明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



臨済義玄の首を作った辺りから、やたらと眠くてしようがない。時差ぼけみたいなものなのか、それにしては元に戻らない。男に酷い目に合い続ける女の物語である朝ドラも、最後は再放送ばかり見ていた。眠れないよりはマシなので午前中だろうととりあえず寝ておく。 午後から蝦蟇蛙のイボイボを粘土を丸めては貼り付けた。子供の頃はイボが移るとかいって怖がられたが、そんなこともなく。多少は毒があるらしい。 ここまで作ってしまうと生き蝦蟇蛙を入手し、撮影する気はなくなった。琴高仙人が乗る鯉は、これは撮影後食べられるので、活き締め血抜きされた鯉を入手し撮影したい。水墨画ばかり見ていたが、実は赤鯉という話である。緋鯉とはニュアンスの違う赤地味た鯉にしたい。大体緋鯉では撮影後食う気にはならない。蝦蟇仙人もそうだが、首の次に、持たせる物などを制作し、胴体の制作に入る。ジャズ、ブルースシリーズの頃は首の次に楽器を作った。手順は昔から変わらないが、蛙と違って形の決まっている楽器は作るのが苦痛であった。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )