季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

シンデレラ実写版

2017-04-20 20:54:30 | 映画 movie
娘のうちで餃子を100個作ったんだけど、冷凍に周らないで、結局全部焼いた。
たくさん食べました。

       

実写版シンデレラを観た。



これは前にも観たけど、すごくきれいだと思う。そしてしばらく続いた「王子は要らない」話しでなかったから良かった。
話を現代の人たちでも違和感ないように作ってあるのでわかりやすい。
シンデレラがいやに自立心旺盛だったりもしない。普通に自己肯定感のある大事に育てられた娘なところが共感できるなと思う。

継母と二人の姉がもちろんシンデレラを虐げる。
ガラスの靴が誰のものか分かった時にシンデレラが継母に「どうして私をあんなにいじめたのか?」と聴いた答えが印象的だった。
「あなたが若くて純真で善良だからよ。」

このやりとりが大事だと思う。
いじめられたら「いじめられた方にも理由がある」ってよく言われるけど、ないってのが本当だと思う。
あったとしてもその人の落ち度じゃない事が無理やり理由にされているんだと思う。
それが良くわかる言葉。

やっぱりいじめの本質はいじめる方の心の闇だと思う。
相手がどんなに気に入らなくても悪いところがあったとしても、相手の自尊心を傷つけるような言動をする事はその人の問題だ。
嫌だったら離れたら良いのに、近づいて攻撃すると言うのが問題。
嫌がったり困ったりするのを観るのが快感だと言うのは健康とは言えないと思う。
しかもその行動に依存して行く。そう言うのを心の病気と言うのではないか。

何の落ち度もない、幸せで純真な人がうらやまれるばかりに攻撃されると言う事は昔からあったんだろう。
それでインドなど世界中で「邪視除け」と言うのを子どもに着ける習わしがある。
鏡を刺繍して縫い付けたり、目玉の模様の物を身に着けたり。

もう一つはそのうちから去る時にシンデレラは継母に「あなたを許します」と言うのだけど。
それがキリスト教的だなあと前は思ってた。
でもこの前の「赦し」について気付いた私には別の意味にも取れた。
あなたにされた事は忘れないけれど、あなたを罰するのは神様にゆだねます。って事だなあと。
もし、仕返ししたら自分はその出来事を手の中にぐっと握りしめたまま一生離すことが出来ないだろう。
だから今回はその赦しも気持ち良く観れた。

この映画は良く出来てるなと思う。
ディズニーすごいなあ。こんなに王道のプリンセス物語をこんなにもうまく作って。
配役も衣装も街もとても素敵。とりわけ青いドレスが良い色で好き。





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