明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



最近金融詐欺が酷い事になっている。なんとかファイナンスだなんだと、ネット上にいくらでもある。あるサイトを見たら、代表取り締り役の挨拶があって、何々で御座います。という名前とその文章の最後の名字が違っている。だいたい資本金26億の会社で無料のHPというのがそもそもおかしい。金融庁に電話して確認したら詐欺会社であることが判った。こういうのは警察にいっても削除に動いてくれないのは被害者に訊いて判っていた。そこでフェイスブックに、これは詐欺だとURLをさらしたら自動的に取り締りの顔がアップに。そこらに転がっていた爺を風呂に入れて背広着せたに違いない。さらに床屋代と焼酎代くらい貰ったんだろうか、と。しかし後で考えてみれば、こんな事で顔をさらしているのは利用されている人に決まっているわけである。 この人物一体誰なんでしょう、と投稿があった。ある企業の代表取り締りがネット上のインタビューを受けており、件の人物の同じ写真と別カットが掲載されていた。名前も当然違っている。勝手に使われていた被害者だったのである。私はフェイスブックを使いこなしているとはいえず、一度投稿したら削除は出来ない、と思い込んでいた。慌てて、そういえばそにこらに転がっていたにしては品があった。その品格故、犯罪に利用されてしまったんですね。とまったくフォローになっていないフォロー。 それにしても、そうと判れば放っておく訳にはいかない。某企業にお知らせした。案の定秘書の方も全く知らず驚いていた。さっそく動かれるであろうが、知らなかったこととはいえ、どこかに転がっていて風呂に入れられ背広を着せられ、床屋代と焼酎代をもらった爺扱い。このままではまずい。投稿の削除の仕方を教わり事なきを得たのであった。

※世田谷文学館にて展示中

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