の業である。
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