明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



先日撮影した竹林の葉の部分を切り抜く。重なり合っているので面倒である。ユーチューブで音楽を聴いたりしながら作業。ネットの映像で面白いのは動物が異種間で仲良くしているのを観ているとなんとも微笑ましくてたまらないものがある。 ほとんどがアメリカ人だろうが、自宅のガレージでギターやら何でもかんでも自分で作ってしまう連中を観るのも好きである。それこそバカじゃないか、という物まで。毎日恐いかみさんに叱られ、ガレージで何か作ってる時が唯一幸せなんだろ?すっかりお見通しさ。 私は昔から、男が一人工作する姿にツンとくるところがある。何年か前、何か材料が必要になり、あそこにはあったな、と探すのが面倒なので、昔住んでいた町の日曜大工センターに行った。そこは日曜大工好きだった父とベニヤだペンキだ、と買いに来た店であったが、買い物している最中に、工作する男のイメージは数年前に亡くなった父の姿だった、と急に気が付いて、葬式でも涙一つ流さなかったのに泣けて来て、大工センターで泣いてる訳にもいかず、必要な物だけ買ってとっとと出たが、駅までの道中も涙止まらず。 何でこんなことを思い出したかというと、日曜大工好きのアメリカ人なんて陽気に決まっていて、流す音楽も明るく楽し気な物と相場が決まっているのだが、今日観た男はどういう変わり者だか、ドリルで穴を開けたりしながらやたら哀愁を帯びた寂しい音楽を流していたのである。



銀座青木画廊「ピクトリアリズム展Ⅲ』5月12日(土)〜5月25日(金)20日(日休)

2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtubeより

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載7回「“画狂老人葛飾北斎”」

HP

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