1.15倍の世界観




CKV36スカイライン 走行距離が5万キロを迎え、SUNOCO RacingATFの交換を実施しました。
これまでも何度かBLOGで取り上げていますが、比較的新しい車両のATF交換は『圧送式』でのオイル交換しか行うことができません。
これはATユニット~ATFクーラーのホースにATFチェンジャーを割り込ませる形で交換を行います。
最大のメリットは車両に流れているATFの約90%以上も交換することが出来るという点です。(これまでの循環式では50%程度)
それに加え使用するATFは、僕が最も信頼している米SUNOCO社の最上級スポーツグレードのRacingATFです。
熱や劣化に強い100%化学合成油であるということや、摩擦係数が高くスポーツドライブに適していることが主な点ですが、そういう事よりも一番の利点は交換した直後からスパンッスパンッとシフトが切り替わっているスムーズさというのかな?
もう少しわかりやすく言うと、クルマ好きのオーナーさん達が『ああっ なんか変速の仕方が違うぞ!』って感じやすいATFであるという事で、この感覚はスペックよりも何よりも 最も大切なことであると僕は思っています。


同時にDAYTONA BigThrottleを装着しました。
60mm→62mmにボアを広げたThrottleをツインで装着。 先ほどのATFと同じで、その効果を体感しやすいポイントを確実に押さえて作っています。
例えば山道を走りブラインドコーナーに差し掛かった時 アクセルを入れるか放すか かる~くアクセルペダルに足を載せてコーナーをクリアー ジワッとアクセルを踏むときの感覚が今までの1.15倍増し(笑)
自分で書いていながら、なかなか微妙な言い回しですが、平たく言うと そもそもDAYTONAが行う車造りの基本コンセプトはチューニングカーではなくスーパーノーマルですから、この1.15倍の積み重ねでしか見えてこない世界観を最も大切にしているのです。


思いをこめる。



CKV36スカイラインクーペにDAYTONAフロント アンダーディフューザーとスポーツエアクリーナーの装着を行いました。
アンダーディフューザーは主に高速走行時の直進安定性の向上やエンジン(油温)冷却の向上を主に考えていますが、それ以外にもエンジンオイルを交換しやすいようにサービスホールの新設や誇らしいDAYTONAのパンチングロゴ等(笑)
アイデアが沢山詰まったパネルです。
エアフィルターに1枚にしても同じ。 低抵抗乾式ペーパーを採用することにより吸入効率は約130%向上 エアクリーナBOXにセットするアタッチメント部とフィルターが合わさる箇所に厚めのラバーを巻くことにより、すきま風を完全にシャットアウト。
それでいて通常のメンテナンスはエアブローのみ 通常交換サイクルは1万キロ毎 この高性能が1年も続くのです。

これら全てのパーツは車大好き山本友基ならではのアイデアで、僕だったらこういうパーツが欲しいな~って思い描いて形にしたものばかりです。
当然ながらDAYTONA Sports ECMやDFV OHLINS Ver.DAYTONAも全く同じ目線で物事を見て出来上がっています。
大きなパーツも小さなパーツも ダンパーもフィルターも 僕たちが提供するもの全てにはDAYTONA DNA Yamamoto Spiritsがもれなくついてきます。  

DAYTONA FRONT UNDER DIFFUSER CKV36
DAYTONAスポーツエアクリーナー 

DFV OHLINS Ver.DAYTONA ESE for CKV36


CKV36スカイラインクーペにDFV OHLINS Ver DAYTONAの装着を行いました。
愛車の走行距離は5万キロを超え、これからどのように愛車と付き合っていくか? このテーマがすべての始まりでした。
ブッシュ交換やブレーキO/H等 『リフレッシュする』項目は多々考えつくのですが、僕はまずダンパーに目を向けることにしました。
これまでも他社製品の車高調整ダンパーを装着されてはいましたが、
巨体な車体に20インチの大口径ホイール+低扁平タイヤを受け止めるには頼りない印象を受けましたので、ESE仕様へリニューアルしたばかりのOHLINSダンパーをお勧めしてみました。

フェアレディZとスカイラインクーペでは使用するシリンダーケースやシャフトは同一でも、ケース長、減衰力、バネレートの見直しを行なっています。
それは車重や車そのもののキャラクターを考えてのことで、車重1480kgのフェアレディZと、車重1630kgのスカイラインクーペ 
取り付けだけなら共有は出来ても、その性質は似て非なるものです。 


先日のBLOGにも書いたように、この日の福岡は大雪 納車予定日の午前中はこの天候でした。
納車を延期しようかとも思いましたが『いや~ これくらい想定内ですから問題ないですよ~』って受話器の向こうで楽しみにお待ちいただいてますので、
正午迄に車高調整、4輪アライメント調整を行いオーナーさんのお引取りを待ちます。


日頃の行いか? 納車時には吹雪いていた景色が嘘のように天候は回復です。
それまでは通行止めだった高速道路も、このタイミングで解除! 待ってましたと言わんばかりに、伸び伸びと羽ばたくように帰って行かれました。

後日頂いたメールの一部に『決して安くはない買物でしたが、良い買物が出来たと思ってます。』って書いていましたが、まったくもって僕も同感です。
確かにその内容にかかわらず数字だけを見るとOHLINSは安いものではありません。 
だけど僕がこれほどまでにOHLINSを支持し続け、自信を持ってお勧めできる大きな理由の1つとして、簡単に言うと感動を覚えたといいますか、、、、
黄金色に誇らしく輝くOHLINSを保有する喜びに勝り、その装着する喜び。 
僕自身も一オーナーとして、それまで不満タラタラだった僕の心に訴えかけてくれ、車の楽しさを再認識させてくれたあの日のことを思い出しました。

DFV OHLINS Ver.DAYTONA ESE for CKV36


唯一無二


DAYTONA Sports ECM Pack.B施工です。
去年12月にDFV OHLINSを装着してくださったオーナーさんです。
VQ35DE中期モデルですが、アクセルペダルとエンジンスロットルが同調したかのように気持よくスムーズに加速してくれるセッティングを狙ってみましたがいかがですか?
純正のようにモサ~とした立ち上がりとも、レスポンスのみを追求したギクシャクした動きでもない、ごく自然と楽しむことが出来る特性にマッピングを行なっています。
ファインチューンを施したNAエンジンならではのシャープさを楽しんでくださいね! 


CPV35 スカイラインクーペです。
こちらは少し特殊なオーダーをいただきまして、なんと高速道路に乗るときはハイオクガソリン 市街地走行ではレギュラーガソリンを使用されるということで、少し頭を悩ませました。
ガソリンにはオクタン価というのがあり、一般的にはレギュラー90 ハイオク100と言われています。
基本となるレギュラーガソリンに対ノッキング対策としてオクタン価を上げた燃料がハイオクガソリンというわけです。
VQ35DEはハイオク使用を前提に作られているため、勿論、純正ECUも基本ベースはハイオク仕様です。 
ですが、万が一レギュラーガソリンを入れたときにでも走ることが出来るようにレギュラーMAPというものが存在しています。
ノッキング等の発生で故障無く 最小限のパワーダウンで最大限のフィール向上を目指してマッピングを行いました。
この日は1/3程度はレギュラーガソリンが燃料タンクに入っているという状況でしたが、アクセル全開でもノックリタード無し。 
完璧です。
うまくまとめることができた満足感にひたりながら、まるではずむような軽快さでデイトナをあとにする姿を見送りました。

DAYTONA Sports ECM for VQ35DE

空間を作り出す為に、時を超えてやってきた!




前々からフォグランプの増設を希望されていたCKV36オーナーさん。
とは言え、このご時世 なっかなか好みのフォグランプを選べるほど豊富には揃ってないんですよね。
オーナーさんからの条件として
・バンパー両脇にマウント
・プロジェクターFOG
・HID ディスチャージライト
本当になかなか見つかりませんでしたが、なんとか探し当ててきました。
CIBIE ウォスキセノンフォグランプがこの商品です。

70mmのプロジェクターレンズよりHIDが照らされ も~う完璧にオーナーさんのリクエスト通りです。
ただ1点だけ言わせてもらいますと、取り付けが大変・・・。
運転席側のバンパー裏側には巨大なウインドウウォッシャータンクがドンと構えており、バンパーのダミーメッシュとのクリアランスは20mm程度。
対するCIBIE ウォスキセノンフォグランプは全長153mm レンズの部分を差し引いても120mmはバンパー奥側に引っ込みますので、やはり現状では装着は無理。
ウインドウウォッシャータンクを移設できないか・・・ 考えをめぐらせ、めぐらせ、悩み・・・
「ハッ!」
パッといいアイデアが浮かんできました。

これが悩める大人のお助けパーツ

実はこれ、昭和45年前後の日産車に標準で装着されていたウインドウウォッシャータンクなんです。
別名『カンガルー式ウォッシャータンク』とも呼ばれているアイテム。
日産純正部品ですので当然ながら耐久性を含む品質には何の問題もありませんし、配管、配線を繋ぎ直すと何の問題もなくウォッシャーは作動します。

欲しいものは確実に手に入れる。
しかし見た目の美観や実用性も含めて失うものも妥協する点もあきらめることも何も無い。
これぞオトナのチューニングの見本と言っても過言ではないような作業でした。 

今頃はスイスかな? 沢山の土産話をお待ちしておりますね!



選び抜いたもの 選びぬかれたもの



今年6月に納車されたばかりのCKV36スカイラインクーペ オーナーさんが入庫してくれました。
念願に念願のSACLAM砲を皮切りに、DAYTONA Sports ECM Pack,BとDAYTONA Big Throttleをも同時装着です。

CKV36用のSACLAMサイレンサーは、CPV35のようにフェアレディZ用をベースに改造しているのではなく、スカイライン独自のユニットを持ち合わせています。
両車比較すると長さが異なることは勿論ですが、よ~く見るとレゾネーターの取り回しがフェアレディは内側 スカイラインでは外側に配置されています。
また、レゾネーターの固定方法1つ見てもSACLAMの拘りを見ることが出来、レゾネーター固定用ステーは「固定するもの」としての役目以外にも、SACLAMを選んでくれたオーナー向けへの「満足感」を増してくれんばかりのホールパンチが、レーシーかつお洒落な演出も併せ持っています。

また、わずか走行2000kmのスカイラインですが、DAYTONA Sports ECM、DAYTONA Big Throttleは永遠にその新品時の性能を発揮し続けてくれます。
消耗は無く、メンテナンスも一切不要でありながら、ずっと高性能を発揮し続けてくれる特殊なTuningパーツです。
一刻もはやく手に入れたオーナーだけが、永遠に楽しみ続けることが出来るDAYTONA自慢のオリジナルアイテムです。

■DAYTONA Sports ECM Pack,B for CKV36
■DAYTONA BigThrottle Ver2
■SACLAM SILENCER KIT For CKV36




意思を感じる


山陽地方よりCKV36スカイラインクーペのオーナーさんが来店してくれました。
勿論 お目当てはDAYTONA Sports ECM Pack.B  追加でMOTUL8100 5w30エンジンオイルの交換もご依頼頂けました。

作業時間は約3時間  待ち時間の楽しみ方の1つに博多駅ビルをご紹介しています。
食事、買い物、映画、喫茶 1箇所で全てが揃っていますので、ご夫婦、カップル 勿論、単身でも待ち時間を余すことなく満喫できるスポットであります。
時間をかけ遠方から福岡に来てくれたのですから、どうせだったらDAYTONA以外にも福岡、博多の街をユックリと見ていただきたいなと思って案内させてもらっているのが1番の理由です。
アクセスはラクラク DAYTONA最寄りのJR大野城駅から快速電車で10分で日本随一の駅ビル『博多駅』に到着です。
この日のオーナーさんも博多駅をご案内 地下にあるラーメン屋さんで餃子と合わせて食べたら満腹になったとニコニコしながら帰ってきてくれました。

肝心の作業は、何の問題もなくクリアー
スカイラインのECMをアナウンスしてからはご依頼も相当頂くようになりましたので、V35,V36系 ほぼすべてのデータが揃っています。
Z34と見比べて面白いなと感じるポイントは特にVTC,VVELマップ 同型エンジンを搭載しながらスカイラインはスペシャリティクーペ フェアレディはスポーツクーペ
しっかりと特性を区別してマッピングを行なっているところにメーカーの意図といいますか、明らかに顧客ターゲットを明確に別け考えている特性を見ながら『DAYTONAはこう考える』って僕なりの明確な意思をECMに吹き込んでいます。
しかも、今回のオーナーさん ご職業柄、法には絶対逆らわない(逆らえない?)お立場の方ですので、この勝負は使いもしない高負荷、高回転域でのポテンシャルアップではなく、ごく自然に使う常用域、法定速度以下でのPerformanceを最大限に発揮させる必要がありましたから、尚更最も得意とするDAYTONAの意思と自動車メーカーの意思を区別することが出来たのではないでしょうか?

DAYTONA Sports ECM Pack,B CKV36

10月19日(水)21:00~
デイトナTV go on air!!!
番組URLはこちら⇒http://www.ustream.tv/channel/daytona-racing

前略 パパ様





CKV36スカイラインオーナーさんが毎月、毎月 地味~?にカスタマイズを楽しんでくれています。
お仕事柄あまり派手に手を入れることが出来ませんので、見えないところで手を入れて面白くなりそうな箇所を見つけては、あれこれオーダーくださいます。
先月はCUSCO ストラットタワーバー ハイブリッド(新作のリブ付き)、SAMCOクーラントホース、インテークパイプ、SUPERLAPタイロッドエンド
今月はBiot2ピース フロントディスクローターを装着しました。

元々CUSCOの補強パーツを装着されていたこともあり、新しく装着したタワーバーで剛性確保を行い、SAMCOホースで吸入流速の確保や、劣化しやすい純正ゴムホース⇛高品質3層シリコンホースへと耐久性と信頼性 何よりも見た目の良さ!を手に入れ、ブレーキは・・・ 当初Bremboのカタログを見ていましたが、理性のために自粛され(笑)純正キャリパーベースに2ピースブレーキローターへ変更 70ピンホールを追加で加工するなど、それはそれで楽しんでいるようにも見えます。

カメラにギターにクルマに旅行と多趣味なオーナーさん
『本当にお金がかかる趣味が多くて・・・』
って笑って言いますが、理解のあるご家族にもめぐまれ、それだけのコト(仕事)毎日しているじゃないですか!
明け方4時とかみんなが寝静まっている時間でも仕事して、毎週毎週 西に東に飛んでいきバリバリ働いてますもんね。
そんなパワフルな方と色んなお話できる時間は僕にとっても心が安らぐ時間だし、「その場所に居るだけで」って位 DAYTONAがオーナーさんのオアシスになれたらいいなって 
僕はそう思うんですよね。 お疲れになった頃にまたお立ち寄りくださいね(笑)

PS CKV36オーナー パパさんへ
10月末発売のNIKON最新型ミラーレス一眼カメラV1の件、昨日発注しました。 
来月末から行くラスベガスに持って行き撮影してみます。 

nissan CPV35 with DFV OHLINS ver.DAYTONA




6月にDAYTONA Sports ECMをリフラッシュしてくれたオーナーさんが、足回りを良くしたいと相談してくれました。
車内には2つのチャイルドシートが装着されている愛おしいスカイラインクーペです。

現状は純正ダンパーにローダウンスプリング、タイヤはBS製のハイグリップラジアルタイヤの組み合わせです。
Z33フェアレディZも同じですが、純正ダンパーは唯でさえストロークが短く、設計上 常に軽くバンプタッチしながら走っていくように考えられていますので、ハイトが短いローダウンスプリングでは質の高い車を目指すのは不可能です。

そこで、DAYTONAが最も得意としているDFV OHLINSダンパーを用いて、上質な走りと 快適な乗り心地 ワクワクさせてくれるようなハンドリングを実現できないか?チャレンジしました。
国内ではROAD&TRACK仕様はZ33の設定はありますがCPV35の設定はありません。
例えマウント方法は同じでも、軸重はZ33とCPV35では異なりますし、ホイールベースの相違等 Z33用をそのまま流用しても好結果が出るはず有りませんのでなにかヒントになるようなことが無いかを探していたところ、スカイラインの需要が多いアメリカ OHLINS USAにはinfinity G35(スカイライン)の設定があることが判明しましたので、早速OHLINS USAのデーターを参考にDFV OHLINS ver.DAYTONA for CPV35を製作しました。

主な変更点はバネレートの変更(Z33 9.8kg ⇛ CPV35 11.6kg) リアはZ33同様8.9kgです。
また、必要に応じた減衰力、車高のセットを作りました。 
それに加え今回は追加作業でロアアームブッシュを始め、nismoで設定があるZ33向け強化ブッシュを全て使用し、同時に各関節を締め上げて、よりコントロールしやすいスカイラインを目指すことになりました。
4輪アライメントもZ33とは方向性に変化をもたせ、クイックなステアリングフィールの中にも直進安定性を追い求めるようリアのトーはZ33よりも+1.0mm程度インに振り、キャンバーは起きるだけ起こし+2.00度です。

各部調整を終え、いつもの試走コースに出かけて行きましたが、車風に似合わずステアリングを斬り込むとスパッと応答が良く旋回性能は抜群。
反面リアは恐ろしく粘りがあるトラクション性能です。 
試しにリアの減衰力を基準値よりも上げて試走しましたが、2ノッチも絞ると別物 トラクションが高すぎてプッシングアンダー気味になりましたので、今度はフロントも減衰を2ノッチ上げると、これがカクンと動いて また楽しい。 
よく曲がり、よく粘り、本当に扱いやすい車になりました。 

だけど、減衰上げるとそれはそれで揺れ動きも出てきますので、街乗りも考えるとまずは僕の推奨値でしばらくは乗った後 「あれはこうだ」とご意見くださいね。 
現状はオールマイティに扱いやすくBESTな設定です!

DFV OHLINS ver.DAYTONA for CPV35





nissan CPV35 HKS SuperCharger with DAYTONA Sports ECM





HKSスーパーチャージャーを搭載したCPV35スカイラインクーペオーナーさんがDAYTONA Sporst ECMへの書き換えに来店くださいました。

ノーマル⇛nismo スポーツリセッティング⇛エンジンブロー2回⇛HKSスーパーチャージャー+ノーマルECU
と、なかなか波乱万丈なカーライフを楽しんでいるようで、移動距離もハンパではなく現在の走行距離は20万キロオーバー! 
CPV35以上に惹かれる車 買い替えしたいと思うほどイイ車には未だ巡り合わず、それだったら今以上にもっともっと楽しめるスカイラインへとアップデートと言うわけです。

HKSスーパーチャージャーや、現状のノーマルECMも含め Z33VQ35DEの同仕様とは若干異なる箇所もありますが基本的な考え方は同じです。
ただ、スカイラインのほうが車重もあるので中低速域のトルクバンドを幅広く持たせるように注意しリセッティングを行い、高回転域では2度とブローを起こさないよう安全マージンを十分なまでに確保です。
6AT車ということもあり、乗った感じは まさにレーシングカート(笑) 結構なスリリングを楽しむことができます。

この日 台風の影響もあり、天候はあいにくの雨天 それでも納車1時間後には

『明らかに低中速域が激変してスーパーチャージャーを装着した時の感動が蘇りました!』

って連絡くださいました。 

天気は土砂降りでも、オーナーを載せたCPV35は晴天そのもの。 気分一新 大好きなスカイラインと一緒に、どこまでも走り続けてくださいね!
そうそう、筋トレが趣味と言うオーナーさん 
脱メタボ腹を目指す「やまもと」に、非常に効果的な筋トレをどうか教えてください。

ご来店ありがとうございました。

DAYTONA Sports ECM for CPV35

旅立ち




CPV35オーナーさんがホイール装着、4輪アライメント調整で入庫してくれました。
選んでくれたホイールはRAYS HOMURA2×7 RBC/ダイヤモンドカット  19インチです。 人気ホイール+人気カラーと言うこともあり予定していた以上に納期がかかってしまいました。

オーナーさん お仕事の都合でしばらくは福岡には戻れない生活が続きます。
『どうせだったら出発前にDAYTONAで一通り手を入れてから福岡を離れたい』
とのオーナーさんの思いとは裏腹に、ホイールの納期は遅れる一方  お盆前に入荷の予定が8月末まで納期が延びてしまい、最終的には出発2週間前にホイールが届くという 少しヒヤッとしたスケジュールでした。

合わせてDUNLOP SP SPORTS MAXX 235/35R19 275/35R19を装着したこともあり、程良く幅広にオシャレにキマって、これにはオーナーさんも待ちに待った甲斐があったと大喜びです。
仕上げに4輪アライメント測定を行い、偏摩耗防止、直進安定性向上に直接つながるシビアな0.1mm単位の調整も同時に行いました。


遠く離れた土地に行くわけですから「今からのお世話やお付き合いを」と考えるならば、新しい土地で新たな息を吹き込むことも考えたはずです。
しかしオーナーさんはそれを選ばなかった。  
オーナーさんの行動の意味や深さを考えると、嬉しいとか感謝とはまた違う 絆にも似た、心からの信頼関係を僕は感じました。
この先 どこに居ても どこへ行っても  僕が手がけたスカイラインクーペということに変わりありません。 
オーナーさんがスカイラインを降りるその日まで 我々は全力でサポートをし続けます。

ありがとうございました

大雨だった週末のDAYTONAは・・・ 


福岡地方はこの週末は大雨の2日間でした。
その天候の悪い中、DAYTONA Sports ECM+NGK イリジウムスパークプラグ+DAYTONA Sports エアフィルターが1つになったセットプランPack.Bのご依頼をいただきました。



去年DAYTONAでZ33を購入してくださったオーナーさん。 お久しぶりのご対面でした。
エンジンそのものは調子は良いのですが、VQ35DEにありがちなスロットルチャンバーのスラッジ詰まりが原因で、若干アイドリングが不安定でしたが、PACK.Bプランのスロットル清掃サービスの効果もあってプラン終了後はアイドリングも安定してエンジンの吹け上がりもとても良くなりました。
Tuning効果とメンテナンス効果との『Wパンチ』ではありませんが、『帰りの高速道をとても楽しく走る事が出来ました』との大変喜んだ様子の感想を頂きました。 

そうそう、恐らく気がつかれていると思いますが、現状のspec対してブレーキが若干弱い気がします。 
次の目標として純正+αの制動力を得る為にも、比較的購入しやすい価格の割には制動力も20%UP、対ダスト、対攻撃性にも優れたZONE 88B辺りのブレーキパットへの交換を検討されてみてはいかがでしょうか?
もっともっと安心して、益々フェアレディZを楽しむ事が必ずできますよ。

ご来店ありがとうございました。



こちらはCPV35型スカイラインクーペ  同じくPACK.BとDAYTONA BigThrottle施工でのご入庫です。
1週間を振り返ると2台のCPV35をDAYTONA Sports ECMへリフラッシュしたのですが、僕の想像をはるかに超える需要の多さに驚いています。

Zに比べ防音性に優れたスカイラインは、ある程度スピードを出しても外部からの嫌な情報はシャットアウトされますので、運転していても比較的安心感があり楽にドライブできます。 
気が付くと「おっ!こんなにエンジン廻していた」ってな具合で、Zの引っ張っていかれるような特性に対して、スカイラインでは一切の不安無く『自然とスムーズに廻るECUセッティングが最もスカイラインらしいかな』と思っています。 

僕の狙いはほぼ的中で『最初乗ったときは“何か変わった?”って思ったけど、気が付いたら“俺の車ってこんなに軽かったかな??”と不思議な感覚に包まれた』とオーナーさんが同日夜に連絡くださいました。
Z33用Sportsデーターをベースに「燃料MAP」と「スロットルMAP」をスカイライン向けへTuningしたSportsデーターはオーナーさんが思い描いていた想像通りの姿でしたか?

僕は手品師ではありませんから胸ポケットから鳩やトランプを出すような芸当はありませんが、僕が大好きな車や、僕が大好きなオーナーさんに対しては、少しでも『感動』を与えたり『楽しい』と思ってもらえるように、心の奥底から『感情』を引き出す事はできます。 
だけどそれは手品のような『技』ではなく、日本人が本来 どの世界中の人種よりも大切に大切にしている研ぎ澄まされた感性を養う事のできた『誇り』に近いものであると 今、僕はそう考えています。






その先に見える景色は?



先月よりCPV35,CKV36 日産スカイラインクーペのECU Tuningを開始しました。
この13年間 殆どの時間をフェアレディZと共に歩んできた者としましては、同一メーカー 共通エンジンを採用しているとはいえ、スカイラインに触れる事がとても新鮮に感じています。

オーナーさんは地元福岡の方で、今まではずっとディーラーさんにてメンテナンスやカスタマイズを依頼されていたと言うことでしたが、BLOG「一期一ヘェ」にてCKV35のECM Tuning開始の記事を見て、早速お問い合わせを頂きました。

ECMデータの考え方はZ33のVQ35DEが基本的にはそのまま使えますが、車重やインテークサクションの特性等を考慮して『少し』ひねりがあるスカイライン専用データーとして造りました。
それに加えボア径2mmを大きくしたDAYTONA BigThrottleも同時装着です。

作業前点検ではサクションホースの破れを発見したり、イグニッションコイルのネジが痛んでいたり、試走時に気が付いたブレーキディスクとバックプレートと干渉があったりと、思わぬ事態に遭遇しましたが『やっぱり車も人も、セカンドオピニオンって必要ですよね』って、オーナーさんの前向きな考えで、より深く、より良い仕事をやらせてもらえました。

CKV36スカイラインクーペの時も思ったのですが、Zと同じようなデータを入れてもスカイラインは同じようには走らない。
どちらが「良い」「悪い」ではなく、お互いの味、個性ってあると思うんですよね。
その部分を上手く引き出すことが出来ればECM Tuningとしては合格と思うんです。
スカイラインクーペの延長線上にフェアレディZがある訳ではありませんし、またその逆もありません。 
だけど個体特性がより強くなる魅力は十分にあり得ます。
 それが、僕が言い続けている『Super-Normal』理論です。
 



  

DAYTONA Sports ECM for CKV36 Skyline






『CKV36スカイラインクーペのECUはお願いできたり・・・・・しますか?』
 
KP61~AE86~S15
CKV36オーナーさんが乗り継いできた愛車達です。
パッと車歴を見ても分かるように、元イケイケ? 現ジェントルなスカイラインオーナーさんです(笑)

『スカイラインのあまりのモッサリ具合に驚いてしまった。
 スタートダッシュはTAXIにも負けるかも?』

何とも悲しい現実ですが、出来る限りのファインチューニングでCKV36を爽快に走らせてあげたい!
そう思ったオーナーさんは『まずはコンピューター チューニングだ!』と色々と情報を探しますが、
CKV36をTuningが出来るお店を見つけることが出来ず、ふと『同系車種のフェアレディZを扱うお店は地元にあるぞ』
と思いつきお問い合わせを下さいました。

ご依頼頂いたのはZ34でも大人気の“DAYTONA Sports ECM、DAYTONA Sports filter、NGKイリジウムプラグ”がSETになったPACK-Bと“DAYTONA BigThrottle”の同時装着をご依頼いただきました。
Z34と同じ内容をCKV36に行っても、不思議とZ34と同じ感覚にはならない所がまた面白いポイントでして、スカイラインにはスカイライン用のデータを製作してインストールを行いました。

勿論「これが正解だ」という事は、何処まで行ってもありませんが、オーナーさんのご要望と照らし合わせて今僕が感じる事が出来る『スカイライン らしさ』と言う空想のモノを形にしてみました。
追加でCFRPリップスポイラーのオーダーを頂きましたので、次回の来店時にでも感想を聞かせてくださいね。

さて、CKV36とZ34 確かに同じVQ37VHRを搭載されておりますが、ECUの書き換え用ソフトウェアは全くの別物なのです。
今までも、何度かCKV36の問い合わせを頂いていましたが、これからは出来るだけ多くのスカイラインクーぺのオーナーさんにも対応したいと思いますので、順次ソフトウェアの導入を進めてまいります。

CPV35、CKV36 スカイラインクーぺのオーナーさん お待たせいたしました。 
DAYTONA Sports ECM for CKV36 Skyline』販売開始です!

CKV36  SKYLINE‐COUPE  sporty package

3ヶ月前にCKV36スカイラインクーペにSACLAMサイレンサーKITを装着してくれたE氏がエアロパーツをつけたいとの相談を持ちかけてくれました。

装着したいエアロパーツとは、09年の東京オートサロンに日産が参考出品として展示したエアロパーツが今年1月にディーラーオプションとして製品化され「スポーティパッケージ」として販売されたものを装着したいとのことでした。

とはいえ今年1月に販売されたまではいいのですが、実はマイナーチェンジされており「どこまで」が前期と共通なのか解らないという難題付きでした。
ぱっと見は前期後期で同じように見えても、プレスラインが異なったりしたら一発で合いませんし、なんせ先月出たばかりのパーツですから前例もなし。
しかも「合わなかったから諦めよう」とは言えない金額設定(何と前後バンパーとサイドスカートやLEDウインカーミラーで40万円オーバー)

オーナーE氏は「このエアロパーツつけるのが夢だったんですよ」と僕に語りかけ その言葉は僕の肩に重くのしかかります(笑)
まあ、早い話 バンパー類の交換をしたいわけですから、前後フェンダーやボンネット、トランクが前期後期共通だったら何の問題も起きないわけですので早速調べてみました。

答えはあっさり出ました。


純正オプション その1
「ミットナイトグリル」
純正ではメッキ加工されたグリルをブラックアウト化しています。
さりげなくインフィニティエンブレムが良い味出しています。



定位置で撮影したつもりですが大幅に角度が異なるのはご愛嬌ということで。。。

純正オプション その2 フロントエアロバンパー
コレは流石に誰が見ても違いがわかりますね。
純正比52mm延長のロングノーズバンパーです。
左右に空いたダクトのメッキ処理も良いですよね~
ちなみに単体で17万円です!!



純正オプション その3 リアバンパースポイラー
マッドガード一体形状のようなデザインで全長は2mm延長
ダウンスポイラーですから特にエアロチックです。

純正オプション その4 サイドシルプロテクター
アフターパーツでも純正パーツでも同じでしょうが、サイドスポイラーって重要ですよね!
サイドスポ1つでどうにでも見た目が変化すると思っています。
とてもセンス良いスポイラーです。


純正オプション その5
スタイリッシュドアミラーウインカー
純正のLEDウインカーミラーですね。 まったくの余談ですが、配線処理が・・・ 大変です。。

そして唯一 純正?と異なるのは、ドアミラーの台座の部分とミラー下部が純正では黒色です。
せっかくエアロパーツも組むので、より一体感をだす為に同色ペイントを行いミラー本体もエアロっぽく演出して見ました。

いかがでしょう!
勢いで買ってしまったと、ややマリッジブルー気味?のE氏でしたが、完成した愛車を目の前にし「ホント 買ってよかった。 ホント このエアロつけるのが夢だったんです。」と大喜びの様子でした。
金額は確かに張りましたが、これほどデザイン性がよくフィッティングも良いエアロパーツなんて探しても見つかるものではないし、エアロチューニングは純正オプションやnismoパーツが大好きな「やまもと」も今回の「スポーティパッケージ」を選んだことは大正解だったと思います。
問題は前期ボディに流用で装着できるか否かの問題でしたが、そこも難なくクリアー

09年にすごく衝撃を受けた参考出品の日産エアロパーツ
夢にまで見たエアロパーツを今は現実の愛車に装着しています。
お気に入りの音楽を聴きSACLAMサウンドを聞きながら素敵なドライブ、愛車生活を楽しまれてください! 
フェアレディZ同様 素敵なスカイラインオーナーさんのカーライフもサポートいたします!!

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