季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ノスタルジー台湾

2015-05-09 21:07:25 | 旅 Journey
台湾の話の続き。

台湾に行って一つ実感できたのが、1945年までの50年間台湾は日本に属していた。と言う事。
高校では世界史を取っていないので詳しくないけど、中学でちょっと習ったと思う。
高校の世界史の資料集で確認してみたら、なんと2行くらいしか書いていなかった。

今回の旅行ではそのことを折に触れ実感できた。
九份と言う所も懐かしいような気がしたけど、あれは台湾の伝統的な建物ではないって。日本だった時に日本人が建てたものばかりなんだって。
だから昔の日本っぽい。

街もそう、台北は大都会だけど昔の建物がたくさん残っていてどこを覗いてもノスタルジーって感じです。
西門にはきれいな赤レンガの八角形の建物が残っていました。

       

中之島公会堂みたい。こんな建物が街のあちこちに残っているんです。

日本語を話す人も多い。もちろん商売に必要なんだろうけど、それだけであんなに話せないと思う。それに話し方が自然です。
お年寄りは今でも日本語を話せるらしい。

話しに聞いたのでは、日清戦争で台湾が日本に譲渡されてから50年経って第2次世界大戦の後に中国に返還された。
その時は喜んだんだけど、実際に変換されてみると元の方が快適だったと言う人が多かったそう。
それで親日家が多いんだと。

地下鉄や車を見ても、日本の資本や考え方や物がたくさん入っているのがわかります。

スーパーやコンビニに入っても、商品はほぼ日本と同じです。まったく同じ日本語のものもある。
街のポスターにも日本語が入っていたり。

スカイツリーみたいな101って言うのがあったり、ファッションの具合も同じよう。
街を歩いていると、日本で似ている場所を思い起こします。
渋谷、原宿、秋葉原。難波、日本橋、本町。まったくもってそう言ったところそのままの風景と雰囲気なんです。

台北駅の近くの地下街に入ってびっくりしたのが、まさしく秋葉原だったから。
アニメのフィギュアやグッズの店がず~っと並んでいて、メイド喫茶もそれから執事のカフェもあった。(執事、外から見えなくて残念!!!)

中国からの観光客がたくさんいたけれど、台湾の人たちはより日本人の佇まいと似ていて洋服のセンスも近い。

それでもやっぱり今の日本とは少し違う。
強いて言えば、空襲で焼けないで地震が来ないで昔のまま穏やかに残ってたら日本がこんな風だったかな?って感じです。
(台湾にも空襲が来たのかも知れないけどそれは知りません。)

日本は戦後はアメリカの影響がとても強かったんだと思う。西洋のものもたくさん取り入れたと思う。日本を見てると「戦争に負けた!」って言う事の後遺症が後を引いているような気がする。
台湾はそう言う事がなくて自然のそのままの文化のように見える。

それでいて工業も農業も盛んで伝統も残っている。不思議な穏やかな豊かな国。

台湾の夏は昼間が暑いので、人は夜に出歩くんだって言ってた。それで夜市が盛ん。
私たちが居た西門は日本だと心斎橋か原宿みたいなところだけど、夜に出歩いても全然怖さを感じなかった。
私は心斎橋のアメリカ村だったら夜はちょっと怖いと思う。

       

あと、行った時は母の日のちょうどすぐ手前。私もきっとこの旅行は母の日のプレゼントだと思うんだけど、台湾の母の日の取り上げ方がとても盛んだった。
どこに行っても母の日の商品のアピールがたくさんあったし、実際にカーネーションやハートの包み紙の箱を持っている人をたくさん見ました。
だいたいケーキ屋さんやパン屋さんがキャンペーンをよくしている。

       

台湾の人は家族やお母さんを大切にする気持ちが大きいのかなあ?と思った。

とにかくいろいろと親しく懐かしく好ましく思えました。台湾。また行ってみたいなあと思う。

九份のおみやげやさんで買った陶器のネコのマッサージ器がとっても具合が良いです。可愛いし。
これでコロコロしながら、台湾のゆったりを思い出しています。

       



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世界一親切です。

2015-05-08 18:23:53 | 旅 Journey
台湾に行ってまず印象的なのはトイレ。
着いた空港のトイレが男性用と女性用の間にこんなのがありました。

       

お父さんもお母さんも子どもを連れて入れるトイレだと思います。小さな便器と大きな便器が並んでいました。広いので障害のある人も利用できると思う。このサインとしつらえが良いなあと思った。

設備も近代的で清潔で日本のと変わらないかそれよりきれいと思う。
ホテルのにはウォシュレットも付いていました。
ただ配管が細いらしく詰まりやすいので、どこにも使用したペーパーをゴミ箱に入れるように書いてありました。流さないで!と。
始めは違和感があったけど、慣れると当たり前になる。
良く考えてみると、日本でもあの紙がいくら溶けるとは言え、水と一緒に流されて、それが綺麗になるまでにどれだけ大変かと思う。
紙ごみは燃やすのが一番良いかも。

スリランカでは紙を使わないで水で洗い流す。それも日本人には違和感があると思うけど、慣れたらより清潔で良いと思えた。

トイレ、どこに行っても興味の対象です。


もう一つ思ったのは、赤信号で待つバイクの事。車よりも前にたくさん並んでいます。その風景が壮観。
ね、なんかすごいと思いませんか?良く観たら停止線が車のが後ろで、バイクがその前に来るようになっている。
バイク、どれもきれいで皆ヘルメットをかぶっています。バイク天国だなあと思った。

       

車は日本車が圧倒的に多いです。スリランカだと中国の車が多かった。それとインド。
道路もきれいで整備されていて、日本と変わらない。ただ右側通行だった。

交通で言うともう一つは地下鉄。故宮博物院に行った時にバスと電車で移動したのを始めに、それから度々地下鉄で移動しました。
他の国の交通って利用するまでどんなのかわからなくてドキドキするけど、台湾のは日本のと変わらないかもっと整備されてると感じた。
これが故宮博物院の近くの士林(シーリン)と言う駅です。

       

これが私たちが利用していた西門の駅。

       

タッチパネルの券売機で簡単に券が買えます。でも券とはこれ。始めはこれを紙の券に交換するのかとドギマギしていたら、近くの人が「それが券だよ!」って教えてくれた。

       

これを自動改札の入り口のセンサーにかざすと入れます。降りる時はこれを投入するところがあって、放り込むだけ。
何回も使えて便利だなあと思う。もちろん日本のように一日券やICカードも普及しています。
さすが電子大国台湾。
何度も言うけど、どこもいつもだれかが掃除していてきれいです。

タクシーはどの会社のも黄色。そしてちゃんとごまかさないで目的地まで丁寧に運転して連れて行ってくれます。

この移動に関して、乗り物そのものよりもこの旅行で一番感心したことは、人が親切だと言う事です。
中国人の友達も「わからなかったら周りの人に聞いて!台湾の人は親切らしいから」と言う。娘の台湾に留学していた友達も「世界一親切!」って言ってたって。それがその通り。予想以上想像以上です。

故宮博物院に行くのにタクシーを呼んで貰おうとホテルのカウンターに言いに行ったら「下に降りて道に出たらすぐに捕まえられますよ!」って。
それはどのタクシーに乗っても大丈夫って事だと思った。それで道に出て止まっていたタクシーの運転手に地図の指さしで行って欲しいところを伝えると、「私は予約で待ってるんだ、ちょっと待ってよ!」って他のタクシーを一生懸命手を上げて呼んでくれて、止まったら行先を伝えてくれた。
タクシーのうんちゃんにタクシー捕まえてもらうって、ないわ~って思った。親切!

世界4大博物館である故宮博物院。それはそれはすばらしかったです。ちょうど90周年。
有名な白菜(翆玉)と肉の所はものすごく混んでたけど、他はそれほどでもなくゆっくりと時間をかけて全部観れました。
この前オーストリアで皇室の秘宝を観た所だけど、中国の宝物もそれを上回るくらいのすごさだと実感できた。
どの一つも日本だと呼び物で展覧会が出来るんじゃないかと思うくらいの美しさ、息をのむ技巧。

私は美術館や博物館はその国の教養の高さや教育の水準を示していると思うけれども、その意味でもここは申し分ないなあと思った。
展示の仕方や館内の環境やミュージアムショップの豊かさ。博物館好きの私にグッとくる演出が揃っていました。美しい!観やすい!
展示内容に対する情熱も伝わってくる。
国の博物館が良くない時にものすごく落胆するけど、それはなかった。実はスリランカではものすごく残念でした。あれはどうにかしないと、外国から来た人に教養を疑われると思う。

       

その帰り、タクシーの呼び込みがあったけど、ちょっと怪しいなと思ってバスに乗ろうと。
すぐにバス停があったので待つ。すぐに来たので運転手にシーリンの駅に行くかと聞いて乗る。料金は30元。ところがシーリンと名のつく停留所がいくつかある。どこかと迷って近くの人に聞いたら「次ですよ!」って教えてくれる。その時は英語で尋ねたんだけど流暢な英語で帰って来た。
そう、他にも何回もきれいな英語ですぐに教えてくれた人たちがたくさん街にいました。日本ではそうは行かないんじゃないかと思う。
街で携帯会社の呼び込みをしていたお姉さんも上手な英語を話していました。
そしてその周りの人たちもどうにかして助けてあげたいと思っているのが見ていてわかる。そして私たちが目的の停留所で降りたらホッとしてるのも。

私もだけど、娘が極端な方向音痴です。それでその後に娘が行きたいと言っていた場所に行こうと駅で降りて歩いていたら、何度地図を見て行っても違う方向に歩いている。それでわからなくなってそばの人に聞いた。その人は英語も日本語もわからないので中国語で話して、そしてスマホのアプリで日本語に訳して会話してくれた。そしてとうとう、こっちよ!と近くまで歩いて連れて行ってくれました。
随分歩いたと思う。ほんとに申し訳ない。
あんまり親切で何か要求されるかとも思ったりしたけど、全然だった。私たちが到着すると思ったらすぐに「じゃあね!」って言って自分の方向に戻って行った。
かっこい~!もう天使かと思ったよ。

着いたところは日本で言う繊維街。大阪の本町みたいな所でした。とにかく手芸用品や布屋さんがたくさんあります。
いろいろと興味深く観た。娘は私にこれを見せたくてここを候補にしたんだなあと思うとそのやさしさに胸打たれた。

       

その近くには市場もあった。どの国でも市場が好きだけど、ここでも。特に肉屋はすごい。

       

冷蔵庫にも入ってなくて、大きな塊の肉や内臓が並べられたりぶら下がったりしています。
ちょっとびっくりするけど、良く観たらどの肉も新鮮で清潔。こうやって豚のどこの肉かすぐにわかるようなこんな肉、素晴らしいと思う。
日本でどんなブタから出来たどこの肉かすぐにわからないようなのだとごまかされるかも知れないなあと。

3日目に行ったこの市場。龍山寺の近くです。ここは台湾の錦市場だと思う。
昔ながら、そして今は観光客はほとんどいなくて、暮らしに沿ったものが売られている。

       

惣菜屋もたくさん。さながら「千と千尋の神隠し」なんだかわからないけど美味しそうなものがたくさん。
でももしかしてここで買うのは家庭の主婦ではないかも知れない。
台湾の人たちはあまり家でご飯を食べないらしい。
朝もお店で食べて会社に行く。もしくは買って行って会社で食べる。
そんなふうな「おにぎらず」みたいなのを買って行く人も見た。ご飯に薄焼き卵と肉のデンブみたいなのとソーセージみたいなのを乗せてぐるっと巻いてビニール袋にキュッと入れたの。すごい迫力だったな。
オフィスでもお茶の時はタピオカミルクティーとか配達してもらうんだって言ってた。もちろん夜も外で。
それで小さな屋台がたくさんそこここにある。そして安い。そして薄味で美味しい。だから毎日食べられるんだと納得。
旅行者には最適だなあと思う。

あ~、思い出したらお腹減ってきた。続きはまた。












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漢字の国へ

2015-05-07 14:43:31 | 旅 Journey
娘の招待で旅行に行ってきました。
親孝行の娘で幸せ。

そこは漢字の国でした。どこからどこまで何から何まで漢字で書いてあります。
マクドナルドもこの通り。

       

そこには「千と千尋の神隠し」の舞台になったと言われる九份と言うところがあって、情緒があって素敵。

       

       

湯屋のモデルになった蒋介石の奥さんが建てたホテル。圓山大飯店。大飯店はホテルの意味。レストランではありません。

       

あと、夜市が盛んで楽しく美味しい。

       

       

とか、とにかく食べ物が何をどこで食べてもとっても美味しい!味付けが関西人の好みドンピシャ。

       

       

       

これ、胡椒餅って言います。豚肉とネギ醤油味。黒コショウが後からピリッと来るのがたまらんうまさ。

       

魚介は避けてたけど、最後のランチに食べたこの牡蠣のお好み焼き風がなんともかんとも美味しかった

       

とかいろいろあります。

特にスイーツが絶品で、豆や豆乳、寒天やフルーツをたっぷりと使ってヘルシーなのに美味しい。

       

このかき氷。日本のと随分違います。フワフワ!融けない。そして甘すぎない。

       

       

などいろいろありますが、そう言う事はたくさん書いている人がいると思うので、他にもこの旅で気付いたことなど書こうかと思います。
初めて行った台湾。その素晴らしさは食べ物だけじゃないって。



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夏みかんマーマレード

2015-05-06 23:25:31 | 食べ物 Eat
昨日買った夏ミカンをマーマレードに。
随分昔から使っているレシピを観て。
夏ミカン3個に砂糖が300gって少ないなあと思う。ミカンは1キロくらいあるので。

皮を剥いて薄く切るんだけど、今日は切る前に包丁を研いだ。そうすると作業効率が良い事この上ない。
包丁を前後に動かすだけでスイスイ切れて行く。
やっぱり違うなあと思う。研ぎ。今の私の課題。

       

実を丁寧に剥いて中を使う。白い皮と種はまた別にペクチン液を作るのに使います。
マーマレードが出来たら煮沸しておく。1年経っても大丈夫。

       

この和紙のマスキングテープがとても便利で気に入っている。前に知り合いに貰って、その後探したら似たのを見つけた。なかなかない。
ラベルのこの柄が一番使いやすいのにな。いつも置いてほしい。

       

果物1キロ。これくらいが一回では作りやすいなと思う。琺瑯の鍋も小さいし。
またこれから果物が出るたびに少しずつ作り足して行こう。あんなにいっぱいあったのに、今は今日作ったのだけしかないので。

ゴールデンウィーク、まさしく黄金なり。輝く毎日。楽しい。
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空豆ごはん

2015-05-05 22:46:15 | 食べ物 Eat
今日見つけた良いもの。
菖蒲の葉、お風呂用。久しぶりだなあと、お花屋さんで見つけて。

いつものようにオアシスに寄って「おひさま市」を見たら、えなみのうじょうの野菜はなかった。そしたら他のを探す。もうとさ千里がないので。ここで見つけるのが良い。
ここは生産者と消費者がガチで勝負するところ。産直なので、いろいろ工夫して作ったもの、たくさん作りすぎたもの、いろいろ混ざっています。
それをあらゆる感覚と勘を使って選り分けるのが消費者の仕事。
それでもこんな風に一言、メモで描いてあったりレシピが入ってたりすると「おや?やってみようかな?」と籠に入れる。
始めは豆ごはん食べたいなあとうすいエンドウを取ってたんだけど、変えた。
夏ミカンはマーマレードに。
この豆、こんな小さいソラマメ観た事ない。ご飯と炊いたら赤飯みたいになるて、なんのこっちゃ?興味津々で買う事にした。

       

帰って豆を出そうと剥いてみたらわかった。なんじゃこれ?紅いソラマメ。綺麗!緑のヘタとのコントラストが限りなくアートだなあと思う。
このふわふわの寝床に並んでるところ自体がもう素敵だけれど、その上にこの色彩!素晴らしい。
いちいち感動しながら一つ一つの豆を剥く。

       

この緑のヘタがてっぺんの立てた髪の毛みたいでものすごく可愛い。

       

美しい!この色、好き!

       

普通の米と一緒に塩を少し入れて炊く。そしたらやっぱり赤飯みたいになった。

       

豆を齧ってみたら、中は翡翠色。綺麗!そして味も美味しい!
買ってみて作ってみて良かったなあと。この生産者にお礼を伝えたいけれど、連絡先がない。
レシピを入れるくらいだったら、連絡先も書いてくれたらいいのになと思う。
生産者からの一方通行じゃなくて、消費者からのレスポンスも出来て会話できるように。
それくらい料理が楽しかったしレシピが役に立ったし美味しかった。
これからもいろいろ出てくるの楽しみ!
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グランフロントにてAlles Guteの作品展示しました。

2015-05-03 22:29:19 | 工房working place
うれしはずかし、グランフロント大阪にて作品の展示がありました。朝一番で会場に行きます。
一番奥に配置されていると思ったら、少し手前に移動されていました。その方が良く見えると言う配慮から。
ネコと暮らす、犬と暮らす生活をテーマに、各作家が作品を寄せた展示と設計士による建築の話。
私たちAlles Guteでの出品です。

       

もっとアップに。

       

お昼過ぎまでいましたが、知り合いには会えず。どなたか来て頂いていたらありがとうございます。

久しぶりに梅田に行ったけど、さすがのゴールデンウィークで凄い人です。酔いそう。
それでもグランフロント北館は人が少なかったので良かったような、会場としては良くないような。
それでもこんな大きな舞台で見せて貰ったのが誇らしいです。
これからも頑張ろう!
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shear shore shorn

2015-05-02 22:13:48 | ウールクラフト WoolCraft
今年初の毛刈りディ!
滋賀県のローザンベリー多和田まで。

今日の毛刈りのために残された羊。他のは師匠が先週刈りました。

       

まず、師匠の毛刈りを観る。いつみても気持ちの良い毛刈り。
そして刈られた毛です。これをフリースと言います。

       

このうねうねがマニアにはたまらんっ!

       

今日参加した毛刈り娘(?)3人同時に刈って行きます。
私も頑張る。お腹の泥でカチコチになっている所をハサミで刈りながら「最後まで刈れるかなあ?」と弱気の発言。先が遠く感じられた。

       

午前中で半分くらい。刈った毛を取って後は午後に続きを。観に来る人がたくさんいるので2回に分けることにした。
半分毛が刈られた羊の間抜けな姿(笑)かわいそうに。

お昼はバーベキュー。野菜は畑から採って来て好きなだけ食べられます。
美味しかった!

そして午後に続きを。お腹が片付いたらなんとなくサクサクと進む。それでも時間がかかり、手こずる所も。
師匠が観に来てチェックをする。私の鋏があまり切れないらしい。そうだろうな。切りにくい。
そして師匠の鋏を貸して貰って使うと、面白いようにシャッキシャッキ刈れます。
そうやってどんどん進んで一頭分全部刈れました。良かった!

もう羊の補綴はほぼ大丈夫。不安なく羊を支えられるようになった。時折師匠にその時にふさわしい体勢を教えて貰ってするけれど、それも失敗なく羊を動かして固定できるように。羊、今日は寝てたなあ。くぅくぅ。

今度の課題は鋏の研ぎ。これで毛刈りが決まると言う事がわかった。どれだけ良く研げるかが毛刈りを決める。
難しそうだから専門の人が居たら聞いてみたいけど、やってみよう。

刈り取った羊毛。

       

羊が舐める塩の塊があった。レンガみたい。可愛いな。

       

みんな刈り終えて、最後に一頭残っているのを師匠が刈るのだと言う。それを目指して坂を上って行く。
こんな看板があった。

       

羊たちの過ごす気持ちの良い場所。

       

出て来たのがこれがまたボスと呼ぶにふさわしい角のある大きな大きな羊。この毛並み。貫禄。
気性が荒く、今日もすでに3人が頭突きの犠牲になったと言う。
ここの人が「どうでしょうかね?」と言うので「先生なら大丈夫です!」と言う。



その羊を柔道の技のようにくるりと転がして刈り始めた師匠。これが圧巻でした。
ものすごく大きい羊、ものすごく多い毛の量。暴れそうになる羊を制しながらバリカンでぐいぐいと思い切り刈って行く。

       

観ていたら毛の大きな塊の中にバリカンを差し込んで中から羊を取り出しているような錯覚に陥ってきたほど。
私だったら羊の形が見えなくて戸惑うところだ。それを躊躇なく羊の形にバリカンを進めて行く。
何かに似てるなあと思ったら夏目漱石の「夢十夜」の運慶と快慶が大きな木から仏像を彫っている話の事だった。
あれも木の固まりから仏像を彫ってるんじゃなくて、中に埋もれてる仏像を取り出しているんだと言うセリフが出てくる。まさに今日の毛刈りもそんな感じ。
そうやって取り出された羊。

       

最後の一頭の毛刈りも終わり、気持ちの良い風を感じながら帰り支度。
少し園内を観てみたりした。花の手入れが丁寧にされていて美しい庭園。

       

また来たいなあ。と思う。米原から近いところです。お近くの方は是非!

終わってまだ早かったので、少し滋賀を楽しんでゆっくりと温泉に浸かって晩御飯も食べて帰る。
あの大きな羊の毛を一頭分貰って帰った。どうやって使おうか?一緒に毛刈りをしたフェルトの師匠は「布団を作ったら?」なんて言ってたけど。
ちょっと考えよう。

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一日手を動かす

2015-05-01 22:20:08 | 工房working place
久しぶりに工房へ。
工房の近くに去年も咲いていた。ジャスミン。先週来た時はちらほらだったのに、もう少し枯れて来てる。

       

モッコウバラも綺麗。

       

自分のうちに住んだら、この二つは植えたいなあ。


着いてすぐにしたのはカバンの繕い。ここにはたくさんの糸があるので。

このカバンは気に入っていて、何年も暑い時期に使っています。寒い時はフェルトのがあるので。
それで角がどこも擦り切れてきました。それを糸で補強します。

       

私は縫うのも刺繍も繕うのも全部シャッペスパン手縫い用です。色もたくさんあるし、つやがあって好きです。縫い目も美しく見える。
良い感じ。

       

お昼はオムライス。夫と息子の弁当の残り。鶏胸肉と玉ねぎとトマト缶を炒めたソースを持ってきた。それを冷凍庫の冷やご飯を解凍して混ぜてフライパンで炒める。皿に盛って、薄焼きの玉子を乗せたら出来上がり。簡単で美味しい。ちょっとチーズも入れた。

       

それからフェルトの作品に取り掛かる。
新しい仕事のパートナーが出来て、そこに出す分。これからの時期はフェルトは難しいけど、とにかく作ろう。
しばらくお休みしていたので、少しフェルトしただけでくたくたになる。それでも結構進んだ。今度仕上げしよう。
一人でもきちんとした時間に帰るようにしています。暮らしが細ったら続けられないと思うから。

野菜パーティーの時に作って置いたカレンドラの軟膏。まだ途中だったので続きをします。
融かして漉す。

       

そうしたら黄色い綺麗なクリームが出来ました。
前から置いておいた上等の化粧品の入れ物に入れてみた。
スプーンに付いたのや、瓶に残ったものを手に塗ったりして感じを観る。
一回作ってから長く置きすぎたからか香りが予想よりあまりないけれど、良い感じです。これから使ってみます。

       

さ、急いで晩御飯を作ろう。
朝から用意していた生地を切って丸めて伸ばす。

       

今日はロシアの水餃子、ペリメニです。もうすっかりうちの定番料理。
えなみのうじょうのディルが美味しい。たっぷり使って食べられるのが幸せ!お腹いっぱい食べた。

       
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