エドガー・ポー3体目のマント姿の仕上げを進める。なかなか格好が良いように私には見える。 ポーのイラストその他は、多くの場合、怪奇映画のマッドサイエンテイストのように描かれる。しかし、当時の証言によると、気難しいアル中そのもの、というような意見は多いが、ハンサムで物腰の上品な紳士であった、という証言が女性だけならまだしも、男性の中にさえある。 確かに26歳の時、13歳の美少女を口説き落として妻にしており、そんな子供にさえ自作の詩を読んで聞かせ、ウットリさせるだけのものがあったに違いない。伝記などを読むのは、写真だけ見ていても伝わって来ないイメージを得るためである。よってマントを羽織ってすっくと立ち、またはパイプをくわえた名探偵に扮して充分。まずはそんな人物にしてみたかった。 夕方、SさんとKさんと居酒屋に行く、Kさんは定年後、4年も経つのに検査に行こうとしないので、私が騙して、ようやく行かせた。しかし結果を聞きに行くのが怖い、と毎日そればっかりで、うっとおしくてしょうがない。怖いからって朝から飲んで結果を聞きに行くなよと言い聞かせる。周囲では、むしろ異常がなかった場合、飲み過ぎてケガして、また救急車に乗るはめになるのでは、ともっぱらである。 外に出て、隣に新しい店が出来たな、と思ったら、この間『孤独のグルメ』に出て来たカレーの店であった。行列ができているらしい。
※世田谷文学館にて展示中
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