季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ドクダミ茶できた

2017-07-07 20:25:45 | 食べ物 Eat
友達のうちの庭にたくさん生えてたドクダミを貰って干していた。
しっかり乾いたので、それを手で揉んでフライパンで炒ってみた。
試しに急須に入れてお湯を注ぐと、ちゃんとお茶になってる。

       

臭みもなく、良い香りで良い味です。
お茶ってこんな簡単に出来るんだな。びっくり。
他のハーブでもやってみたいなと思う。

今日観た映画「おみおくりの作法」
賞を貰ったと聞いて、「おくりびと」的なものかと想像してて、なんだか辛気くさいかなと録画してたけどしばらく観てなかったやつ。
そしたらちょっと違った。



一人暮らしで身寄りのない人が亡くなった時にその始末をする仕事をしている人の話。
実際の処理は業者に頼むから、亡くなった人に触る事はない。
ただ残されたものをチェックして、その人に合った宗派でお葬式をあげて、弔いの言葉も考える。

そんな仕事ぶりをやりすぎと捉えられて、首だと言われる。辞める前に取り掛かった最後の案件の調査でいろいろな人に出会う話し。

観ながら、これは患者さん達の話だなあと思う。

始めのシーンで、いろんな宗教、宗派のお葬式に誰も参列しないのが続くけど、なんだかほんとに空しい感じがする。
そして最後の人を調べて行くにつれて、その人の人生にどんな苦しい事が起こったか、どんなに人を傷つけたか、そしてどんなに愛したかがわかると
私が日頃接している患者さん達もそうなんだろうなあと思えた。

一人で死ぬ人が誰も悪いだけの人じゃないって事。
そうなるには大体それなりの理由がある。まあ大体子どもの時の環境。それか戦争などのとてつもなく苦しい体験。
それで心と体を壊して、お酒におぼれて人との関係もうまく行かなくて。
一人。
悪い状態の時にあまりにひどい事をしたので、その人たちとの関係は修復されることはあまりないみたい。
でもだからと言ってその人たちの事を憎んだり嫌ったりしてたかというと、たいていの人は大事に思ってると言う事を言う。
そう言う人たちの人生の良いところを死んだときにもう一回観てあげると言うのがこの映画の主人公の大切な仕事なんだなあと思って観た。

ほんとのところは、ここまでする人はいないだろうし、する必要もないのかもしれないけど。
この映画を観ることで掬われる人たちがたくさん居るだろうなと思う。
クリニックの人たちはクリニックや断酒会やA.A.で仲間が居て、亡くなったらお葬式に行く話も聞く。一人じゃなくて良かったなと思う。






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夕日に向かって

2017-07-06 21:44:41 | 工房working place
工房仕事だけど、自宅にて。

梅雨の晴れ間。羊毛を洗おうと。
1.5キロ。
そして人形の仕上げ。

私のはやっぱり白い襟をつけた。ちょっとお兄さんに見えるよね。
くふふ、夕日に向かって走り出しそうだわ。
そして妹のは甥っ子にそっくり!あんまり似てて可愛いので遊んでたら、甥っ子が嫉妬したってくらい。

       

妹も作りながら「これ、みんな作るべきやわ」って。
材料を追加で注文して、もっと作ったり講習したりできるようにしよう。


晩御飯に
キュウリの刻んだのと納豆と柴漬けを混ぜて食べたら美味しい。夏に良いなと思う。
思いついたと思ったけど、今はやってるらしい。
キュウリだけで食べるより、納豆だけで食べるより美味しい。

       

10年くらい使ってた炊飯器の内窯が、もうこれはダメでしょう!って感じになって来たから買い換えた。

       

お店の人に言われて半信半疑だったんだけど、新しい内窯で炊いたご飯がすごく美味しい。
内窯の表面がダメージを受けるのって、炊飯に影響ないと思ってたんだけどあるな。
こんなことならもっと早く換えれば良かった。

台風は通り過ぎてその後の雨が長くて多い。
梅雨だからな。
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子どもの遊び人形、男の子

2017-07-05 21:33:37 | 工房working place
工房にて。

パートナーの妹と作業。
洗ってほぐした羊毛を梳く。
新しく開発した人形作りのシェア。
一緒に作ってみる。
まだ私も勘で進めているところがあるので、しっかりと確認しながら。
シンプルバージョンを通って、細かい細工をするバージョンに。
いつも難所は髪の毛。これが意外と難しい。難しい割にうまく行かない事が多い。
まあうちで子どもが遊ぶんだから、ちょっとくらいヘンになっても大丈夫なんだけど。
そこで思いついた技法を試す。
シンプル。簡単。早い。
そして出来たのがこの天然パーマの男の子です。
夫の若いころに似てる。掛け値なしのこれくらいのボリュームを誇って居たなあと懐かしむ。
なんとも可愛らしい!

       

洋服の作り方もさらに考えて、長袖に出来るようにした。

すごいなあ、すばらしいなあ。これが一日で出来るなんて。

妹が作った物。観ると笑えるくらい甥っ子にそっくり!ほっぺの感じとか髪の毛の感じも。
ほんとに自分や自分の子どもに似るなあ。

もうこれはウォルドルフ人形と全く違う領域です。見た目は似てるけど。
秋の個展に出せるようにしたいです。

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人生も紡ぐよ

2017-07-03 20:22:23 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

前の日、暑かった。夜も暑くて起きた。それで「患者さん達も寝れなくて起きてるかなあ」と夜中に考える。
明日は疲れて来るだろうなあと。

朝から会ったら「暑かったね昨日」って話。やっぱり寝れなかったよねえって。
来るって言ってたけど来れない人も。

来た人もかなりしんどそうだったり。
良く来たね。

それでも話をしながらぐんぐんと糸を紡ぐ二人。
色とりどりの美しい面白い糸が出来てくる。

       

何の気なしに面白くみんなであれこれと話してるんだけど、同じメンバーで毎週話していると、時々物事の深淵に触れる時がある。
それを感じてみんなでひえ~ってなったり。
すごい映画5本くらい観た気になったよだって。

そんなこんなのゆるやかで時々ドッキリなハンドワーククラブです。
来週もみんなに会いたい。なんとかなんとかつらい時、やり過ごして。
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子どもの遊び人形、開発

2017-07-02 11:11:35 | 手仕事 Handicraft
ずっとずっと長い間、良い感じのを模索してた。
いろいろやってみたけど、なかなかこれって言うのにたどり着けなくて。
それが何十年の時を経て探し当てました。

子どもが遊ぶ人形の作り方を新しく開発したよ。
思わぬ材料を使って、手ごろな、子どもが遊びやすい、比較的早く簡単に作れる、いろんなバージョンに変化させられる、ちょうど良い頃合いの人形です。
これはシンプルバージョン。小さい子どもさんに。

       

それに手を加えて行くとちゃんとした人形にもなります。

       

可愛い!どうしても自分の子どもに似てくるのが人形。
ちゃんと研究してさらに良い感じに作り方など仕上げて行きます。
凄いもの発明しちゃった!
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キーワードは六道

2017-07-01 10:42:06 | 旅 Journey
有頂天家族Ⅱツアー第2弾。
スタンプラリーの残ってる所を訪れる。

南禅寺。初めて行った。
蹴上からの入り口が良い感じ。幻想的。

       

襖絵が美しい。本堂の天井画の龍も。

       

庭が美しい。堪能する。

        

庭に六道の庭がある。どこがどんな風に?
ちょうど「Too young to die」って映画で六道を再確認したところ。
地獄・餓鬼(がき)・畜生(ちくしょう)・修羅(しゅら)・人間・天上。
6つあるんだけど、映画でもそうだったけど、人間が感心あるのは地獄が一番なんだなあ。
良く観ると、地獄と人間の間に餓鬼と畜生と修羅がある。畜生は良いとして後の二つってあんまり意識してないなあと思う。
この映画で天国がおかしい。笑える。こんな所なの?



六波羅蜜寺で初めて空也像の本物を観る。このお寺、得も言えぬどんより感を感じるんだけど。

       

近くにあった幽霊飴の店。

       

そして六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)
有頂天家族の矢二郎が住んでいる井戸。ってこの世とあの世を繋ぐ井戸だった。
鴨川ホルモーでも出て来てた。(続編の方と思う)
お祀りしてるのが閻魔様。大きい。迫力ある。そしてその横にお祀りしてる人はこの世とあの世を行き来していた人と言う事。
閻魔様。実はお地蔵さんの姿を変えたものだそう。
初めて知った。
お地蔵さんってそこここに在る。そして子どもの姿で現れる。お地蔵さん大事にしないとな。子ども、大事にしないとな。
でもそこもやっぱり得も言えぬどんより感を感じてあまり長居しなかった。なんだか怖い。

帰りに狸小路を通って

       

鴨川を渡って

       

なんだか美容院なのに、和洋の紡ぎ車がある所を通って

       

六角堂へ

       

へそ石様を拝む

       

最後に行ったのは新京極のアニメ―ト。こんなことがないと行く事ない。
アニメはたくさん知ってると思うけど、私の知ってるアニメはあんまりなかった。

       

めでたくスタンプを5個以上ゲットして記念ファイルを貰う。

結局、六道珍皇寺のあたりは、京都が都だった時に死人を運んでいた辺りだったらしい。それでこの世とあの世の境みたいになってる。
そんな雰囲気がぞわぞわと伝わる場所だった。

ずっと上がって行ったら清水寺に行けるらしい。清水寺、子どもの時以来行ったことないから、いつか行こうと思う。
今、改修中らしいけど。

森見登美彦氏の小説の舞台はまだまだいろいろあるから、また京都巡りしたいなあと思う。
夫は小説を読んでないのに良く付き合ってくれるなあと。ありがたい。


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