明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



最近の手法は今までと勝手が違い、とまどうことがまだある。この世の要領でどうしても考えてしまう。制作中の建物は、わざわざ曇りの陰影の少ない日に撮影した。しかし当初から空は雲が多い青空にすることだけ決めていたので、最後の仕上げに出来るだけ晴天に建物の色を変えた。晴れている割に影がないように見えるだろうが、そのとおりである。主人公がそもそも人間みたいな顔をしているが人間ではではないし、すべてが嘘臭くても、それはそれで良い。私がルールブックである。私の都合で世界だって左右も反転させるぜ、私の辞書には右も左もない。 予定では本日人物を撮影して配すれば完成する予定だったが、明日倉庫に預けてある作品を出して一斉に記録しておく必要があるので、二度手間になっても、と撮影は後日にした。そんな訳で深川江戸資料館に預けっぱなしにしておいた九代目市川團十郎もようやく帰宅。ついでにゴールデンウイークに落語関連の催事があるので、と三遊亭円朝と古今亭志ん生展示の依頼を受ける。 今まで個展は随分やったが、おかげでスタミナ、ペース配分には自信があったのだが、昨年の中頃始めたばかりの手法は、頭への浮び方もちょっと違う。明日一通り眺めて鴎外、乱歩に続いて制作する作品を考えてみたい。 寒山拾得はどうするべきか。なにしろ墨絵なのか何なのか手段は判らないが、よぼよぼになった頃、やっているかもしれないな、とうっすら思っていたテーマなので、ヘタクソなハードル選手のように、ハードルを前に歩数が合わせられず、“ぢっと手を見る“”という状態である。

銀座青木画廊「ピクトリアリズム展Ⅲ』5月12日(土)〜5月25日(金)20日(日休)

2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtubeより

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載7回「“画狂老人葛飾北斎”」

HP














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