明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



人物14体、彩色が終われば撮影に入れるが、他にもやることがあるので、撮影を決めた物は、その前日にでも彩色することに。撮影自体は構図も決まっているし、物撮りに肝心なライティングは、べったりと陰影を出さないよう撮影するだけで、絞って撮るので、ボケ味も気にすることもない。念のため、と10カットも撮れば終わってしまう。背景無しの作品もあるが、問題は背景のある作品で、夏前からモニターに齧り付きになるだろう。 ジャズ、ブルースシリーズの時、コンパネに石膏で壁や石畳や草の生えた地面を作り、組み合わせで背景に使った。裏表を使ったが、何しろ重くて引っ越しの際に処分した。今回も、遠景、中景、近景と、今後のことも考え、組み合わせて使い回し出来るよう考えたい。 鯉に乗る琴高仙人の鯉は、腹中で成仏させることもあり、養殖物にする。血抜きして送ってもらうことも可能だが、本来生きたまま送ってもらい、死ぬと臭みを出し始めるので、鱗をそのままに処理するほど急ぐ必要があるらしい。そういえば、最初にタコを撮影に使った時、後で刺身で食おうと思っていたが、タコの恨みがましい目を見ながら撮影が終わる頃には食欲を失っていた。



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