季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

打ち込まれるのは力

2008-12-30 18:02:16 | 季節 Season
毎年恒例のお餅つきの日。
なんだかもう男達は臨戦態勢でやる気満々だ。

とにかくお楽しみ行事ではなくて本気の餅つき。
前日から用意してある大量のもち米をふかして搗く。朝から夕方までみっちりしっかり。
親戚が集まってそれぞれの仕事を自分で見つけてはこなして行く。
餅つき周辺だけでも、搗く人、臼取り、お米を蒸す人。
それを支える食事準備、お茶を入れて、お菓子を出して、片付けも。
体調などであまり動けない人はコタツの部屋でゆっくり。
子ども達は働いたりしゃべったり応援したり漫画を読んだり。
そうやってたくさんの家庭の分の餅を搗くのだ。

こうやって子どもの時から過ごしてきた年の瀬。
役割を子どもが学んで大きくなったらそれが出来るのが成長の証し。
働く事は美徳だ。

餅つきを観るのも楽しい。
蒸された米がどんどんと形を変えていく。
小さかった子供が始めは子供用の杵で餅に当たるか当たらないか、ってな感じで振り下ろす。みんなの応援の声。褒めに褒める。すごいやる気と自信。
だんだん大きくなってきたら本格的な戦力だ。
息子はぐんと大きくなった今年からその仲間入り。
ずっと積極的に搗いていた。
始めはふにゃりとした打ち下ろし方だったけど、そのうちパーンとしっかりとした餅つきフォームが身に付いてくる。
臼取りは手馴れた熟練兵が受け持つ。タイミングと段取り。
私もやった事あるけど、あれは熱いし腰がきついし爪は減るし大変だ。

       

餅を搗く姿は単純にカッコいい。
男の見せ場だ。

お米と餅の違うところはそこに「力」が加わっている所。
だから食べたら力が出る。

お正月は餅三昧。
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