季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

秋の色彩

2010-11-27 20:58:21 | 食べ物 Eat
能勢までドライブ。道の駅に用事があって。連れて行ってもらった。
山の道を通っていったら見事な紅葉。山全体がパノラマ。
稲を刈った田んぼと川原のススキ。民家が美しい取り合わせ。
日本の一番美しい風景だと思う。里山。

くりの郷と言う名前のその道の駅にはお目当てのものがありました。ラッキー!
それは藁です。
毎年注連縄を作るのですが、いろんな人に頼んだり藁を手に入れるのは結構大変なんです。こんなにお米を食べている私たちなのに。
稲刈りを機械ですると藁は刈り取りと同時に刻まれてしまうので、まんまの藁を手に入れるためには手で刈ってもらわないといけない。それを毎年頼むのも申し訳なくて。

道の駅、好きです。今日もいろいろな産直品を見てわくわくしました。
しいたけがいい感じ。このまま食べる大きめなのと干すための小さめのを買った。
こうやって石づきを取って網に乗せて外に出しておくとかってに干ししいたけが出来ます。売ってるのみたいにカリカリに干さなくてもいい。少し縮んで軽くなったらジップロックに入れて野菜室に。
生のままより日持ちするし、そのままお汁や煮物に入れたら生よりいい味がして便利です。出汁も出るしね。
石づき部分も出汁のために干す。

       

隣のでっちようかん。能勢名産。他の所にも同じような名前の羊羹があるけどこれが昔から私たちにとってのでっちようかん。水羊羹より寒天が多い。やさしい味です。

帰りも暮れかけた日を浴びて輝く紅葉の山々。
娘が言う。(この前、京都の天竜寺で見てきた。)
「どうして葉っぱが赤や黄色になるんやろう?」
私が「それは外気温が急に下がると木の枝と葉っぱの間に壁が出来て…糖が…葉緑体が…アントシアニンが…。」って言いかけたら、「それは生物で聞いた、違うねん。葉っぱの用がないんやったらもっと汚く散ってもいいやん。あんなに心を打たれるようなきれいな色に変わるってすごい事やと思わへん?」

言われてみれば。花が美しいのは受粉をしてくれる虫のためとか分かるけど、散る前に葉っぱがこんなにも美しく色づくって不思議。

若者の心の瑞々しさよ。


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