パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

武満徹の傑作

2010年08月24日 20時45分47秒 | Weblog
「弦楽のためのレクイエム 」確かにこれは傑作
厳しくて個性的な音色で
でも一番記憶に残っているのは「夢千夜日記の音楽」
余部鉄橋を走る列車、暗い日本海側の冬の風景、効果的に繰り返される安き節
これらは武満徹が自ら望んだシーンや音楽ではなかったかもしれないが
全体として武満トーンに満ち満ちている。

久しぶりに「夢千夜日記」見たくなった。
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最近の音楽メディアとレコード

2010年08月24日 06時18分38秒 | Weblog
HMV渋谷店が閉店した
CDからダウンロードに音楽を手にする方法が変わったせいだ
自分も最近はCDを購入していない(年齢のせいで意欲がダウンしている面もあるが)
といってダウンロードを頻繁にしているわけでもない

最近音楽メディアとして購入しているのが
中古レコード
新しいレコードは発売されていないし
されたとしても好みの音楽ではない事が多いので
結果的に中古レコードに行き着くわけだ

ところで、便利さを除いたら
最近のこの音楽の聴き方
音質、情報量はどうなんだろう?

イヤホンで聞いたり車の中で聞くには
たいした問題はないかもしれないが
さて気合いを入れて聞くには
これらの音源はレコードにかなわない

レコードの方がクッキリ、情報量が多い等とは
信じられないかもしれないが
現実に聴き比べるとまぎれもない事実

演奏者、録音技師の執念、情熱みたいなものが
レコードには感じられる
今のメディアによるものは、どこか希薄な
しかし、何となくはスッキリしてるような音
(まるで日本のビールみたい?)

昔がよいとかレトロ趣味を声を大きくして言うのではない
ただ、音楽としての質
それが便利さに後ろに追いやられている様に感じるのが少し残念だ
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