明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


青木画廊からDMに使用する画像を1、2カット選ぶようにとメールをいただいたので、1カットなら『蛸と画狂老人葛飾北斎』。もう一点なら『鏑木清方作三遊亭円朝像へのオマージュ』を選んだ。北斎は、私が作ったのは頭部だけではあるものの、陰影があったままなら蛸と北斎を絡めようとは思わなかったし、私のモットーである“及ばざるくらいなら過ぎたる方がマシ”が多少出ている気がするし、呆れて笑ってくれれば、という私の性質も出ているだろう。『鏑木清方作三遊亭円朝像へのオマージュ』はこの手法による、ヒトダマを従えこちらを横目で見ているバストアップの円朝に続いての二作目であり、すでに青木画廊のグループ展に出品しているが、一作目ではまだボンヤリしていたが、これによりこれを続けてみよう、と決めた記念的な作品である。 夕方打ち合せで今の時点での出品作を持って行く。ブラック系音楽ライターでもある方だったので、なんで私のロバート•ジョンソンやブラインド・レモン・ジェファーソンの横に並んでみたいというミュージシャンが現れないんだろう、と。しょうがないなクラプトンというのは冗談だが。

銀座青木画廊「ピクトリアリズム展Ⅲ』5月12日(土)〜5月25日(金)20日(日休)

2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtubeより

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載7回「“画狂老人葛飾北斎”」

HP

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