季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

フェルトのツリー

2014-12-22 21:17:26 | ウールクラフト WoolCraft
今年最後のハンドワーククラブ。
いつものように集まっていつものように過ごす。ひたすら縫う。フェルトする。
温かい明るい空気の中で。
みんなが黙ってても心地いい。繋がっている。
ふざけたり黙ったり、おしゃべりしたり。
そんな時間が当たり前のようで特別、みんな好き。

今日はこの前にクリスマス会でした羊作りをしたいと言う人も何人か来て、羊も全部貰われていきました。
どれも可愛い可愛いと言われて大事に連れていかれて、嬉しい限り。

少しお休みがあるけど、新年すぐにまたあるので、それほど遠く離れる気もしない。
みんなで「良いお年を!」と言って別れる。
年末年始はアルコール依存症の人たちにとっては難しい時期だそう。飲まないで寒くても一人でもなんとか過ごせるように。
断酒会やA.A.などの集まりに出かけて楽しくすごせますように。
外は寒くても温かい人たち。また新年、元気で会いたい。
つくづく私はこの人たちが好きだなあと。思いながらほこほこした気持ちで帰る。


写真を撮らなかったなあ。
何か紹介するものは?と考えて、ありました。大切な作品をご紹介してなかった。
これは工房での作品。

友人の結婚式のために仲間が集まってみんなで作り上げたウェルカムボードの周りの飾り。
12月の結婚式にふさわしく、まずはツリー。式の後も毎年飾りたいと言う希望を叶えるべく。いろいろ考えました。
大きさは高さ30センチくらい。フェルトで。と言う事。
まず、針金で骨組みを作って組み合わせる。そして葉っぱの部分は長い房を作って(なんと全長3メートルにも及びます)それをぐるぐると巻きつけてツリーに仕立てると言うもの。
木の幹と地面もフェルトで、新婦が好きな雪景色を羊毛で演出。
これは畳んでほど良い小ささの箱に収納する事が出来ます。

       

飾りつけもナチュラルなもので。可愛いペアの人形が二人の仲の良さを現していますね。
これはみんなで始めに作り上げたものです。この後少しずつマイナーチェンジをしています。

       

てっぺんの星を彼女のウェディングドレスに合わせて、キナリと金のレースで作りました。木になじみやすいように少し仕様も変えた。

       

そこに羊も加えて今年はこんな感じで。そしてこれから少しずつ周りや飾りが増えて行ったら良いなあと言う事で余白を残してあります。

       

もう一つは持っていたスヌーピーのぬいぐるみが乗れるペアの自転車。二人が同じメーカーの自転車を持っているそうで、それに合わせて。
始めはどうやったら出来るか、だいぶ考えましたが、なんとか工夫に工夫を重ねて自立するものが出来上がりました。

       

どちらもとっても素敵で、やさしいけどしっかりした丈夫なものが出来上がりました。
ツリーは観る人誰もが絶賛!普通のツリーにもこの足元のフェルトだけでもあったら随分変わるかもと思うアイデアです。

誰のものも何の本も観なくて、ほんとのオリジナル作品。またまたすごいもの作っちゃいました。
「また作って!」と言われてもなかなか作れないと思う。それくらい大変でした。何人もが何日も集まってようやく出来た。
それでも実際の式でも好評だったそうなので、良かった。

こうやってみんなで作った事も楽しい思い出。寒い季節になって毎年飾るたびに、作った時の事を思い出すだろうなあと思ったら、こんな素敵な贈り物はないなあと思うくらい。
新婦のアイデアとみんなの協力で出来たツリーです。

本当におめでとう!末永くお幸せに。フェルトのように温かくてしなやかでそして強い夫婦になりますように。
私も仲間も見守っています。

Comments (2)
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