明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



三島由起夫の背中に唐獅子牡丹を描いてくれた彫Sによると、江戸時代の彫物は墨と赤だけだったという。女郎蜘蛛が彫物のモチーフにいつごろからなったかは判らないが、女郎蜘蛛といえば黄色が妖しさの象徴であろう。ホントのことなどどうでも良いといっている私だが、上手いウソをつくにはホントのことを混ぜるのがコツである。密かにウソをつくのではない。私の場合ほとんどウソ八百なので、あくまで密かにホントのことを混ぜる。黄色抜きの女郎蜘蛛に。 蜘蛛といえば、蜘蛛と蟹は構造からみて親戚ではないか。つまり食べたら美味い蜘蛛がどこかに存在するのではないか、と子供の頃から思っていた。以前ブログでそのことを書いたら、友人がタイだかベトナムの市場で観た気がする、と教えてくれた。ところが先日ユーチューブを観ていたら、宮川 大輔がタランチュラの素揚げを食べていた。タランチュラは毛だらけの大型で007などでも登場したが、実際は人間が死ぬ程の毒はないらしい。宮川大介は匂いはカニ、味はカニ以上といっていた。

『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載8回『昭和残侠伝“唐獅子牡丹”三島由紀夫』

深川江戸資料館 特別展『目で見る落語の世界』4月21日(土)〜5月6日(日)4月23日(休)三遊亭円朝、古今亭志ん生像出品

銀座青木画廊「ピクトリアリズム展Ⅲ』5月12日(土)〜5月25日(金)20日(日休)4月23日(休)

2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtubeより

HP

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