明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



先日、85歳になった母が妹の貯まったマイルを使い、一人で飛行機で広島に行って来た。広島出身のK本の女将さんとT千穂の女将さんに、土産に紅葉饅頭を買って来た。ドラマでキムタクが凍らすと美味しいといっていた。K本からの流れで母を交えて皆さんとT千穂でひとしきり。明けて本日。私の携帯電話がない。母と連絡を取る必用があったので公衆電話へ。まったくしょうがない。と母。確かに初代携帯電話は行方不明のままだし、何度壊したかわからない。先日もコンビニに忘れたばかりである。 私が最も嫌いな機械はパソコンのプリンターで、癇癪の素、ともう何年も使っていない。次が携帯電話であったが、ここまで使っていると、まあ有った方が便利になっている。その後公衆電話から母にかけるが、何度かけても留守電。携帯に転送するのを忘れて出かけたらしい。そうこうして夕方友人から、母から電話があり、私の携帯電話が家にあったといっている、という。昨日、バッグに入れて持って帰ってしまったらしい。T千穂に行くと、ここにも母から電話が来た人がいて、みんな知っていて笑われた。結局私は留守電に、母は自分のバッグに入っている私の携帯に、一体何をしている。と親子で罵倒しあっていたことになる。まったく年寄りはしょうがないな。ということで事なきを得た。 しかし今書いていて、昨日、母を送り出す時に、持っているのが邪魔、とつい母のバッグに入れたような気がしてきた。せっかく年寄りはしょうがない、ということで収まったので、蒸し返すつもりはないが。

※世田谷文学館にて展示中

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