季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

甘い苦いチョコレート

2013-09-01 18:46:31 | 食べ物 Eat
わー、今なんかすごい事わかった。
私が好きなチョコレート。及びケーキなど。
それって今日聞いたヨーロッパとアフリカとアメリカ中南部の三角貿易がなかったら出来てなかったんじゃない?
カカオをアフリカのガーナで仕入れて砂糖を中南米で手に入れてそれをヨーロッパで加工した。元々カカオを薬として食する文化は南米のメディスンマンがしていたと聞いたし。これで合点が行くなあ。それでかそれでか~。妙に納得。(今、私が考えたのでほんとかどうかは知らない)
それ以前はヨーロッパで砂糖は金と同じ価値だったらしい。

おいしいチョコレートの影に壮大な重い歴史が…。
あの美味しいケーキたちも…苦し。  

産業革命以降、衣服の出来合いを作って売ると言う事も始まって、仕立て屋じゃなくて工場で大量に作るようになったと言う展示もあったな。
私がやっているのはそれをわざと遡る仕事だ。全部人の力でただ一人のための一つの物を作るってのをやっている。
それも面白い。

私がこの頃いつも身に付けているアンティークの赤ビーズがその頃のアフリカとヨーロッパの貿易の貨幣の代わりとして使われていたと言うのも、ちょっとひやりとする事実。買った時に聞いた、ちょうど300年以上前のものだって…。お~。
今日貰った資料では全体の貿易量の5%だったって聞いたからちょっと安心したけど。確かにあった。ビーズって。

いろいろな流れが見える。自分の事もいろいろ考える。
今日はいろいろな発見と気づきの日だな。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな所で再会!

2013-09-01 17:46:08 | 暮らし Daily life
友達と琵琶湖に泳ぎに行こう!って言ってたけど、この荒れ模様のお天気にて中止に。
それでもし雨だったら行こうかな?と思っていた万博に行く事に。

先週南インド舞踊を観に行った時に気になっていたもの。EXPO'70 パビリオンにての大阪万博寄贈品展 南アジア編。今日まで。なんせスリランカの国旗が下がってたので気になって。

EXPO'70パビリオン。前にも観たけどもう一回行ってもなかなか良いです。
日本が世界が右肩上がりの成長をしていたあの時が甦る。ものすごい時代と場所に私は生まれたのだなあといつも感じます。万博、行ったけど小さすぎて殆ど覚えてないのが勿体ない。
今、行ったら観たい物や観たいイベントが目白押し。それでもこれだけの人だったら周りきれないなきっと。

南アジア編、やっぱり行って良かった。インドやネパールなどいろいろな興味深い国の民族衣装の展示も興味深く観たけれど、やっぱりこのために来たんだった。スリランカ。

当時のパンフレットや写真なども展示してあって、それを読む。すると…
「このセイロン館の設計はジェフェリー・バワによるものであり、セイロンの各地域を現す旗の制作はエナ・デ・シルバの率いる工房の女性たちによるものです。」だって!!!
エナ(この前のスリランカ滞在でお世話になった方)がこんな所にいた!!!夫と覗き込んで読んでにやりとする。うれしいなあ。こんな所で会えるなんて。
前に来た時もそうじゃないかと思っていたんだけど、建築がジェフェリー・バワ(エナの友人)って聞いたときから「もしや?」って思ってて、パンフレットに名前を見つけた時は鳥肌が立つ思い。
エナに会うずっとずっと前の私が小さな子供の時に、もう万博でエナの手がけたバティックを見ていたかもしれない。そばにあったんだって思ったら感動した。すごい縁だな。エナにも会場のどこかで会ってたかもしれない。う~!
バティックの旗が展示してあったので、まじまじと親しみを持って観る。「これか~、これを作った時エナは今の私と殆ど同い年」それもまた感激。時空を超えての出会いがスパイラルになって交わった。
ものすごい事が起こったなあと思う。偶然がこの世にないんだったらこれってホントにすごい事だ。

興奮さめやらぬまま、民博に移動してお昼を食べる。興奮したらお腹が空いた。
民族博物館のレストランはエスニックなメニューがあるので有名です。お値段もそれなりにするんだけど、ちゃんとしたシェフが作っているので美味しいです。今日はジャンバラヤを食べた。

今日は特別展がないので久々に常設展を観る。
しばらく来てなかった。噂には聞いてたけど随分展示が変わっていました。面白い。
何回も行っている人もしばらくぶりに訪れたら楽しめるようにちゃんとなっている。キュレーターの人たちすごいな。それで結局いつものように全部観れない感じに。朝から行ってるのにね。
最後の東アジアと日本のところはいつもちゃんと観れないな。また行こう。

今日は「みんぱくウィークエンド・サロン;研究者と話そう」と言うので「アトランティックヒストリーと西アフリカ」と言う講義があったので聴いた。アフリカ、あんまり知らない。私たち日本人が受け取る情報って多分極端に少ないと思う。それで興味があって。

そしたらそれもとても興味深いものだった。
アフリカの歴史、学校でも殆ど教えないって。そうだと思う。

アフリカ、15世紀くらいまでは他の地域の大きな文明にも劣らない素晴らしい文明が栄えていたらしい。
それが16世紀くらいになってヨーロッパのポルトガルなどが船で来るようになると様子が変わってきた。
そのうちに南アメリカや北アメリカの南部と繋がるようになるとまたそれが加速して衰退してきたらしい。ヨーロッパから布や武器を持って来て、アフリカから奴隷を連れてアメリカへ、そこにある大きな砂糖と綿のプランテーションで奴隷たちを働かせてその綿と砂糖をヨーロッパに持ち帰る。そう言う事があっての産業革命らしい。なるほどなるほど。
展示には奴隷になるときに使われた足輪や鎖もあって寒気がした。

人が人を奴隷として扱う。それはその人たちを人として認めてないって事だと思う。そんな事よく出来たな。この事についてはまだまだこれからもいろいろ見たり聞いたりして考えようと思う。

その後の質疑応答でアフリカの人たちの人となりや習慣なども聞けて興味深かった。
面白かった。

すぐに閉館時間が近づいたのでミュージアムショップを少し見て帰る。素敵なTシャツを見つけたから手に入れた。大事に着よう。

帰りは雨も止んでいい気分。緑の中を歩く。万博、雨でも興味を満たして歩くうちにかなりの時間と距離歩いています。頭も体もしっかり動かした一日。楽しかった。






Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする